先日美容室でカットしてきました。小奇麗にしてもらえるのも嬉しいですが、もう一つの楽しみは、経験豊富な人生の先輩である美容師Mさんのお話を聞けること。今回も心に刻みたい言葉が3つありました。
「まだ、パートナーが自分を幸せにしてくれると思ってるの?」
これはパートナーシップについてのお話をしていた時のMさんの言葉。
昔のMさんは、たとえ完璧なパートナーが見つかったとしても、すぐにその彼では不満になって「もっともっと」と求めていたそう。このままでは自分が一生満足できず、不幸を自ら生み出していくことになってしまう。そこで考え方を変えたのだそうです。自分で自分を幸せにする、今の自分の在り方を幸せだと感じる、そうしたことで、パートナーへの期待や依存がなくなり、感謝できるようになった。
納得。私は今の相方に振られたのをきっかけに、幸せに条件を付けることをやめました。今はまた相方とつきあっていますが「ひとりでも幸せ」がベースにあるとすごく楽です。相方が自分を一方的に幸せにしてくれるとは思っていないけど、一緒に幸せになれる気がしています。
「選択しすぎなんじゃないかな」
人生経験豊富なMさんですが、年齢差は4歳ほど。同年代です。40代後半の生き方についてお話していて、自分を幸福だと思ってる人とそうじゃない人の差は年を重ねるほどに、大きくなってくる気がする。どのような選択の積み重ねがその違いになってくるのだろうか?という話になりました。すると、Mさん。
「何でも自分で選択しすぎなんじゃないかな」
多くのお客さんを見てきて、幸せを感じられない人は自ら選択しようとしすぎている人が多い気がする、とのこと。時には「ただ受け取る」ことも大事。かつては、自分の力で何でも切り開いてきたMさんですが、あるときからReciever(受け取る人)になったらすごく楽になった、とおっしゃっていました。
これは私自身のここ数年の課題でもあります。選択や決断と同じくらい大切なのは、あるがままを受け取る、流れに任せる、ということなのではないかな。若い頃は流されることや他力本願的でいることに恐怖感があったけれど、そろそろぎゅっと握っていた人生の手綱を少し緩めて肩の力を抜いて、Recieverになりたい。そうすることが自分が思いもよらなかった世界へ導いてくれるのかもしれないな、なんて。
「頭によぎったことは行動に移す」
ふと頭に浮かんだこと、思い出した人、は何かのサイン。日常生活の中でついつい「ま。いいか」「気のせいか」「考えすぎか」と無視しがちな第六感的なもの。これに気づいたら例え気のせいでもいいから、行動するようにしているそうです。何もやらずに後悔するよりはずっといい、と。直感で生きるMさんらしい。
私自身これまでの経験で「やってよかった」の方が「やらない方がよかった」よりもずっと強烈に記憶に残っています。数年前にムショウに母方の祖母に会いたくて帰国したことがあります。昔どおりの元気な姿の祖母に会えましたが、その1か月後に突然他界してしまいました。祖母との会話の中の深いメッセージを受け取れてよかった。行動してよかったと思えたことの一つです。
何とも言えない違和感に気づく、放置せずに対処する、心掛けたいです。
直感で生きる人たち
迷ったときは5歳児の自分に聞いてみる の彼もそうなのですが、直感を大切に生きる人たちの話はとても面白い。そして彼らからいつも言われるのは私は頭で考えがち、ということ。極端に小心者なので、石橋を叩いて叩いて叩き割ってから「ほらね?」と納得している節があります。あなたの目的は橋を壊すこと?渡ること?っていう状態。安全に正しく渡ることが人生の目的じゃない。たとえぐらぐらの橋でもその先に楽しそうなことがあれば、どんな手を使っても、泳いででも向こう岸に行けるんだ、って、直感で生きる人たちは教えてくれます。
散漫な記事になりました。最後までお読みくださってありがとうございます。
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