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警察庁や羽田HPなど「アノニマス」が声明

 警察庁のホームページ(HP)が27日午後7時ごろから約2時間にわたり閲覧できない状態になった。ほぼ同時刻、国際的ハッカー集団「アノニマス」を名乗る人物がツイッター上にサイバー攻撃の声明を出した。警察庁は外部から大量のアクセスが集中したことを確認しており、警視庁はサイバー攻撃とみて捜査する。

     羽田空港と中部空港のHPも同日午前、同様の障害が出た。警察庁によると、今回のケースを含めて、昨年9月以降、国内の政府機関や報道機関など69組織に対する攻撃が確認され、アノニマスを名乗る人物による犯行声明が延べ139回出されている。

     警察庁のHPが大量アクセスによって閲覧できなくなったのは2011年7月以来3回目。今回は27日午後7時ごろからサーバーへの不審な大量アクセスが始まり、HPが復旧した後の午後9時35分ごろまで続いたとみられる。攻撃元は分かっていないが、前回の障害以降にサーバーの能力を向上させるなどした対応策が破られる形となった。

     5月には伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)があり、警察幹部は「情報流出は確認されないが、同様のことがあれば警察の信頼が低下する可能性がある」と話す。同庁は大量アクセスの内容を分析して対応策を検討する。【長谷川豊】

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