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【プロ野球】

阪神の新外国人ヘイグ お立ち台では川崎仕込みの「カンパイ」

2016年1月28日 紙面から

阪神の入団記者会見でポーズをとる、ヘイグ内野手=兵庫県西宮市の球団事務所で

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 阪神に加入したマット・ヘイグ内野手(30)が27日、兵庫県西宮市の球団事務所で入団会見した。米大リーグ・ブルージェイズで同僚だった川崎宗則内野手(34)から「カンパイ(乾杯)」という日本語を教わったことを明かし、お立ち台でのパフォーマンスとして検討。チームを優勝に導き、ビール掛け実現を目標に掲げた。

 「勝って『カンパイ!』と言うのはみんなに喜んでもらえると思うので、やってみてもいいかなと思う」

 勝利の興奮に酔いしれる観客に向かって、お立ち台から決めぜりふを言い放つ。ファンと選手が最も一体感を味わえるシーンだ。特に外国人選手が日本語を披露すると、虎党に受けることが多い。オマリー(現打撃コーチ補佐)の「ハンシンファンハ、イチバンヤ〜(阪神ファンは一番や〜)」は大いに人気を集めた。

 ブルージェイズでは、川崎からいろいろな日本語を教わったという。「アリガトウ、コンニチハ、オハヨウゴザイマス…カンパイ」。乾杯はその中の一つ。もちろん、その意味も理解している。

 昨季は3Aで、136試合で打率3割3分8厘、11本塁打、92打点と活躍。高野球団本部長からは「中軸を打てる三塁手として獲得させていただいた」と期待を寄せられた。自身のスタイルについては「大きいのを狙うこともあるけれど、ランナーが一塁にいれば間を抜いたりとか。打席の中で判断する」と説明。状況に合わせたクレバーな打撃が持ち味だ。

 この世に生を受けた1985年は、阪神が唯一、日本一に輝いた年。そんな縁も持つ助っ人は酒の力だけではなく、プレーでも観客を大いに酔わせる。 (五島大裕)

 

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