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LIFE IS HAPPY!!!

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目ざめよ!目覚まし時計に従った生活を送って幸せになろう!

日記 妄想

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市民、あなたは幸福ですか。

『毎日山のような仕事に追われ残業三昧、ロクに休みもとれないのです。幸福ではありません。』 『仕事で詰められまくった末に鬱病になって退職、今も精神科に通っています。幸福ではありません。』

あなたは幸福でないのですか?幸福は義務です。完璧であるはずの日本国の市民が幸福ではないなんてことは有り得ませんよね?まさかとは思いますが、あなたには不幸の兆候があるのかもしれません。幸福でないのならば、市民、それは反逆です。しかし偉大なる紀元前の先人たちが目覚まし時計と呼ばれる素晴らしい幸福薬を作ってくださりました。これでいつでも幸福になる事が出来るのです!

目覚まし時計をセットするのです。それに従えば幸福になることができます。

目覚まし時計のアラームは福音です

目覚まし時計の時刻をセットしましょう。セットした時間になったら起きるのです。セットした時間から逆算して6~10時間前に寝るのです。これだけで幸福な生活を送ることができます。目覚まし時計のアラーム音こそ現代日本における福音なのです。数限られ選ばれた預言者のみが幸せになるための言葉を代弁するは必要ありません。目覚まし時計と呼ばれる機械や、多機能携帯電話でインストール出来る目覚まし時計アプリによって、誰もが等しく平等に天啓をうけることが出来るのです。

目覚まし時計に従いさえすれば幸福になれるのは当然のことなので、説明の必要はありませんよね?

必要?よろしい。今回に限りその論理を説明しましょう。 睡眠は日々の疲労やストレスを回復させるためのものです。それを必要十分な時間だけ摂取することが出来れば、疲労やストレスは消えます。従って、その必要十分な睡眠開始時間と睡眠終了時間を明示することの出来る目覚まし時計とそのアラームこそが、幸福をもたらすのです。

市民、まだ目覚まし時計が幸福薬としての効能を十分に保持しているという論理に対して疑問を抱いているようですが。処刑の準備をしたほうがいいでしょうか?

よろしい。更に目覚まし時計、ひいては時間に従うことと幸福の関係性を説明しましょう。

市民、あなたは『定刻通り』を好みますか?

市民たちは日々時間に従いながら生きています。 市民たちが移動に利用する電車に遅延が生じた時、怒りを感じるでしょう。電車が遅れたことに対して怒りを感じ、駅員を怒鳴りつける市民や、電車の遅延の原因となった電車への飛び込み自殺を行った市民に対しての怒りをワールドワイドウェブ上に表明している市民も多く見られることからも、市民が『定刻』を守れないことに対してストレスを感じるのは明らかです。 市民の労働も定刻通りに行われなかった場合、労働を管理する市民は、定刻を守れなかった市民にストレスを感じます。責任の名のもとに、ペナルティを課す場合もあります。市民は市民との間で定刻であることを厳しく求めます。 市民の人生も定刻によって管理されます。大学等の高等教育機関による教育期間終了直後に労働にありつくことができなかった市民はストレスを感じます。三十歳になっても貞操を捨てることの出来なかった市民はストレスを感じます。結婚適齢期を過ぎても結婚が出来ない市民はストレスを感じます。年齢と労働によって得られる賃金の関係が非線形であるとストレスを感じます。 これらのことから、『定刻通り』ではないものについて市民はストレスを感じるのです。つまり定刻通りでなければ不幸になる。従って定刻通りであれば幸福なのです。

管理のしやすい幸福こそが睡眠時間なのです

市民は他の市民と深く関わりながら生活します。深く関わるが故に、市民の生活は他の市民によって影響を受ける場合があります。他の愚かな市民が定刻を乱すことがあるのです。その影響を受けて、あなたは日々の定刻通りの行動を阻害されてしまいます。 あなたの生活は他の市民との兼ね合いの中で設計された定刻によって定義されることがほとんどですが、その中でも、比較的あなた自身で定刻を決めやすい行動があります。それが睡眠です。もちろん毎日がそうではありませんが、労働の開始時刻に間に合いさえすれば、睡眠時間はあなた自身が管理することが出来る日が多いのです。他の愚かな市民によってあなたの幸福を乱されることが少なくなります。日々の労働や移動が、他の愚かな市民のせいで定刻通りに行われず幸福を損なったとしても、睡眠が定刻通りに行われれば、それによってもたらされた幸福が、不幸を帳消しにしてくれるのです。 定刻通りに動くことに幸福を感じる市民が、自分の手で幸福を生み出すことができる。それこそが目覚まし時計が幸福薬たる理由です。わかりますね?

そして市民、自分で幸福を生み出すのです

さあ、目覚まし時計をセットしましょう。自分で定刻を決め、それに従うことで幸福になるのです。幸福は義務です。つまり、目覚まし時計に従って生きることは義務です。 目覚ましをセットしても、寒くて布団から出ることができなかったり、一時的な眠気に打ち勝つことが出来ず起きることが出来なかったりするのですか?自ら幸福を得るために目覚まし時計をセットしていながらも、その義務を果たすことができないあなたは反逆者に違いありません。よって略式死刑を執行します。ZAP ZAP ZAP ZAP ....