【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の鄭俊熙(チョン・ジュンヒ)報道官は27日の定例会見で、北朝鮮が朴槿恵(パク・クネ)大統領の国民向け談話を非難したことについて、北朝鮮は東アジアの安保を脅かす核実験を強行したとした上で、「北がわれわれの国家元首を誹謗(ひぼう)中傷するのは、盗人猛々(たけだけ)しい態度であり極めて遺憾だ」と批判した。
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は26日の紙面で朴大統領が13日に発表した国民向け談話について「南朝鮮(韓国)執権者が経済の非常事態についてあれこれと語り、国会に対し聞き苦しい自画自賛を述べあらゆる要求を突きつけた」と主張した。
また、朴大統領を「特等のうそつき」「勤労者の運命を踏みにじる独裁者」「独裁と悪政に興じる希代の悪魔」と強い表現で非難した。
鄭報道官は「北はこうした旧態依然の姿勢を即刻中断すべきだ」と述べた。