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特定機能病院の承認要件見直しへ 相次ぐ死亡事故受け
1月28日 13時49分

高度な医療を提供する「特定機能病院」で患者が死亡する事故が相次いだことを受け、厚生労働省は、死亡したすべての患者の事例を病院内で把握し必要な検証を行う事を新たに義務づけるなど、特定機能病院の承認要件を見直すことを決めました。
これは、28日開かれた厚生労働省の検討会で決まりました。
「特定機能病院」は、高度な医療を行っていることを厚生労働省が承認する制度で、診療報酬に一定の額が加算される優遇措置を受けることができます。
しかし、承認を受けていた東京女子医科大学病院と群馬大学医学部附属病院で患者が死亡する事故が相次いだことから、厚生労働省は去年、専門家による特別チームを設け、対策を検討していました。
28日は、特別チームでの議論を踏まえて死亡した患者のすべての事例を病院内の安全管理部門に報告させ、必要な検証を行うことや、安全性が確立されていない難しい手術を行う際は複数の医師が審査することなどを特定機能病院を承認する際の要件として新たに義務づけることを決めました。
厚生労働省は、省令の改正を行ったうえで、現在、特定機能病院として承認されている84の病院に対して、新たな要件を満たすよう指導していくことにしています。

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