メディカルキットRのおすすめポイント
◎ 払込んだ保険料のうち使わなかった分は全額返還される
掛け捨ての医療保険は嫌!という人におすすめ
◎ 貯蓄を兼ねた手厚い保障を持てる
掛け捨ての医療保険と組み合わせで持つことで、手厚い保障を確保しながら貯金もできる
◎経営の安定性が高い【東京海上日動あんしん生命】の医療保険
メディカルKit Rには、「健康還付給付金」というものがあります。
これは、契約時に定めた所定の年齢に達したときに、それまで支払った保険料総額から給付を受けた保険金を差し引いた差額が還付されるというものです。
つまり、「所定の年齢までの保険料は掛け捨てではない」ということになります。
例えば、30歳男性の場合、入院日額5,000円で所定の年齢を70歳とするタイプであれば、毎月の保険料が2,905円になります。
この場合、70歳になるまでの40年間の保険料総額は、
2,905円×12か月×40年=1,394,400円
となります。
70歳までに保険金を受け取っていない場合は1,394,400円全額が、受け取っている場合は1,394,400円から受け取った保険金額分を差し引いた残額が、健康還付給付金として返ってくる仕組みです。
そして70歳以後は、それまでと変わらず1か月2,905円という安い保険料で一生涯保障を受けることができます。
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メディカルKit Rは、医療保険の基本的な保障はしっかりついています。
入院給付金は日帰り入院から保障されています。手術も入院中だけでなく外来の手術も対応しており、放射線治療も保障対象となっています。
ただ、一般的な掛け捨て医療保険などと比べて、保障範囲がせまい点(詳しくは後述)には注意が必要です。がんなどの3大疾病や女性特有の病気などの保障が必要であれば、別途特約をつけることが必要です。
付加できる特約には、
などがあります。
なお、これらの特約は、所定の年齢になると返ってくる健康還付給付金の対象ではなく、掛け捨てとなります。同様に、特約によって受け取った保険金は、健康還付給付金を計算するときに差し引きされることはありません。
ちなみに、医療保険の保険料は、生命保険料控除(介護医療保険料控除)の対象になります。支払った保険料の金額に応じて所得税を減らしてもらうことができるのですが、一般的な家庭の場合であれば 保険料1か月分程度の税金が節約できる計算になります。
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保険料が安いと評判のオリックス生命の掛け捨て医療保険「新キュア」と保険料・保障内容を比較してみます。
メディカルKit R | 新キュア | |
---|---|---|
保険料 | 2,905円(終身払い) | 2,276円(60歳払済) |
入院中の手術給付金 | 5万円 | 10万円 |
外来の手術給付金 | 2.5万円 | 2.5万円 |
支払限度日数 | 1入院60日 通算730日 |
1入院60日 通算1,000日 |
先進医療特約 | なし(別途) | 通算2,000万円まで |
※どちらも30歳男性での金額。
※メディカルKit Rは健康還付給付金の受取年齢は70歳
※新キュアは60歳払済での保険料。終身払いの場合は1,582円となる
やはり新キュアなどの掛け捨て医療保険と単純に比べると、メディカルKit Rは保険料が割高。
しかし「将来使わなかった保険料が戻ってくる」ということも加味するとどうなるでしょうか?
70歳時点で使わなかった保険料が戻ってくることを考慮して、メディカルキットRが本当にお得な保険なのか、それとも単に割高な保険なのかを検証してみましょう。
まずは、70歳までに入院などがなく、一度も保険金を受け取らないパターンでメディカルキットRと新キュアの払込保険料総額を比較してみます。
【パターン1】 70歳までに保険金を受け取っていない場合
70歳時点の 保険料総額 |
80歳時点の 保険料総額 |
90歳時点の 保険料総額 |
|
---|---|---|---|
メディカルKit R | ※0円 | 348,600円 | 697,200円 |
新キュア | 819,360円 |
※メディカルキットRは70歳時点で支払保険料総額の1,394,400円が健康還付給付金として戻ってくるので、70歳時点での払込保険料総額は実質0円になります。
その後、90歳時点でもメディカルキットRの保険料の方が新キュアに比べて安くなります。
(ただし、先に確認したように、保障内容は新キュアの方が手厚いです。)
次に、70歳までに入院や手術があり、40万円の保険金を受け取ったとして、メディカルキットRと新キュアの払込保険料総額を比較してみます。
【パターン2】 70歳までに保険金を40万円受け取っている場合
70歳時点の 保険料総額 |
80歳時点の 保険料総額 |
90歳時点の 保険料総額 |
|
---|---|---|---|
メディカルKit R | ※400,000円 | 748,600円 | 1,097,200円 |
新キュア | 819,360円 |
※メディカルキットRは過去に受取済みの保険金をのぞいた額、つまりこの場合、994,400円が健康還付給付金として70歳時点で返還されるので、70歳時点での実質的な保険料は400,000円ということになります。
(支払保険料総額1,394,400円-994,400円=400,000円)
メディカルキットRは終身払い(一生涯保険料を払い続ける払込方法)しか選べません。
70歳以降も保険料の支払いは続くから、長生きするほどに負担する保険料総額が上がっていきます。
70歳までに一度も保険金を受け取らないパターン1の場合、トータルで考えたときの保険料はメディカルキットRの方が圧倒的に安いことになります。
70歳までに40万円(平均的な入院回数)の保険料を受け取るパターン2の場合、平均寿命に近い年齢になるとどちらの保険に加入していてもほぼ同じ保険料になります。
まとめると、次のようになります。
死亡時の年齢 | |||
---|---|---|---|
70歳代 | 平均寿命程度 | 90歳前後 | |
入院が少ない場合 | メディカルKit R | メディカルKit R | メディカルKit R |
平均的な場合 | メディカルKit R | 同じ | 新キュア |
入院が多い場合 | 新キュア | 新キュア | 新キュア |
この結果から、
健康には自信があるから、貯蓄ができて保険料がムダにならない医療保険が欲しい!
という人はメディカルKit Rを、
入院が少なくて済むかはわからない!
手厚い保障内容の医療保険が欲しい!
という人は新キュアを選択した方が良い、ということになります。
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差額ベッド代のことなども考えて入院日額を10,000円に設定しようと考えている場合、メディカルKit Rをうまく活用することができます。
メディカルKit Rの5,000円タイプと掛け捨ての医療保険の5,000円タイプの2つに加入して、実質10,000円タイプの医療保険にする方法です。
ここでは、前述の新キュアの5,000円タイプにも加入したとして考えてみましょう。この2つに加入すると、このような医療保険ができあがります。
毎月の保険料 | 5,181円 (2,905円+2,276円) |
---|---|
入院日額 | 10,000円 (5,000円+5,000円) |
手術給付金 | 15万円 (5万円+10万円) |
先進医療給付金 | 通算2,000万円限度 |
健康還付給付金 | 最大1,394,400円 |
新キュアの10,000円タイプ(60歳払済)の場合、毎月の保険料が4,416円なので、それよりは割高になりますが、保険料総額の半分を上回る額が70歳で返還されるのは大きいです。
さらに、裏技があります。
70歳で健康還付給付金を受け取った後、メディカルKit Rを解約してしまいます。そうすると保険料の払い込みが済んだ新キュアだけが残るので、保険料の支払がなくなります。
「子供が小さい頃など生活費が多く必要なときは、保障を手厚くしたい。老後は生活費も少ないし預貯金もそれなりにあるだろうから、そこそこの保障で構わない」
こう考えるのであれば、この加入の仕方がおすすめです。実際に入院することになってしまった場合でも、新キュアを優先して保険金を受け取っていけば、メディカルKit Rの健康還付給付金の目減りをおさえることも可能です。
このように、単独で加入すると他の医療保険と比べて損をする可能性が高いメディカルKit Rですが、加入方法次第で使い勝手の良い医療保険になります。
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このメディカルキットRは、東京海上日動あんしん生命の商品です。
あんしん生命は東京海上グループという大規模な金融グループの一員ですね。
保険会社の、通常の予想を超えたリスクに対応できる支払余力を示すソルベンシー・マージン比率は、2015年9月末の時点で3074.8%。
(ソルベンシー・マージン比率が200%を超えていれば、その保険会社は健全とされています)
あんしん生命は国内営業の生命保険会社全42社中7位と、上位をキープしています。
格付投資情報センター(R&I)による保険金支払能力格付も「AA+」とトップクラス。
経営の健全性は問題視する必要はほぼないと言って良いでしょう。