本日開催された SORACOM Conference 2016 "Connected" は大変に盛況で、プログラマブルなワイヤレス通信の需要が爆発した感がありました。いやー熱かった。
エロスパムボットに占領されたイベントハッシュタグ
さて、そのイベントの Twitter 公式ハッシュタグは #soracom で、イベント中でも幾度もアナウンスされてました。
が、
そのハッシュタグ #soracom は、イベント中はエロスパムボットにほぼ占拠されてました。自分は午後のセッションはずっと技術トラックにいたのですけど、登壇するソラコムの方々は、全員 #soracom スパムの話を枕にしてセッションを始めていました。ハッシュタグのタイムラインは事実上機能していませんでした。
この手のイベントでも、トレンドに載ったイベントハッシュタグからスパムボットが押し寄せることはままありますが、今回ほど大量に、しかも途切れることなくイベント終了時までずっと居座り続けるのを見たのは、自分は初めてです。
エロスパムボットの特徴
さてその Twitter スパムアカウント達を眺めていると、以下の特徴に気がつきます。
- アカウント名はいかにも自動生成ぽいランダム文字列
- アカウントをまたいで同じ内容のツイートが繰り返し出てくる
- ポストした写真とツイートの内容が一致していない
- ツイートの内容は、厨ニな男性の脳内妄想が垂れ流されている感じ
- LINE に誘導する内容が多い
一言で言えば「雑なボットが実に多い。」
3つめの「ポストした写真とツイートの内容が一致していない」の例は、こんなの。
白い下着ー♡ 似合うと思ったらRTしてね♡ 誰かLINEしてー✋「rapoyon1234」
#合唱コンクールで歌いたい音ゲーの曲
#普天間基地
#soracom pic.twitter.com/pDF2RNGtgg
— ららpan♡ぽぽっこ♡ (@dg4b4rv9r8f) 2016, 1月 27
「白い下着ー♡」とツイートしてるのに赤いブラw
ボットの背後にいて、ツイートを仕掛けてるのはたぶん 10人以下なんじゃないかなぁという印象です。
リスト作って放り込んでたら426も集まった
セッション中もあまりにスパムツイートが多いので、見てる方もだんだん面白くなってきて、全部じゃないですが、気が向いた時にそれらのアカウントに対して、
ということをぽちぽちやってました。イベントが終わって最終的に spammer リストに登録されたアカウント数は、なんと 426! 我ながらアホなことをやったものですw spammer リストは今日の午後に作ったものなので、5時間くらいでこれだけスパムアカウントを収集できたことになります。どうせなのでそいつらのタイムライン Twitter Widget を貼り付けておきましょう。
https://twitter.com/koyhoge/lists/spammerのツイート
これらのアカウントが1ヶ月後にどれだけ生き残ってるのかがちょっと見もの。
ソラコムの皆さんをはじめ、今回のイベントのスタッフの方々は本当にお疲れさまでした。
Twitter 側もこういうスパムボットを排除する仕組みを作らないと、Twitter そのものがどんどん地盤沈下していくんじゃないでしょうかねぇ?ということを感じた一日でした。