何も響いてこない。
だから私はロックを聴く。
私は音楽が大好きで、特にロックが大好き。ロックを聴く時は、まず歌詞をじっくり眺める。アーティストがどんな気持ちでこの歌詞を書いたのか探ろうとする。曲ではない。歌詞ありきだ。そうやってたどり着いたひとつひとつの言葉を噛み締める。それが私のロックを聴くために行う、最初の儀式である。
前置きが長くなりましたが、ここでは私が大好きな曲の歌詞を、どうしてこんなに好きなのか。ということについて書いていこうと思います。
今回の曲はこちら。
UVERworldの『endscape』です。
私はとにかくUVERworldの曲が大好きなのですが、あえて今回は『endscape』について書いていきたいと思います。
『endscape』がどんな曲なのか。
それを知るためには実際に曲を聴いてみたり、UVERworldのホームページなどから情報を得るのも良いでしょう。
ここで書くのは私の気持ちなので(私の気持ちについては、ここでしか読めないと思います…たぶん。)そういうことで、よろしくお願いいたします。
では、早速。
まずいきなりですがサビの部分のフレーズ。
『与えもしないのに求めすぎていたんだろう』
これ、グッときませんか。
もう私的には全ての原因はこれに尽きるのではないか。とさえ感じてしまう、そんなフレーズです。
名曲はたくさんあるのですが、大体が何らかのことが原因で落ち込んだことに対する応援歌だったりします。あまり、原因というのは提示されないんですね。でも、この曲は確信をついてきました。もう一度、書きます。
『与えもしないのに求めすぎていたんだろう』
世間で言うところの雇用者と労働者の問題、婚活の問題、他、大なり小なり上手くいかないことの原因が、与えもしないのに求めすぎているからではないでしょうか。こればかりが原因ではありませんが、私はそのことがとても大きいような気がします。
それは、与えもしないのに求めすぎているという正論の前に次の言葉を置いているからです。そのフレーズも、やはりサビの部分にあります。
『ねぇ答えはないよ』
どうですか。
優しいですよね。
答えはあるんです。
与えもしないのに求めすぎてるから上手くかないという答え。
でも、それを相談者にアドバイスすると何となく角が立ちます。
だから最初に『ねぇ答えはないよ』なのです。(これを含めて、ここに書いてあることは私の主観なのでTAKUYA∞さんがどう思っているかはわかりません。)
『正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい 正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気づいているほうがいい。 ー祝婚歌の一節よりー』
正しいことを言う前に『ねぇ答えはないよ』と前置きをして、相手に答えを選ばせる。そんな優しさがにじみ出ています。
『endscape』の歌詞の素晴らしさを伝えるために、たった2フレーズ紹介しただけであっという間にこんなに書いてしまいました。このペースで続けていくと、おそらく終わらない可能性が高いので今回はここまでにしたいと思います。
皆さんもぜひ、UVERworldの『endscape』を聴いてみてはいかがでしょうか。
そして、私もUVERworld大好き!という方はぜひぜひ私のブログを今後ともよろしくお願いいたします。
ではでは。