働きたいのに働けない?!ママと家族の生き方を揺さぶる難題「保活」と幸せな暮らし #taikijidou0challenge
「待機児童ゼロチャレンジ」というキーワードで、なにやらTwitterが賑わっている? と思いきや、面白いチャレンジが始まっていました。
このチャレンジは、待機児童についての現実を少しでも広めたいと言う意図で始まったのだそう。
同じ職種の30代、かつなんとなく生息地が近しい……と勝手にシンパシーを抱いていた2歳差育児クロオ・クロオさん。
保育園を退園したいきさつをお持ちで、母は本当に働く必要があるのか? という鋭い切り口から訴えたりんごとひつじ・マナミさんから、バトンをいただきました。
きゃー、ご指名うれしいです! しかと受け取りましたよっ!
のど元過ぎれば熱さ忘れるってやつで、すっかり過去の思い出になってましたが、そういえばメッチャ悩んだじゃんー!
この度は当時の想いをほじくりかえしながら、語らせて頂きます。
やー「待機児童」って、働く妊婦さんにとって背筋が凍るキーワードなんです。
- 産まれてみないことには、どうなるかよくわからない子育て。
- 仕事とどう両立させればいいのか。
- 今と同じ仕事は出来なくなるんだろうな。
- マミートラックに乗っちゃうのかな。
ただでさえ不安なことばかりなのに、保育園に入園できるかもわからないの?!
見通しが立たなすぎてゾッとしますよね……。
もくじ
妊娠前、待機児童や仕事と子育ての両立についてどう考えてた?
結婚してファミリー向けのマンションに引っ越し、同じ地区でも入るチラシが違うんだと知りました。
初めて見た「認可外保育園」のチラシ。
そこには預けられる時間帯と「10万〜」という文字。
それが、はじめて「子育てをする自分」をイメージした瞬間でした。
- 子どもが生まれたらどうするんだろう?
- ヒィヒィ言いながら残業して、その上10万も払うとかアリエナイ〜〜。
- 子どもと過ごす時間がないなら、子どもを産む意味ってあるの?
当時の江東区は23区で一番保育園が少なく保育料も高いのだと知り、区による保育格差って凄いんだなぁ。
どこに住むかも大切なの? と想ったのでした。
働きたいけど働けないって死活問題
結婚するとき、どんな家庭をイメージしてましたか?
「子どもが産まれたら妻の収入が半減する」なーんてことについては想像したことがなく、非常にお気楽なものでした。
(ちなみに夫と私の稼ぎは5:5で、すべて折半していました)
女性人材を活用しようという雰囲気になり、男性の給与は下がっている。
「専業主婦ってステータス!」と思われる時代なのに、稼ぎ手の一人である妻が働きに出られない不条理。
なんなんですか! これはー!
変なとこだけ欧米化すんじゃなーい!
これじゃ少子化が進むのも無理もないです。
もし「待機児童」問題がなく、働きたいママがすぐに働きに出れる世の中だったら?
子どもを持つことをためらう方も減っていくのではないでしょうか……。
「保育園に入れるか」だけが、働くママの壁ではありませんが、保育園に入れないことにははじまりませんから。
確実に保育園に入れるためには、どうすればいいの?
育休が短くなろうと、保育園に入れる月齢になったとき、すぐに入園させる。
これが一番確実です。
わたしが住んでいる江戸川区には0歳児保育がありません。
そのため1歳になった年の4月に入園させるように動きました。
保育園入園を左右するポイント制
自治体によりますが、入園の優先順位を決めるポイントがあります。
例えば、両親共にフルタイムなら50点×2。
パートタイマーは40点。
近くに祖父母が住んでいると-10点。
介護しなくてはならない場合は+10点。
保育園に入れようと必死になるご家族は、たいてい両親共にフルタイムだと思うので、最低でも100点必要になります。
でですね! 保育園に入る前に、認可外の保育園に通っていたり保育ママ制度を使っていると1点プラスになるんです。
我が家では、この1点欲しさに、0歳4ヶ月で保育ママさんにお願いしました。
生後2ヶ月以降の赤ちゃんからあずけられるのですが、区役所で時期的に夏前には定員が埋まってしまうと言われ、泣く泣くの生後4ヶ月スタート。
たった「1点」のために、子どもとの蜜月を手放したともいえます。
うー、書いてて胸が痛くなってきました……(*_*)
これから仕事を探す人には不利
ポイント制の恐ろしいところは、これから仕事を探す人に不利だということ。
すでにフルタイムで復帰できるご両親が優先されるので、希望した保育園の人気が無いことを願うしかありません。
働かないといけない事情があるのに働けない。
保育園が決まらないから、ただでさえ難しい再就職が難航。
復職ラインに乗りそこねたら、運任せになっちゃうの?!
そこで……
区内の保育園で人気の無いエリアを聞いておく
区役所に保育園の申し込みの資料を貰いにいくと、どこにどのくらい保育園があるのか、倍率がどんなものなのか、聞けば教えてくれます。
また、区のコミュニティセンターなどで開催されている、ママ系サークルのイベントに参加すると、先輩ママたちに情報を教えて貰えることも。
地域によっても差がありますが、電車通勤される親御さんの多い都内では、駅から離れている保育園の方が倍率は低いです。
また、公立から私立に切り替わる園があったら狙い目。
先生方が一気に入れ替わるため、不安に思う親御さんが他の公立に転園させたり、様子見して敬遠することもあるようです。
とまぁ、良い保育園に入れようなんて考える余裕はありません。
入れるか否かなんですもん。
それでも入れなかったりする……
0歳児代から保活していた方は、みなさん保育園に入れている印象があります。
それでも、遠くから通っていたり、兄弟で別々の保育園に通っている子がいます。
また、激戦区に住んでいるご夫婦は、隣の駅の認可外保育園に3歳まであずけ、4歳から転園させていました。
ママが個人事業主なら……
もし、フルタイムの会社員ではなく、個人事業主として働いていらっしゃるなら、お仕事内容が伝わる資料や実績が伝わる資料の添付を求められるはずです。
この資料は気合いを入れておいた方がいいと思います。
担当者レベルの反応ではありますが、区役所で提出したときも話の種になりましたし、保育園に提出したときも小話につながりました。
それが実際の選考に関わるかはわかりませんが、覚えて貰えました(笑)。
何が家族にとって幸せなのか
とはいえ、はやばや保育園に入れて働くのが幸せだとも限りません。
3歳までの子どもは笑えないくらい病気にかかります。
娘は3月生まれなので、特に病気にかかった気が。
入園してすぐに中耳炎になりましたし、RSウイルスにかかり、ぜんそく様気管支炎の治療を2年半続けました。吸入は終わりましたが、今でも毎日薬を飲んでいます。
身体の問題だけではありません。
母親にべったりくっついて甘えたい時期に保育園に入った娘は、激しい人見知り、歯ぎしりなどのチックっぽい症状がでたり、保育園でしゃべらなかったりしました。
夫とは、娘が病気になるたびにどちらが休むか揉めたり、夜中やら朝型に仕事して挽回しようとすると、自分が病気になったり。すると軟弱だと言われたり。
あんた、べったり看病してないじゃんさー! とまぁ殺意も沸きましたw
保育園に通っているからこそ起きる問題が、間違いなくある。
欲張ると苦しくなるよ
あなたは、限られた時間の中で、いくつもの役割を満足いくようにこなせますか?
ブランクが開かないように、仕事をつないでおきたかった。
子育てにはお金が必要だからと、以前と同じくらい稼ごうとしてしまった。
器用にこなせる人もたくさん居る。
雑誌に載っているスーパーウーマンみたいな人もたくさん居るはず。
でも、わたしはスーパーウーマンにはなれなかった。
普通の人だった。考えたくないけど普通以下なのかも。
期待に応えられない自分が嫌になった。
育児と仕事の両立どころか、どっちも中途半端でサイテー。
家族みんながストレスを抱えて、自分は自信を失って……なんてこともありえるんです。
あなたと家族にとって何が大切なのか、しっかり見極めてから保活できたら。
待機児童問題がなければ、産後テンパった状態で、我先にと子どもをあずけないでいいようになるかもしれません。
ホント、早い者勝ちとかキツいです!
「この商品最後の1つなんですよ。次にいらっしゃったときには売れてしまってるかも」
という言葉の人生掛かってる版が保活な気がします。
おわりに:幸せな働き方を妄想してみる
さぁてここで、仕事仲間と妄想していた、幸せな働き方を書いておきます。
これも、待機児童問題が解決できないと始まらないんですけど笑。
- 都心のマンションの一室を借りて、フリーランスママ専用のシェアオフィスにする
- 子ども達はオフィスの近くの幼稚園や保育園に通ってもらう。
- 14時ごろから来てくれるシッターさんを専属で雇う(食事も作ってくれたらサイコー)。
- 夕食はオフィスでみんなで。
- 歯磨き、お風呂もオフィスで済ませて21時くらいに帰宅。
- いざとなったら泊まってもよし。
この働き方のいいところは、核家族ならではの「ママ=子ども」という構図から解放されることです。
お友だちと1対1で遊ぶとき、相手のことをほっといて好きなことって出来ないと思います。
でも、複数人の友だちと家で遊んでるときって、各々好きなことできたりするでしょー。
あのノリをイメージしてます。
- 子どもたちに複数人の目が届くこと。
- 遊べる友だちがいること。
- 連絡も作業も出来なくなる夕方の主婦タイムを、なんとかやりすごせること。
- 21時まで仕事できれば、お客様とのやりとりにラグが発生しないこと。
- なんか楽しそう。
待機児童がゼロになったとしても、ママが働き続けるためには、たくさんの壁があります。
しかし、保育園に通えないことにははじまりませんから!
少しでも働きたいママが社会に出やすくなることを願ってます。
それでは、バトンを
誰にバトンを回そう……と悩んだときにTLでアイコンをお見かけしたので、ピーンと来ちゃいました!
このバトン、受け取っていただけたらうれしい。
なごみや:諭吉さん
同じ学年のお子さんが居る諭吉さん。
娘さんは保育園児とお見受けしております。
きっと保育園に入るためのあれやこれやを体験しているのでは!
http://www.753ya.net
書庫のある家@i-cube:neronaさん
友人に教えていただき、この2年ほど、ずーっとfeedlyで購読しているブログ主のneronaさん。
お家のことやお金のことに詳しいイメージですが、きっと待機児童についてもわかりやすくまとめてくださるんじゃないかな! と思って無茶ぶりです。
2月中旬以降であれば参加できそうとのことで、楽しみです!!
http://icube2011.doorblog.jp/
参加概要はこちら
- 参加条件:ブログなどの記事を発信する媒体を持っていれば誰でも参加できます
- 内容:「待機児童」について思うこと、経験談、対策、喜怒哀楽、その他諸々を記事にする(ご自身のブログ等で)
- 記事のタイトルに「#taikijidou0challenge」を入れて、このチャレンジだとわかるようにする
- シェア方法:Twitterでハッシュタグをつけてシェアする
- バトンを渡す:自分が「待機児童」について考えを発表して欲しい人を2名指名する
- 期限:とりあえず4月1日午前0時までとします。
色んな記事がたくさんたくさん集まって、待機児童問題への関心が高まりますように。
それではっ。
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ルコ
こどもと楽しく暮らしたいワーキングママです。東京の端っこ在住の30代中盤。主婦レベルはとても低いですがムスメラブ。愛してます。→詳しいプロフィールはこちら / 文房具レビューブログ運営してます