昨年 11 月に開催した企業の広報担当者・PR 会社向けの Evernote 活用法セミナーでは、Evernote Japan での活用法をご紹介したほか、いつもは Evernote Japan の広報活動をお手伝いいただいているオズマピーアールの竹下さんにもご登壇いただきました。今回はその内容「PR パーソンがすすめる Evernote 活用術」を紹介します。
広報担当以外の方でも参考になる活用例がたくさんありますので、ぜひご一読ください。
1. 情報収集のシーンで
こんなことありませんか?
- Web ページをお気に入りに保存したり、印刷したりしたが、どこにいったか分からなくなってしまった
- いざ見ようと思ったら、Web 掲載期間が終わっていた
- 後で見ようと思っていたニュースが思い出せない
Web クリッパーを使うと、情報収集の達人になれます。
- Web 情報のストック場所として整理できます
- 元ページの掲載期間の影響を受けず、テキスト化されキャプチャできます
- 後からすぐに引き出せるので、資料作成の時間も短くなります
2. 情報の活用シーンで
こんなことありませんか?
- 過去に調べた情報が、机の奥底に埋もれてしまい活用できなかった
- 偶然出会った情報が、かなり役立つ情報だった
コンテキスト機能(Evernote プレミアム機能です)は、あなたのノートに関連する情報を自動的に表示する機能。たとえば、過去に作成したノートや日経電子版の記事・日経 BP のコンテンツなどが表示されます。情報活用力がアップします。
- ノートの内容に関連するニュースや情報が表示されるので、情報を何段階も活用でき、会話のネタが増えます
- 自分がストックした情報が、無駄にならず後々生きます
3. プレスキット提供のシーンで
こんなことありませんか?
- データ便で資料送付した際、保存期間が過ぎてしまい改めて資料を送ってほしいと依頼された
- 資料共有したあとで、修正が発生してしまった
Evernote は作成したノートの共有も簡単。記者発表会で、広報素材の配布に活用できます。
- 保存期限がないので、ノートを削除しないかぎり有効です
- 修正が入っても、同じ URL からノートにアクセスが可能。再アナウンスの必要がありません
4. 社内ミーティングのシーンで
こんなことありませんか?
- ミーティングの前後の準備に時間がかかってしまった。
社内ミーティングでのムダな作業は排除しましょう。プレゼンテーションモードを使えば、ミーティングのためにプレゼン資料をわざわざ作成する必要がなくなります。また、ミーティングの際にホワイトボードに残した情報は、iPhone・iPad 用スキャンアプリ Scannable で素早く撮影。写真内の文字も検索可能になります。
- 無駄な資料作成が減ります
- ミーティング時間内で作業が完結できます
5. プロジェクト進行のシーンで
こんなことありませんか?
- メールベースの情報のやり取りで、最新の情報がどれかわからなくなった
- 何回もミーティングに出向く必要があった
Evernote にすべての情報をまとめておけば、プロジェクトメンバー全員が常に最新の情報をいつでも確認できます。最小限のミーティングで計画を進行・管理できます。
- プロジェクトを一元管理できて、常に最新状態を把握できます
- ノートの共同編集により、対面でのミーティング回数が減ります
6. 原稿校正のシーンで
こんなことありませんか?
- 原稿校正のチェッカーが沢山いて確認が煩雑になった
- 修正指示が間違って伝わってしまった
原稿校正も Evernote で完了。添付された画像への描きこみで、分かりやすい指示出しが可能になります。
- Evernote で、メディアと PR 会社とクライアント(広報、スピーカー)がつながることで、スムーズな校正が可能になり各社のストレスが減ります
- 補足情報の提供や、修正箇所への相談がしやすい環境となります
7. 部署運営のシーンで
こんなことありませんか?
- 担当案件や担当メディアなど業務内容によって、個々人の PR スキルや知識に偏りがでている
- 忙しくて、個人の知識を部署で共有する時間が取れなかった
個人の知識の集積が部署の財産になります。例えば、「気になるモノコト投稿」ノートブックでは仕事で使えそうな記事をどんどんクリップ。新人教育のマネジメントにも、チェックリストと合わせて活用可能です。
- 個人で得た情報を、手間なく部署に還元できるようになります
Evernote を 2 年間使ってみて感じたことは、「多くの関係者とかかわり、いくつもの仕事を短い時間で切り替えていく PR パーソンにとって、使いたい時にすぐ情報を見つけることができ共有する時間を減らしてくれる Evernote は効率的な仕事をサポートしてくれるプラットフォーム。余った時間は、PR の本質的な活動に時間を使えるので、仕事のクオリティーも高まる」とのことでした。
「私の業界ではこんな使い方をしている」というおススメの活用法がありましたら、ぜひコメントでお知らせください。
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