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私鉄最古の駅舎 109年間の現役を引退
1月27日 17時29分

私鉄最古の駅舎 109年間の現役を引退
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私鉄では、最も古い駅舎として知られる大阪・堺市の南海電鉄・浜寺公園駅の建物が鉄道の高架事業に伴って閉鎖されることになり、引退のセレモニーが行われました。
南海電鉄・浜寺公園駅の駅舎が建てられたのは明治40年で、南海電鉄によりますと、現役の駅舎としては全国の私鉄で最も古く、平成10年には国の登録有形文化財に登録されています。木造平屋建ての洋風建築で、柱の骨組みを壁に埋め込まずに装飾として生かすハーフティンバー様式が特徴です。鉄道の高架事業に伴って27日で閉鎖されることになり、駅前の広場で引退のセレモニーが行われました。
この駅を管轄する泉大津駅の岡本安善駅長が「109年の長きにわたり活躍したことに感謝し、敬意を表したい」とあいさつしたあと、地元の自治会の代表が花束を手渡しました。
28日からは、隣接する仮の駅舎が使われ、引退した古い駅舎は保存されて、今後は、新しい駅舎の入り口部分として活用される予定です。
地元で保存活動に当たってきたNPO法人の平山芳弘さんは「かつては目の前に海水浴場があって大変なにぎわいでした。さびしく思いますが、駅舎がこの場で保存されることになったことは喜んでいます」と話していました。

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