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北朝鮮 事実上のミサイル発射台に覆いか1月28日 12時42分
北朝鮮北西部にある事実上の長距離弾道ミサイルの発射台に、覆いのようなものがかけられていることが分かり、韓国軍では、2012年12月以来となる長距離弾道ミサイルの発射に向けて組み立て作業が見えないようにして準備を進めている可能性もあるとして、警戒を強めています。
日韓関係筋によりますと、北朝鮮北西部のトンチャンリ(東倉里)にある事実上の長距離弾道ミサイルの発射台に覆いのようなものがかけられ、発射台付近での人や車両などの動きが活発になっていることが、衛星写真の分析で分かったということです。北朝鮮は、前回、2012年12月に「人工衛星の打ち上げだ」と称して、長距離弾道ミサイルを発射した際も、発射の8日前に発射台に覆いをかけ、人工衛星からミサイルの組み立て作業が見えないように準備を進めていました。
韓国国防のキム(金)報道官は、28日の記者会見で、具体的な言及は避けたうえで、「北朝鮮は今月、突然、核実験を行った。今後も重要な挑発の際には通知せずに奇襲的に行う可能性もある」と述べ、韓国軍としてアメリカ軍と連携し警戒を強めていることを明らかにしました。北朝鮮は去年、人工衛星の管制施設とする建物を新設したほか、これまでより大型のミサイルを発射できるよう、トンチャンリの発射台を増築したことが確認されています。
韓国国防のキム(金)報道官は、28日の記者会見で、具体的な言及は避けたうえで、「北朝鮮は今月、突然、核実験を行った。今後も重要な挑発の際には通知せずに奇襲的に行う可能性もある」と述べ、韓国軍としてアメリカ軍と連携し警戒を強めていることを明らかにしました。北朝鮮は去年、人工衛星の管制施設とする建物を新設したほか、これまでより大型のミサイルを発射できるよう、トンチャンリの発射台を増築したことが確認されています。
官房副長官「警戒監視に努める」
萩生田官房副長官は、午前の記者会見で、北朝鮮で事実上の長距離弾道ミサイルの発射に向けた兆候とも受け止められる動きがあることについて、具体的なコメントは差し控えるとしたうえで、いかなる事態にも対応できるよう情報収集と警戒監視に努める考えを示しました。
この中で、萩生田官房副長官は、北朝鮮で事実上の長距離弾道ミサイルの発射に向けた兆候とも受け止められる動きがあることについて、「北朝鮮のミサイルに関する動向については、政府としては重大な関心をもって平素から情報収集と分析に努めているが、個々の具体的な内容については事柄の性格上、コメントは差し控えたい」と述べました。
そのうえで、萩生田官房副長官は、「政府としては、引き続きアメリカや韓国などと緊密に連携しつつ、北朝鮮に対して挑発行動の自制や、関連する国連安保理決議や北朝鮮の核問題を巡る6か国協議の共同声明をしっかり守っていくよう求めたい。いかなる事態にも対応できるよう、緊張感を持って情報収集や警戒監視に努めていきたい」と述べました。
一方、政府は28日午後、NSC=国家安全保障会議の閣僚会合を開くことにしており、北朝鮮情勢などを巡っても意見が交わされるものと見られます。
この中で、萩生田官房副長官は、北朝鮮で事実上の長距離弾道ミサイルの発射に向けた兆候とも受け止められる動きがあることについて、「北朝鮮のミサイルに関する動向については、政府としては重大な関心をもって平素から情報収集と分析に努めているが、個々の具体的な内容については事柄の性格上、コメントは差し控えたい」と述べました。
そのうえで、萩生田官房副長官は、「政府としては、引き続きアメリカや韓国などと緊密に連携しつつ、北朝鮮に対して挑発行動の自制や、関連する国連安保理決議や北朝鮮の核問題を巡る6か国協議の共同声明をしっかり守っていくよう求めたい。いかなる事態にも対応できるよう、緊張感を持って情報収集や警戒監視に努めていきたい」と述べました。
一方、政府は28日午後、NSC=国家安全保障会議の閣僚会合を開くことにしており、北朝鮮情勢などを巡っても意見が交わされるものと見られます。