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“トイレに行きたい”と審議を中断させた「安倍首相」の健康状態

デイリー新潮 1月27日(水)4時5分配信

 赤絨毯における生殺与奪の権を一手に握っているトップであるが、つい最近、公衆の面前で自ら“不安材料”を晒してしまった。といっても政策上の話ではない。さる1月8日、衆院予算委員会でのこと。民主党の大串博志議員が「一億総活躍」に関して質疑を行おうとした際、やにわに安倍総理は、

〈ちょっと待って〉

 と遮り、委員会室の入り口を指さしたのだった。

「総理は『トイレに行きたい』と訴えたのです。大串議員は『あと何分かで終わりますから』と制したのですが、結局質問時間が止まり、2分30秒ほど審議が中断したのです」(全国紙政治部記者)

 潰瘍性大腸炎を患っている総理は、現在も定期的に診察を受け、投薬治療を続けている。

「外遊とゴルフが最良のストレス解消法である一方、『国会での答弁がきつい』と周囲には漏らしています。第1次政権は結局、病気で手放す格好になってしまいましたが、当時は周囲がゴルフを我慢させ、結果としてストレスを溜め込んでしまった。その反省から、現在は存分に楽しんで貰っているのです」(官邸関係者)

■“大か小か”

 ひところは肉類も好んで口にし、体調改善の兆しが窺えたのだが、8日の様子を目の当たりにした自民の中堅議員は、

「生理現象ですからトイレに行くこともあるでしょうが、質問の最中に3分足らずも待てないというのは普通ではありません。だから我々予算委のメンバーは『相変わらず健康状態が思わしくないのだろうか』と、皆で訝(いぶか)ったのです」

 もっとも先の記者いわく、

「中断時間からして明らかに尿意だったと思われます。総理は議題が経済に移ったので、麻生財務相や加藤一億相が受け持つと思って席を立ったのでしょう。それでも“大か小か”と周囲に気を揉まれてしまうのだから、子どもみたいで可笑しいですね」

 ストレスの多寡はさておき、前出の中堅議員は、こう漏らすのだ。

「同日選の有無にかかわらず、同僚らは『今年は動乱の年になる』と、誰もが口を揃えます。支持率が高止まりしていることが政権の救いなのでしょうが、地元を回っても『いつまでも安倍さんでいいのか』と、先行きに不透明感が広がっている。『参院選圧勝』『ダブル選で両院3分の2』なんて提灯記事に踊らされて浮かれていると、有権者のバランス感覚が働いて、瞬く間に足をすくわれますよ」

 デマゴーグを抱えていても、ろくなことはないのだ。

「特集 いつか有権者が相手にしなくなる 衆参同日選挙をシャウトする永田町の『オオカミ熟年』」より

「週刊新潮」2016年1月21日号 掲載

新潮社

最終更新:1月27日(水)13時13分

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