(土門薫)郡侍利信職業は不明。
ただこんなものを持っていた。
(吉崎泰乃)これって…警察関係者しか持てないクレジットカード。
(榊マリコ)泰乃さん。
(泰乃)はい。
(相馬涼)って事は警察官?今警察官のデータベースで名前を検索している。
左胸と背中に刺し傷。
凶器は?いや見つかっていない。
この出血量になると死因は失血死ね。
殺害現場はここですね。
顎と首の硬直が始まってる。
角膜も曇り始めてる。
死後3時間前後…今日の午後1時前後。
眼鏡の痕があるけど…。
ああ。
あそこに割れた眼鏡が落ちている。
本人のものだとしたら犯人ともみ合ったって事ですか?…かもしれん。
遺体の周囲に争った跡はあったんだが落ち葉が多くて下足痕は採取出来なかった。
(木島修平)土門さん!
(木島)そのホトケ警視庁の刑事でした。
上野毛署刑事課郡侍巡査部長です。
上野毛署刑事課って…。
(佐久間誠)彼女がまだ警視庁上野毛署の刑事課長だった頃にある事件が起きた…。
芝管理官の携帯に電話。
あっ…はい!
(携帯電話)
(携帯電話)
(前原修)転落による外傷性のショックならいいんですがもし脳内出血でここまで意識が戻らないとすると…。
芝美紀江は危険な状態って事ですか。
転落現場の面影寺に行ってきました。
事故か事件かは不明です。
目撃者がいなくて。
ただ面影寺の近くの五条東公園で男の刺殺体が発見されています。
それも芝管理官の元部下だった刑事の。
何…!?佐久間部長。
芝管理官の検視をさせてください。
検視?彼女はまだ生きてる。
今絶対安静で…。
生前検視です。
体の傷を調べればその傷がいつついたのかわかるかもしれません。
(前原)あの…まずは精密検査の方を先に。
榊今のお前の仕事は刑事殺しだ。
そうだ。
警視庁の現職の刑事が京都府警管内で殺された大事件だ。
犯人に繋がる手掛かりをなんとしても見つけてくれ!はい。
(風丘早月)では始めます。
ちょっと待ってください。
戻って鑑定します。
(ドアが開く音)
(日野和正)ああ…。
死体のそばで割れてた眼鏡メーカーがわかったよ。
(相馬)それと眼鏡の度数調べてたらやっぱり被害者のものでした。
引き続き割れたレンズの復元お願いね。
マジすか…。
マジです。
で被害者の着衣から指紋が出たんですがこすったような指紋ばかりで照合出来ませんでした。
血液で付着した指紋ばかりだね。
被害者の血液でした。
その血液で汚染され指紋からDNAは採取出来ませんでしたが被害者の爪の塗料から別人のDNAが出ました。
犯人ともめた際に爪に入ったのかも知れません。
データベースで照合します。
(宇佐見裕也)被害者の爪の塗料ですが成分からメーカーがわかりました。
でも用途が広すぎて何に使われていた塗料かは不明です。
(早月)まいどー!
(日野)ああいらっしゃい!みんな徹夜明けだって?はい郡侍刑事の解剖鑑定書…。
ありがとうございます。
…と差し入れ!
(日野)ああいつもすいません。
殺されたのは食後2時間以内。
胃の内容物にうなぎたこみそしば漬けとかあるでしょう?あとえびも。
今新幹線で限定販売中のこのお弁当じゃないかと思って。
どう?つまり京都に来てすぐに殺されたんですね。
(泰乃)ありました!「上野毛ストーカー殺人事件」
(日野)半年前の事件…。
その殺害現場で採取された毛髪のDNAなの?
(泰乃)それが郡侍刑事の爪にあったDNAと一致しました。
じゃあ今回の事件はこの事件と同一犯?そのDNAこの事件では証拠採用されてませんよ。
ええ。
事件とは無関係とされたDNAです。
上野毛ストーカー殺人は芝管理官が京都府警に異動になるきっかけになった事件ですね。
24歳のOL野添真由美がストーカーされた揚げ句殺された事件でそのストーカーの指紋や毛髪が殺害現場の被害者宅からかなりの数見つかっています。
そのストーカーは元恋人の林幸一33歳。
取り調べで殺害を自白。
逮捕送検されていますね。
そのあとすぐだ。
被害者の両親がマスコミに漏らしたのは…。
(野添亮司)娘は言っていました。
ストーカー被害の告訴状を上野毛署に提出しに行くと。
(佐久間の声)芝君の話では野添真由美さんから告訴状を出された担当刑事は当時研修を控えていたらしい。
まあもっとも研修とは名ばかりの研修旅行だ。
だから捜査義務のある告訴状じゃなく被害届に格下げさせたんだろう。
その署は当時刑事課長が芝君だったからな…。
芝管理官ならきっと研修旅行を中止してでもストーカー捜査を命じますね。
だからその刑事は報告を上げなかった…。
それに憤慨した芝君がその担当刑事の処分を強硬に求めたため本来ならキャリアとして次は警視正となり警察庁へ異動するはずが警視のまま京都府警に異動になったのは以前話したとおりだ。
もしかしてその担当刑事が郡侍刑事?
(佐久間)いやそこまでは聞いていないが…。
しかし上野毛ストーカー殺人を担当した署の刑事が殺害されその上司だった芝管理官が重体…。
偶然とは思えません。
芝管理官の傷を調べさせてください。
(早月)これが一番ひどい傷ね。
採取してみる?ええ科捜研で調べてみます。
芝管理官の傷の化膿菌を鑑定した結果受傷推定時刻がわかりました。
昨日3月14日の午後1時から3時です。
(泰乃)郡侍刑事の死亡推定時刻と近いですね。
(木島)失礼します!東山区の神楽川でナイフが見つかりました。
見つかったナイフは郡侍刑事の刺殺痕と一致し検出された血痕も郡侍刑事のものと一致しました。
ナイフの柄に使われていた塗料が郡侍刑事の爪から出た塗料と一致しました。
よって郡侍刑事を刺した凶器であると鑑定致します。
わかった。
次は郡侍刑事が京都へ来た理由については?はい。
上野毛署刑事課に問い合わせたところ彼は殺される前の日に電話を受けていた事がわかりました。
電話?誰から。
京都府警捜査一課芝美紀江管理官です。
電話の内容は不明ですが郡侍刑事を京都に呼び出したのは芝管理官の可能性が高いと思われます。
凶器が見つかったのは神楽川だったな。
ええ。
ちょうど五条東公園と面影寺の間です。
郡侍刑事と芝管理官の接点を考えると呼び出した理由は半年前の上野毛ストーカー殺人の可能性が高く…。
(佐伯志信)待ちなさい…。
いくらなんでも推理が飛躍しすぎてるよ。
そうでしょうか?失礼します!例えば芝管理官が五条東公園で郡侍刑事を刺し逃げる途中神楽川に凶器を捨て面影寺で転落したなら郡侍刑事の死亡時刻と芝管理官が転落した時刻の一致の説明もつきます。
待ってください!郡侍刑事の爪からは上野毛ストーカー殺人で証拠採用されなかったDNAが出ています。
そうだよ!そのDNAの持ち主を被疑者と考えるべきだ。
それについては…木島。
はい。
郡侍刑事は芝管理官からの電話を受けたあと上野毛ストーカー殺人の遺留品を調べています。
その際彼の爪にDNAが付着する可能性は?遺留品を扱う際は手袋をするはずです。
送検後の証拠品をぞんざいに扱ってしまう警察官がいる事を榊研究員もご存じなはずですよね?
(佐久間)確かにそれでよく証拠品の紛失が起きている。
君ら…うちの管理官を殺人犯にするつもりか?いえここは定石どおり郡侍刑事がこれまで関係した事件の怨恨の線で捜査を行います。
佐久間部長…。
同時に芝管理官を被疑者とした捜査も行う。
佐久間君…。
(佐久間)府警本部長彼女ならきっとそう言うはずです。
(芝美紀江)仲間であればなおさら厳しくするそれが本来あるべき警察の姿です。
ただし芝管理官に対する捜査は保秘とする。
芝管理官は半年前のストーカー殺人でも4か月前の立てこもり事件でも権藤さんが殉職してしまった事件でも…。
警察組織を揺るがすような大不祥事も恐れずに厳しい捜査をした人よ。
それほど正義を大切にする警察官が殺人なんて犯す?俺はいつもあらゆる先入観を排除して捜査をしている。
先入観?芝管理官と4か月接してきた印象をただの先入観で排除する気?おい…!予断を持った鑑定をするならお前にブツは回さない。
この事件の鑑定は外れてもらう。
(木島)土門さん!野添真由美さんが出した告訴状ですが被害届に格下げさせた時点で返したそうです。
彼女の両親が持ってるって事か…。
その両親ですが今京都市内に住んでいます。
京都は…私と妻の思い出の地です。
学生時代を過ごしました。
ここなら少しは静かになるかと思って。
先日東京地裁の判決が出ましたね懲役15年の。
犯人側は量刑不服で控訴するようですが。
(咳)奥様ですか?娘が殺されてから寝たり起きたりの生活です。
そうでしたか…。
本日お伺いしたのは…。
どなたですか?うちの警察官ですがお会いになった事はありますか?京都に来てから警察関係者とは会っていません。
そうですか。
それと告訴状の事なんですが上野毛署から返されてるはずですがお持ちでしょうか?娘さんがご自分で書かれたものですか?娘がストーカーの相談をしたら勤務先の方が告訴状を書くように勧めてくれたと言っていました。
娘さんの勤務先はどちらでしょうか?娘が告訴状を出した時警察が受理してくれていたら娘は殺されずに済んだかもしれない。
今でもそう思っています。
告訴状を被害届にさせた刑事の名前は?知りたいのはこっちです。
娘が殺されたあと上野毛署に問い合わせました。
でも教えてもらえなかった…。
その告訴状を調べれば名前がわかるかもしれません。
わかってもどうせ我々遺族には何も教えてくれないんでしょう?いえ必ずお伝えします。
(泰乃)京都駅周辺で1か所五条東公園付近で2か所死亡推定時刻に郡侍刑事が映っていました。
一緒にいるのは…女?
(泰乃)どの映像も女性の顔はわかりません。
(宇佐見)これでは歩容認証での照合も無理ですね。
でも彼女がどんな服着てるかは大体わかる。
しかもその映像は全て午後1時前後の短い間。
ええ死亡推定時刻の映像を調べましたから。
だとすると照明つまり太陽光にほとんど変化はない。
それが?その場合顔認証や歩容認証は無理でも…色彩認証が使えるかもしれません。
色彩認証って確か…。
人間を色の集合体と考えそのさまざまな色の分量と種類で照合するシステムの事。
泰乃さんこの女性の色彩構成を出してみて。
(泰乃)はい。
出来ました。
じゃあこれと同じ色彩構成を持つ女性を…。
この間にあるカメラで検索してみて。
(泰乃)はい。
いいですか?所長これに郡侍刑事の痕跡があるか調べてください。
私が鑑定します。
(木島)野添真由美さんから何か相談を受けていた事はありますか?
(近藤雅史)ストーカーの相談をされた事があります。
それでネットでストーカー被害を調べたら警察に訴えてもなかなか動かないってわかったんで…。
だから彼女は告訴状を…。
でもその告訴状に不備があると言われて被害届に格下げさせられたと野添さんから聞きました。
刑事さんにこんな事言いたくないですけど…捜査したくないから告訴状を受け取らなかったんじゃないですか?私たち…正直言って今でも警察は許せません。
(近藤)きっと野添さんの両親は我々の何倍も警察を恨んでるはずですよ。
(日野)確かに野添真由美さんの筆跡だった。
(宇佐見)告訴状から真由美さん以外の指紋が複数出ました。
その内1つが郡侍刑事の指紋と一致した。
やはり野添真由美の告訴状を受理しなかったのは郡侍刑事だったか。
(泰乃)ちょっと来てください!
(泰乃)面影寺の近くのカメラです。
(泰乃)この女性を拡大鮮明化します。
芝美紀江管理官。
そんな…。
(携帯電話)はい…わかりました。
すぐ向かいます。
(携帯電話の操作音)木島か京都に戻れ芝管理官の意識が戻った。
ええ。
一昨日のこの時間郡侍刑事に会ったわ。
野添真由美の告訴状を被害届に格下げさせた刑事が郡侍刑事だったからですか?そのせいでストーカー殺人は起きたのよ。
その地裁判決が先日出ましたね。
それを機会に…郡侍刑事にも謝らせたかった。
被害者遺族への謝罪を強要したんですか?上野毛署に電話して呼び出したわ。
よく応じましたね。
応じなければ…真由美さんのご両親にあなたの名前を告げる。
そう言って脅したの。
(郡侍利信)俺には俺のやり方がある!やり方?今さらあなたに謝罪以外の何が出来ますか!待ちなさい!結局彼とは途中で決裂して別れた。
別れた?どこでですか?五条東公園よ。
(美紀江)でも…やっぱり諦めきれなくて…。
(美紀江の声)もう一度郡侍刑事を説得するため引き返そうとした時…。
あっ!誰かに押された。
ええ間違いない。
郡侍刑事にも謝らせたかったとおっしゃいましたね。
つまり芝管理官はすでにご両親に会って謝罪をしてるんですか?何度謝っても許してもらえなかった。
当然だけど。
申し訳ございませんでした。
申し訳ございませんでした!それが…管理官が京都に来た理由なんですね。
被害者遺族が京都に越した。
それを知った時異動を命じられて京都府警を希望したわ。
(ノック)失礼します。
捜査本部の者ですが…。
(美紀江)あなたたち…捜査一課の?私が襲われた傷害事件でどうして一課の刑事を入れた捜査本部が立ってるの?いえ郡侍刑事が殺された事件の捜査本部です。
殺された?失礼しました。
先に話すと郡侍刑事との足取りについて聴取しにくくなると判断しました。
なるほど。
いい判断ね。
管理官少しお話よろしいでしょうか?強引に謝罪させようとした私なら動機もあるわね。
うん…。
郡侍刑事は次の裁判で証言すると言っていました。
上野毛ストーカー殺人の高裁ですね。
証言するって何を?でも新事実だと。
野添さんのご両親の住所教えて。
告訴状と照合する指紋をもらわないと。
俺も行く。
ちょっと気になる事がある。
気になる事?うん…。
芝管理官は何度も両親に会ったと言っていたが…。
京都に来てから警察関係者とは会っていません。
どうして?
(野添)しっかりしろ。
頑張れるな。
しっかりな!野添さん。
(サイレン)妻の病気がわかったのは…娘が殺されてからです。
犯人が殺したのは娘だけじゃない。
妻の命も奪おうとしている。
絶対に許せません!もちろん警察も。
ご存じないとおっしゃいましたね。
失礼します。
14日の午後1時前後どちらにいらっしゃいました?野添さん。
話す気になったらここへ。
ご存じなんですか?野添さんの事を。
奥様の担当医ですから。
土門さん!そうですか…でもあのお父さんならありますよね。
郡侍刑事を殺す動機も。
芝管理官を殺そうとする動機も。
うん…。
任意提出された指紋じゃないから証拠能力はない。
この指紋から採取したDNAと郡侍刑事の爪から出たDNAを照合しろって事?それがお前の仕事だろ。
DNAの鑑定にはまだ時間がかかる。
あっ…告訴状に付いていた指紋の1つはやはり野添さんの父親のものだった。
でもまだ誰のものかわからない指紋がある。
奥さんのものか?かもしれない。
これがそれなんだけど告訴状のインクで付着した指紋だからインクで汚染されててDNAが採取出来ない。
うっ!ああっ!ああっ!
(アラーム音)警察無線よ。
これで緊急配備が始まる!
(アラーム音)
(サイレン)緊急配備誰か引っかかったか?緊急配備は間に合いませんでした。
そんなはずないだろ。
警察無線の非常信号だぞ。
芝管理官に関する捜査は保秘だ!その際の配備なんて前例がないんだよ前例が!そのおかげで上がもめて我々は動けなかったんだ。
行くぞ。
そう…前例と縦割り。
どこの警察署も同じね。
また襲われるかもと思って用意してたんだけど無駄だったわね。
あなた私の検視をしたそうね。
ええ。
意識がない時に失礼しました。
じゃあもう一度調べて。
え?私の体にはきっと犯人の痕跡がある。
あなたに調べてほしいの。
どうして私に?あなたはこれまでどんな圧力にも屈せず鑑定をしてきた。
少なくとも私にはそう見えた。
私が警察官として信用出来るのは私に味方してくれる人じゃない。
どんな相手でも中立でいようとする人。
この4か月間でそれはあなたたちだとよくわかった。
私は管理官を信じたいという思いで防犯カメラを使った捜査をしました。
今度は私を犯人だと思って調べなさい。
いえ。
もう予断は持ちません。
あくまでも中立に鑑定させて頂きます。
犯人は覆面を被って革の手袋をしてたから毛髪も指紋も出ないと思う。
それでも…どんな微細証拠ももらさず見つけます。
芝管理官の爪から出た微物です。
鑑定の結果アンガス種の牛のDNAが出ました。
(日野)牛のDNA?
(宇佐見)さらにそこからこれらの薬品が検出されました。
タンニン硫酸クロム…ああ…牛革をなめす薬だね。
はい。
そしてこれはきっと牛革に使うワックスです。
芝管理官は犯人は革手袋をしていたと言っていました。
それで流通している牛革の手袋を調べたら使用された牛革医薬品ワックス全て合致しました。
去年鉄道会社系の商社が扱った駅販売限定商品です。
あの…時々駅の通路で売ってるやつな。
だとすればどこの駅で売られた商品か特定出来るかもしれません。
今土門さんにやってもらって…。
(相馬)終わったー!ハハハ…。
ちょっと来て誰か来て早く来て〜!何…?
(相馬)ハハハハ…。
これ見てください。
郡侍刑事の眼鏡。
やっと復元出来ました。
あっそう。
ご苦労様。
ちょちょちょちょ…!俺2日徹夜したんですよ。
相馬君これは?
(相馬)割れたレンズ復元してたら付いてた指紋も復元されたって感じですかね。
これ郡侍刑事の指紋か?別にそんなの調べてないですけど。
こんな場所に指紋があったら見づらくてすぐ拭くはず。
じゃあこれは殺される間際に付いた指紋。
(相馬)ちょちょちょちょ…!もうちょっとあの…ねぎらうとかそういうのないんですか?殺された郡侍刑事の眼鏡から採取した指紋を調べた結果…。
これに付着していた正体不明の指紋と一致しました。
それから芝管理官を襲った犯人がしていた革手袋ですがこの近くの駅で販売されていました。
そのいくつかが銀行口座から引き落とされるタイプの電子マネーで購入されていました。
その中にあなたの記録がありました。
その中にあなたの記録がありました。
そんなの…し知らない。
きっと野添さんの両親は我々の何倍も警察を恨んでるはずですよ。
否認されるなら指紋を提出してください。
この指紋と照合してみますか?郡侍刑事がお前に接触した理由はこれか。
上野毛ストーカー殺人で採取されたDNAの1つで事件とは無関係とされた男性の毛髪ですが…。
この指紋から採取されたDNAと一致しました。
お前のDNAだな?野添さんから…。
(野添真由美)課長これで大丈夫ですかね?
(近藤の声)ストーカーの相談を受けるうちに…。
いいんじゃないかな。
(近藤の声)好意を持つようになって…。
野添さんちょっと。
はい。
(近藤の声)一度だけ彼女の部屋に…。
(近藤の声)本当にその一度だけなんです。
それなのに突然…。
上野毛ストーカー殺人。
地裁の判決が出たのは知ってますね?ええ。
ニュースで見ましたけど。
弁護側が控訴するために言い掛かりをつけてきた。
言い掛かり?まだ持ち主が特定されていないDNAがあるって。
例えば野添真由美さんの部屋から採取されたこの毛髪。
DNAに前科はない。
きっと…あんたの毛髪だ。
彼女の部屋にあった前科のない指紋。
照合したらあんたのだった。
知らない。
私には関係ない事です。
証言するつもりだ。
高裁でこのDNAについて。
それで弁護側の言い掛かりを正し裁判を終わらせる。
被害者遺族に対してせめてもの罪滅ぼしだ。
(ため息)
(近藤の声)追い詰められました。
(近藤の声)野添さんを殺したのは自分じゃなくてもストーカーに悩んでた部下の家に忍び込んだなんて知れたら…。
私には女房も子供もいるんだ。
俺には俺のやり方がある!今さらあなたに謝罪以外の何が出来ますか!証言するつもりだ。
証言って何を…。
新事実だ。
待ちなさい!ううっ!
(郡侍)うっ!
(近藤の声)あの刑事との会話からその女も警察関係者であの刑事から何か聞いているに違いない。
そう思って…。
(美紀江)うっ!
(近藤の声)でも…。
芝管理官の意識が戻った…?二条院大病院ですよね?すぐに戻ります。
(近藤の声)女は死んでなかった。
そしてその夜ここに忍び込み芝管理官を…。
(ノック)
(前原)失礼します。
あの…ちょっとよろしいでしょうか。
はい。
刑事さん野添さんに聞いてらっしゃいましたよね?14日の午後1時前後どちらにいらっしゃいました?そのアリバイあるんですよ。
は?事件があった時…。
この病院で先生と話されていたそうですね。
奥様のその…残された命の時間について。
なぜそれをおっしゃらなかったんですか?野添さん。
疑われるかもしれないのにどうしてですか?嫌だったからですよ。
警察に協力するのが。
私は警察を憎んでいます。
もう二度と謝罪には来ないでください。
あなたが来る度に娘が無残に殺された事を思い出す。
胸が締めつけられる。
あんたとはもう会わない。
私が妻と一緒にいられる時間はあとわずか…。
それだけは…。
その時間だけは…。
警察に…警察なんかに奪われてたまるか〜!二度と二度と同じ事を起こさない警察にします!芝管理官がまた異動になると聞いたんですが。
ああ。
本人の希望だ。
近畿管区警察局その総務監察部だよ。
そこへ監察官として異動するそうですね。
警察官を取り締まる警察官になってそのまま監察畑を歩こうと思ってる。
なるほどあなたにぴったりの仕事だ。
つまり今度会った時は敵同士。
あなたたちには二度と会わない事を願ってるわ。
事件が解決しても芝管理官の傷は癒えなかったわね。
簡単に癒えるような傷じゃない。
だからこそきっと優秀な監察官になる。
そうね。
(木島)土門さん!桂川で水死体です!刺し傷があるそうです!殺しか!2016/01/26(火) 16:00〜16:58
ABCテレビ1
[終]科捜研の女12[再][字]
最終回「罠に堕ちた管理官!色彩認証が暴く殺意」
【出演】沢口靖子、内藤剛志、若村麻由美、田中健
詳細情報
◇番組内容
沢口靖子演じる京都府警科学捜査研究所研究員の榊マリコが、事件現場に残された微細証拠を手がかりに真相を究明する科学捜査ミステリー。
◇出演者
沢口靖子、内藤剛志、若村麻由美、風間トオル、戸田菜穂、斉藤暁、奥田恵梨華、長田成哉、崎本大海、田中健
【ゲスト】
矢崎滋、西田健
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
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