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以上、【会則の教義条項改正に関する解説】を見てきましたが、
上記の説明だけでは日蓮宗身延派・一致派と何が違うのかわからないし、三大秘法も名ばかりで真実の三大秘法ではありません。
もうここまでくると、説明不足というよりも本当に日蓮教学がわかっているのか――と言いたくなる。
これでは「今回の創価学会新教義は明らかな邪義である」と言われてもしかたがない。
創価学会の会員規定で「会の秩序を乱す行為をしない」「会もしくは会員の名誉を傷つけない」
「会もしくは会員に迷惑を及ぼさない」等のことが定められていることは当然として、
もしそれが「幹部の言うことには服従する」「幹部の不正や間違いを見ても言ってはならない」などに、
すり返られたとしたら創価学会にとってこれほどの悲劇はないと思います。
また、そうなる危険性は充分にあり得ます。
それはすでに日顕宗が証明しているし、昭和五十四年「会長辞任」時にも
最高幹部の反逆者が出たことによって、学会も天魔が出るという証明をしました。
先生が五十代のお元気な時ですら天魔が出現したのに、いわんや滅後においておやです。
この歴史的事実を本門の弟子は厳粛に受け止めるべきです。
法華経方便品に曰く「如是相・如是性・如是体・・・如是本末究竟等」とあります。
大聖人滅後から続く相対論は、弟子が「師弟の道」で生きるのか、
それとも「師弟不二の道」で生きるかの“究極の選択作業”ではなかったのかと思う。
そしてそれは自分自身の意志と決意次第でどうにでもなるし、結局、「五十四年問題の本質」はそれに尽きるのではないかと思います。
生命は三世永遠です。あと百年も経てば、今の池田先生の弟子は良いも悪いも全員亡くなります。
その時、後世の弟子たちは“今時”の出来事をどう審判するのでしょうか。
それをすべての“勝負観”に定めて、今を戦っている――池田先生の師弟不二の弟子たちは、そう腹を決めて今を生きているのではないかと考えます。
第二章 相対論の応用展開 ― 完 ―
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