起亜自動車は26日、7年ぶりにフルモデルチェンジした新型「K7」を正式に発売した。最近2週間で7500台の購入予約があり、滑り出しは好調だ。新型K7は昨年末、サムスンの新任役員の半数以上が購入を決めたことから、「サムスン役員車」という別名でも呼ばれている。
新型K7は「最高級大型セダン並みの準大型車」というコンセプトで開発された。既存モデルに比べ車幅を20ミリメートル広げ、米国の高級オーディオメーカー、クレルのオーディオシステムを搭載した。現代自動車の最高級セダン「ジェネシスEQ900」に採用された後方と側面の衝突防止システム、緊急ブレーキ補助システムなど最先端の安全装置も付いている。
仕様を高級化したにもかかわらず、価格は既存モデル並みに設定した。主力の排気量2400CCガソリン仕様車は既存モデルより2万ウォン安い3090万ウォン(約305万円)。2200CCディーゼル仕様車は3370万ウォン(約333万円)で、同クラスのグレンジャーのディーゼル仕様車よりやや安い。
最高級の3300CCガソリン仕様車は3490万-3920万ウォン(約345万-387万円)で、グレンジャーの3000CCガソリン仕様車(3320万~3828万ウォン)と同水準だ。今年下半期にはK7のハイブリッド仕様車も追加発売し、米国、中東など海外市場への進出する計画だ。起亜自の金昌植(キム・チャンシク)副社長は「新型K7は起亜自の技術力の結晶だ。今年全世界で7万5000台以上の販売を見込む」と述べた。