消費者心理が2カ月連続低下 MERS拡大後と同水準=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が27日に発表した1月の消費者動向調査の結果によると、経済状況に対する消費者の心理を総合的に示す消費者心理指数(CCSI)は100で、前月から2ポイント低下した。中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染拡大が影響した昨年7月(100)以来の低水準となった。

 CCSIは消費者動向指数(CSI)の主要6指数から算出したもの。基準値(100)以上だと景気が上向くと見る人が多いことを意味し、100を下回るとその逆となる。

 昨年5月の105から同6月に98に急落した後、連続で上昇。同11月には105まで回復したものの、同12月に米国の利上げが影響し6カ月ぶりに下落に転じ、2カ月連続の下落となった。

 指数のうち、就職機会見通しCSIは昨年12月の84から1月は77に下落し、2009年3月に記録した55に次ぐ低水準となった。

 今後1年の予想物価上昇率を示す期待インフレ率は2.5%で、6カ月連続で横ばいとなっている。

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