1月は未だスターウォーズの人気が覚めぬ中で、名匠たちの非常に見ごたえのある作品が続き、映画好きには幸先のいい月だったんじゃないでしょうか。
そして、今月からはいよいよ2月29日に行われる第88回アカデミー賞に向けて話題の作品たちの公開本数が加速していきます。
興行的には寒い時期ではありますが、映画好きには気の抜けない月になりそうです。
では、2月期待の作品を公開日順に書いていきまーす。
オデッセイ
期待度 ☆☆☆☆☆
2月5日公開
出演 マット・デイモン
ジェシカ・チャスティン
クリステン・ウィグ 他
火星にひとり取り残されてしまった宇宙飛行士が残りわずかな水と食料の中、あらゆる手段を通じて生き延びていく。
・期待どころ
巨匠リドリー・スコット監督といえばSFですよ!SF!そして、インターステラーと同じようにまたもやひとり取り残されてしまう、あるときはジミーちゃん、またあるときはブタメン=豚みたいな顔したイケメンことマット・デイモンを主役に迎えて描くサバイバル映画ですね。
しかも、アカデミー賞では、作品賞、主演男優賞、脚色賞、視覚効果賞、美術賞などにノミネートしており、その期待は大きいことでしょう。
しかも使われている音楽が往年の名曲揃いらしいのでどんな風に使われるのか楽しみですね。
・不安要素
星5つなんで期待しかしてないんですけど、ゴールデングローブ賞ではこれ、コメディ・ミュージカル部門だったんですよね。え?コメディなん?
でもそれはそれでいい意味で裏切られる可能性のほうがおっきいでしょ。
なんで絶対面白いと思って公開日を待ちますっ!!
不屈の男 アンブロークン
期待度 ☆☆☆★★
2月6日公開
出演 ジャック・オコンネル
ドーナル・グリーソン
MIYAVI 他
ベルリンオリンピックで陸上選手の男が、第二次世界大戦時、日本の捕虜となってしまった体験記を描いた問題作。
・期待どころ
「最愛の大地」に続き、2作目の監督作となる女優アンジェリーナ・ジョリーの意欲作。日本では内容が内容だけに公開未定だったので、やっと公開ということで嬉しい。
役者陣も、上記のほかにギャレット・ヘドランドやジェイ・コートニー、そして、日本からギタリストMIYAVIが鬼将校役として出演というおまけつき。でもって、脚本はコーエン兄弟!どんな話か気になる。
・不安要素
これ公開スクリーン数めっちゃ少ない・・・。徐々に全国に拡大ロードショーしちくようですが、その最初となる東京でも聞いたことねぇ場所で上映・・・。非常に肩身の狭い公開状態になってます。
そして、どれだけの残酷描写なのか、不快指数を拭ってくれるほどの救いが無いと困ります!こういうジャンル得意ではないので。でも、見たい。
キャロル
期待度 ☆☆☆☆★
2月11日 公開
出演 ケイト・ブランシェット
ルーニー・マーラ
カイル・チャンドラー 他
結婚に踏み切れない女と、離婚協議中の女が出会い、恋に落ちていく、50年代のニューヨークを舞台にした美しくも儚い物語。
・期待どころ
アカデミー賞女優ケイト・ブランシェットに今作でカンヌ映画祭で主演女優賞を受賞したルーニー・マーラの演技派同士の美の共演!
段々妖怪マダムにしか見えなくなってきたケイトに個人的に超大好きで今回はま・え・が・みを切りすぎた♪キュートなルーニーが、男尊女卑や差別が今よりも大きかった時代でどう愛を育んでいくのか、どんな恋模様を描くのか非常に楽しみであります。
こちらもアカデミー賞ノミネートに作品賞は逃してしまったものの、主演女優賞、助演女優賞、脚色賞、撮影賞、衣装デザイン賞などにノミネートしてます。やはり女優2人がかなりインパクトある結果なのでしょうか。
・不安要素
いわゆるLGBTものに部類されてしまうんでしょうが、女性にしかわからない表現だとか多すぎると私の様なゴリゴリの男性に理解できるかどうか。全編美しいだけでなく、その対比なんかもあってくれないと面白み無いし。どうか、男性でも楽しくて共感できる作品であってほしいですね。
スティーブ・ジョブズ
期待度 ☆☆☆☆★
2月12日 公開
出演 マイケル・ファスベンダー
ケイト・ウインスレット
セス・ローゲン 他
アップルの創業者、スティーブ・ジョブズが行った3つの新作発表会にスポットをあて、人々を魅了した数々のプレゼンテーションの舞台裏の出来事から彼を紐解いていく。
・期待どころ
監督にダニー・ボイル!脚本にアーロン・ソーキン!どちらも素晴らしい仕事をし評されてきたクリエイターが、スティーブジョブズを取り上げるのだからこれは見逃せない。しかも切り口が面白そう。下手な伝記映画でなさそうなのが期待大。
個人的にはダニー作品は音楽が超カッコイイと毎回思ってるのでそっちも超期待。
こちらもアカデミー賞ノミネート作品なわけですが、残念なことに主要部門では主演男優賞、助演女優賞のみといった寂しい結果に。ただ、俳優がノミネートされてるのだからどう引き付けてくれるのかは見ものってことですね。
・不安要素
アメリカの批評家たちやサイトではかなり高評価だったにもかかわらず、お客さんが入らず早々と打ち切りになってしまったようです。そんなぁ~・・・。そういうの日本でも如実に出てくるからいやだなぁ。
確かに、どうやってあの製品を生み出したか、みたいなシーンはあまり無さそうなので退屈してしまう人もいるかも。
X-ミッション
・期待どころ
ワイルドスピードなどを撮影した監督がモトクロス、フリークライミング、スカイダイビング、サーフィンなどの極限のエクストリームスポーツをノーCGノースタントで実現した究極のアクション映画というわけで、スクリーンの中でどんなパフォーマンスを見せてくれるんでしょうか。
ハートブルーが原案ということでホットファズでもパクった空に向かって銃を撃つシーンはあるんでしょうかww ねぇか。
・不安要素
元ネタとなる映画と比較して映像は確実に勝るだろうけど、話はちゃんとなってるんだろうか。とはいえ、ハートブルーもおかしな話なんで大丈夫だと思うけどw
クーパー家の晩餐会
Love the Coopers Official Trailer #1 (2015) John Goodman, Olivia Wilde Christmas Movie HD
期待度 ☆☆☆★★
2月19日 公開
女が眠る時
期待度 ☆☆☆★★
ザ・ブリザード
期待度 ☆☆☆★★
2月27日 公開
出演 クリス・パイン
エリック・バナ
ケイシー・アフレック 他
真冬のブリザードが直撃し、真っ二つに裂けたタンカーの乗組員を救出すべく4人の沿岸警備隊が出動する。実話に基づくパニックアクション。
・期待どころ
定員12名の木製小型救助艇に助ける人数は32名、しかもタンカーが沈むまで残り3時間!実話に基づくんだから助かるよねっ!?どうなん!どうなんだよ!?とハラハラさせてくれるでしょう。海猿よりスケールのでかい海難事故と救助であることを祈ります。
・不安要素
正直スター・トレックしかないクリス・パイン。んー、どうだろう。
監督のクレイグ・ギレスピー。ラースと、その彼女やミリオンダラー・アームといったヒューマンものを得意とする監督。アクションモノは初ということで人間模様はうまく描けるんだろうけど、動きはどうだろ・・・。撮影がそっちの人なら大丈夫かな。海猿以上なら問題ない!
ヘイトフル・エイト
期待度 ☆☆☆☆★
2月27日 公開
出演 サミュエル・L・ジャクソン
カート・ラッセル
ジェニファー・ジェイソン・リー 他
大雪のためロッジで閉じ込められ、全員嘘をついているワケありの8人が、室内で起こった殺人事件をきっかけに繰り広げるタランティーノ流密室ミステリー。
・期待どころ
ジャンゴ繋がれざる者以来3年ぶりとなるクエンティン・タランティーノ監督の新作は密室劇!おー楽しそうだ!しかも、キャストたちは彼御用達のメンツで構成。ティム・ロスやマイケル・マドセンなんか久々にスクリーンで見る気がする。おまけにネブラスカでの好演が記憶に新しいブルース・ダーンも登場!でもって音楽がエンニオ・モルコーネ!
この激シブな曲者役者8人がどんなアンサンブルを見せてくれるのだろうか。そしてサミュエルは何回マザーファ〇カーというのだろうかwww
今回のアカデミー賞では助演女優賞、撮影賞、作曲賞ノミネートという寂しい結果になってしまいました。監督賞には入ってほしかった・・・。それでもきっと面白いに違いないと期待しております。
・不安要素
なんと上映時間が168分っ!!果たして私の集中力と膀胱は持つのだろうか。ミステリーと密室劇だけに一言一句逃さず理解できるのだろうか。そして、翻訳はしっかり訳してくれるのだろうか。つっても、わかりづらいニュアンスとかあるからわかりやす~くお願いしますw
というわけで、ライトユーザーには空振りな2月だけども!そういうときこそ深く心に残る良作がきっと眠っているはず!!とりあえず邦画はほとんど面白そうなのがないので是非アカデミー賞作品だけでも見てもらいたいですね。
まぁ、必ず見に行く作品とそうで無い作品が文章の気合の入れ様からわかると思います。そんなに時間と金がないんだよっ!けっ!
あー1年中映画見て金儲けしたい。