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 コンビニ大手ファミリーマートと経営統合を予定しているユニーグループ・ホールディングスは、傘下のコンビニ「サークルK」と「サンクス」の店名を「ファミリーマート」に一本化する方針を固めた。経営統合を予定する9月をめどに改装を始め、3年間かけてそろえる。

 ファミリーマートの国内の店数は約1万1500店。約3700店のサークルK、約2600店のサンクスを大きく上回り、全国的に知名度の高いファミマにそろえることが効率的と判断した。

 ファミマとユニーグループは昨年3月に経営統合の協議入りを発表した際、コンビニの店名について「一本化を軸に検討する」としていた。統合後のファミマは少なくとも約1万7800店にのぼることになり、業界首位の「セブン―イレブン」にほぼ匹敵する。

 サークルKはユニーのコンビニ事業としてスタートし、1号店は1980年に名古屋市にできた。一方のサンクスは長崎屋のコンビニ事業として始まり、1号店は同年に仙台市にオープンした。04年の経営統合で両店を運営するサークルKサンクスが発足したが、店の名前は併存していた。(大隈悠)