記事詳細
警察庁HPサイバー攻撃か アノニマスが声明、空港も
警察庁のホームページ(HP)が27日午後7時ごろから閲覧できない状態になり、警察庁は国際的ハッカー集団「アノニマス」を名乗る人物がネット上にサイバー攻撃の声明を出したことを確認した。
羽田空港と中部空港のHPも同日、閲覧できない状態になった。外部からの大量アクセスが原因とみられ、サイバー攻撃の可能性がある。同様の理由で、成田空港のHPでも26日夜から27日午前にかけ、アクセスが不安定となった。
羽田空港国内線ターミナルを運営する日本空港ビルデング(東京都大田区)によると、27日午前6時ごろ、HPがつながりにくくなった。約3時間後の午前9時半ごろ解消され、正常に戻った。
ほぼ同時刻には、中部空港のHPも同じ状態に陥った。中部国際空港会社(愛知県常滑市)によると、大量アクセスに加え外部から大量にデータを送りつけられたためで、断続的に不安定な状況が続いた。中部空港のHPでは、昨年10月にも同様の被害があった。
HPの閲覧障害では、今月22日から成田空港で、25日からは厚生労働省でも一時、閲覧できなくなった。ともにアノニマスを名乗る人物が短文投稿サイト「ツイッター」に、サイバー攻撃を行うとする書き込みをしていた。