真相報道 バンキシャ! 2016.01.24


皆さんこんばんは。
真相報道バンキシャ!です。
きょうの日本列島は、過去最強クラスの寒波が流れ込んできております。
特に西日本では冷え込みが厳しく、猛吹雪となっている所もあります。
現在の状況を中継で伝えてもらいましょう。
まずはきょう未明から雪が降り続いております鹿児島市から中継です。
岡本さん。
鹿児島市内はきょう一日、断続的に雪が降っています。
午後になりまして、ふぶくようにもなってきました。
鹿児島市内、現在、ご覧のように10センチほどの雪が積もっています。
こうして鹿児島市で雪が積もるのは5年ぶりです。
県本土から南におよそ350キロ離れた奄美大島でも、1901年以来、115年ぶりに雪が降りました。
雪に慣れていない南国、鹿児島では、この雪の影響で、道路の通行止めが相次いでいるほか、路線バスや路面電車が運休するなど、交通機関はまひしています。
また商業施設も午後からの臨時休業が相次いでいます。
雪は夜にかけてピークを迎える見込みで、山地で最大20センチ、平地でも10センチの積雪が予想されます。
あすも市民生活に大きな混乱が生じそうです。
鹿児島市から中継でお伝えしました。
続いては、大雪警報が発令され、断続的に雪が降り続いております、福岡県の太宰府市から中継です。
石崎さん。
太宰府市の九州自動車道大宰府インターチェンジ前です。
九州自動車道は通行止めになっていまして、ご覧のように一台も車の姿は見当たりません。
がらんとしています。
そして降り積もった雪で道路が一面真っ白になっています。
この時間、ようやく雪がいったん収まっているんですが、実は早朝から雪が降り続いていまして、この植え込みでも、ご覧のように5センチから10センチほど雪が降り積もっています。
きょう未明、福岡県大野城市では、車やバイクなど11台が絡むスリップ事故があり、男性2人が軽傷です。
また佐賀県内では、転倒で男性2人が軽いけがをしました。
福岡県では、これからあす昼までに、平地でも多い所でさらに20センチの積雪が予想されており、気象台では警戒を呼びかけています。
こちらからは以上です。
福岡県太宰府市から伝えてもらいました。
過去に例がないほどの最強寒波で、雪に慣れない地区は大混乱。
沖縄でも寒さによる異変が見られました。
最強寒波に包まれた日本列島を取材しました。
けさ、バンキシャが訪ねたのは、福岡市にある明光寺。
午前6時、この鐘の合図で、お寺の一日が始まる。
鳴らしているお坊さんははだしだ。
そのままの姿で、廊下の雑巾がけ。
身につけていたのは、薄いこのさむえと肌着だけ。
修行のため、寒くてもこれ以上着込むことはしないという。
寒いっす。
頭がら空きなんで。
きょう、福岡県は大荒れ、猛吹雪に見舞われた。
この寒波は西日本全域を襲い、大雪をもたらした。
鹿児島のシンボル、西郷さんにも雪が積もっていて、真っ白くなっています。
天草市内の峠では、一面の雪景色となっています。
鹿児島空港では、作業員が人力で除雪をしていた。
さらに徳島市では。
バンキシャは、大寒波に見舞われた各地に飛んだ。
そこで見えたのは。
こちらにも、小さな魚ですが、1匹。
広島県内も大雪に。
北広島町八幡では、143センチの積雪を記録。
全国で24時間当たり最も雪が積もった。
島根県松江市では、波打ち際につららが。
波しぶきが柵に当たり、寒さのせいか、つららになっていた。
一方、きょう午後4時。
一面銀世界になってますね。
実はここ、鳥取市の鳥取砂丘。
雪が積もる数時間前には、砂丘を歩く観光客の姿も。
雪山みたいな感じですね。
きょうはゲレンデに来たと思えばいいんだよ、ゲレンデに。
ふだん見られない光景に、驚きを見せていた。
そしてきょう午前5時ごろ。
スリップしたんでしょうか、前のバンパーの辺りが、壊れてますね。
米子市でも、動けない状態となった車が立往生していた。
ふぶいてて、それでまあ、路面凍結っていうことで、この間の雪降ったときも走ってたんですけど、きょうは特別。
車に乗っていた2人にけがはなかったという。
また愛媛県では、トラック3台がスリップ事故を起こした。
西日本の大半を覆ったマイナス12度の寒気。
この厳しい寒波は九州にも。
北海道やん、これ。
大雪に見舞われた福岡県。
きのう、バンキシャは福岡市内の動物園へ。
園内を歩いていると。
え?あっ、え?あっ、猿が温泉に入ってます。
猿が固まって、露天風呂に入り、暖をとっていた。
さらに。
毛布にくるまって、ヒーターの前で暖をとってます。
東南アジアに生息するオランウータンは、毛布にくるまり、寒さをしのいでいた。
この動物園では、大雪の影響で、急きょ、きょうの休園を決定したという。
福岡より南に位置する、長崎県長崎市では、市の中心部が大雪に見舞われた。
バイクもスリップ防止のためか、徐行運転をしていた。
路面電車も雪の中を走る。
視界が遮られるほどの大雪が降る中、子どもたちは雪合戦を始めた。
見慣れない光景に、犬も大喜びだ。
さらにバンキシャは、佐賀県鳥栖市の消防署に密着。
朝を迎えた午前7時前。
5、6人のグループが登山。
降りられない?
雪の影響で、救助要請が。
雪山をかき分け、現場に向かうと、少年たちの姿が。
手とか大丈夫?凍傷とか。
要求についての6名、全員、自力歩行可、主訴もなし、以上。
標高およそ800メートルの山。
午前0時から中学生6人が登り始めたが、雪で下山できなくなり、救助を要請。
全員無事保護された。
さらに、バンキシャは、鳥取県である現象を目撃。
湯気が立ち上がっています。
この光景は、長崎県でも。
この現象はけあらし。
海水温が高く、寒暖差が大きいため、水蒸気が発生したのだ。
そして沖縄県宮古島では、こんな現象も。
バンキシャが宮古島の海岸に行くと。
こちらにも小さな魚ですが、1匹。
海岸には魚が打ち上げられていた。
また、別の海岸ではかにも。
海水温が低く、魚が仮死状態となり、波打ち際に上がったと見られる。
地元の人たちはこの魚を持ち帰るという。
この家族は、大漁だ。
食べられるやつは食べるけど、あまりちっちゃいのはもう、取ったっていう記念だな。
かつてない寒波が日本列島を襲っている。
ではここで、こよいのご意見番、ご紹介いたします。
まずは直木賞作家の石田衣良さんです。
こんばんは。
よろしくお願いします。
そして元観光庁長官で現在は大阪観光局理事長の溝端宏さんです。
どうぞよろしくお願いいたします。
どうも。
さて、こちらをご覧いただきましょう。
九州では、大雪警報が発令され、断続的に雪が降り続いておりますが、こちらは現在の長崎県長崎市の様子であります。
さあ、石田さん、この暖冬ですと、安心していたんですが、この最強寒波、いかがですか?
もう驚きですね。
見たことのない映像ばかりなのでね、雪に慣れていない西日本の方は本当に気をつけていただきたいですね。
うちもね、実は2番目の子がことし高校受験で、全国の受験生とその家族の方々、寒さ対策をちょっと気をつけて、この寒波を乗り切っていただきたいですね。
本当にそうですね。
しんしんと冷えますからね、お気をつけいただきたいと思いますが、さあ、溝畑さん、この天候、いかがですか?
いや、外国人観光客は雪が見れて楽しいなとか、スキー場にとってはハッピーですよね。
ただやっぱり、九州の人から見ると、生まれて初めて雪なんで、たぶん、雪かきのためのスコップとか、あと長靴、そういった備えですよね。
これをやらなきゃいけないし、あと過剰な反応はしないでほしいですよね。
交通とか、いろんな分野で。
こんな東京に長い列が出来たりとか、そういうことができないように、うまくコントロールしてほしいですよね。
そして気になる今後のお天気です。
今夜は日本海側を中心に、再び雪が強まりそうです。
あす夕方までに新たに北陸で70センチ、九州や四国でも、20センチから40センチの雪が降る予想となっています。
大雪や猛吹雪などに警戒が必要です。
今回の寒波は、今夜がピークとなりますが、あすも厳しい寒さが続きます。
あすの朝は氷点下の所が多く、日中は福岡で3度、大阪は5度でしょう。
水曜日以降は気温が上がり、那覇は25度くらい、福岡でも15度を超える日がありそうです。
この荒れもようのお天気は、あすにかけても続きそうです。
今後の気象情報に十分にご注意ください。
さあ、続いてはこちらです。
多くの若い命が奪われた、スキーバスの転落事故から1週間余り。
関係者へのこれまでの取材で、バスのギアがニュートラルになっていたことが分かりました。
この状態で坂を下ると、バスはどうなるのか。
バンキシャは、大型バスを使って検証。
そこから事故原因につながるある可能性が見えてきました。
冷たい雪に覆われた長野県軽井沢町。
乗客・乗員15人が死亡したバス事故から9日。
現場にはきょうも、死を悼む多くの人たちが献花に訪れていた。
今月15日、スキーに向かう多くの大学生らを乗せ、5メートル下の崖に転落したツアーバス。
あの日、何が起きたのか。
ある可能性が浮上した。
おっ、だいぶ止まらないですね、ニュートラル状態ではだいぶ止まらないです。
火曜日から本格的に始まった事故車両の検証。
車両などに残された物証から、原因解明の鍵を握る当時の状況が明らかになってきた。
まず、走行中のバスを捉えていたのは、事故現場からおよそ1キロ手前と、250メートル手前に設置された監視カメラ。
事故現場の1キロ手前の峠付近では、バスは滑らかに走行し、異常は感じられない。
しかし250メートル手前では、対向車線にはみ出しながら、猛スピードで下り坂のカーブを走り抜けていた。
捜査関係者によると、事故前のバスの速度は、最も早いときで制限速度の2倍。
時速100キロ前後も出ていたと見られるという。
およそ1キロの間に、バスはなぜ異常に加速したのか。
現場となった碓氷バイパス。
注目したのは。
急な下り坂ですね。
エンジンブレーキを併用という看板が出てきました。
エンジンブレーキの使用を促す標識だ。
事故現場まで続く下り坂のところどころに設置されていた。
しかし関係者によると、これまでの警察の検証で、バスのギアがエンジンブレーキが利かない、ニュートラルの位置にあることが分かった。
もし下り坂を走行中に、ニュートラルだったとすると、何が起きた可能性があるのか。
事故車両と同じブレーキシステムを持つ大型バスで検証した。
重量が重い大型バス。
通常、下り坂で使うブレーキは3つ。
まずエンジンブレーキの利きを強める排気ブレーキ。
次にギアを落としてかけるエンジンブレーキ。
速度が落ちてから使うのが、直接タイヤの回転を止めるフットブレーキだ。
ニュートラルっていうのは、この6速あるんですけれども、6速の中にどこにも入らない状態。
なんで、排気ブレーキ、エンジンブレーキももちろんかからない。
走行するのは、事故現場より傾斜が緩やかな下り坂。
事故車両とほぼ同じ16トンのバスに、乗客・乗員分の体重を想定し、2トンのおもりを載せた。
速度は事故現場の制限速度50キロ。
下り坂になったところで、まずはギアを使い、エンジンブレーキをかける。
あっ、急にスピードがゆっくりになりました。
ギアを落とした直後、エンジンブレーキがかかって減速。
およそ100メートルの下り坂で、30キロまで減速した。
しかし、ニュートラルの状態で走行すると。
50キロのまま行きます。
あっ、ニュートラルになってます。
速度が、あっ、速度がどんどん上がっていきます。
50キロから55キロ。
あっ。
車両の重さで、バスの速度はどんどん上がった。
エンジンブレーキをかけたときは、30キロまで減速したのに対し、ニュートラルでは57キロまで加速。
同じ位置でフットブレーキをかけたら、ニュートラルはすぐには止まらなかった。
停止までの距離の差は、およそ50メートルにもなった。
では、何が原因でギアはニュートラルに入ったのか。
同じブレーキシステムを持つ大型バスで、ギアのチェンジを見せてもらった。
適切な操作をすれば、ギアは変更した位置に入り、シフトレバーもそこで止まる。
しかし。
あっ、レバーがはじかれました。
エンジンをですね、守るために急激な低速ギアに入れますと、機械が判断して、ニュートラルという状態になります。
エンジンに負荷がかかるため、急激なギアチェンジはできない。
自動的にニュートラルの位置にはじくのだ。
その場合、冷静にギアが入る場所を探せば、問題はないという。
バスを運転していた土屋廣運転手。
5年勤めた前の会社で、大型バスの経験はなく、先月、今の会社に入社した際は、大型バスの運転は不慣れと話したという。
事故の前、バスのブレーキランプは光っていて、フットブレーキを踏んだ可能性があると見られている。
非常にバス自体が大きくて重いですから、
先ほどご覧いただきました、鹿児島市からの中継の中で、鹿児島市内の様子を、午前1時ごろと表示しましたが、正しくは午後1時ごろの誤りでした。
失礼しました。
軽井沢のバス事故のあとも、各地で観光バスの事故が相次いでいます。
事故を起こしたバス会社の中には、過去に国土交通省から行政処分を受けているところもあります。
こうしたバス会社などが、過去に受けた行政処分などのネガティブな情報を、国土交通省はホームページで公開しています。
事業者の行政処分情報と検索すると、このように、過去の行政処分歴や、違反歴をチェックすることができます。
なお今回、事故を起こした大型バスのギアがニュートラルになっていたということについては、事故の衝撃でニュートラルになったという可能性もあり、警察は、運転手の操作ミスがなかったかどうか、慎重に調べを進めております。
さあ、石田さん、このところバス事故が相次いでおりますが、どのようにご覧になりますか?
もう一つちょっと、大きな視点で考えたほうがいいかもしれませんね。
僕、去年の暮れにブラック企業について、…の指示で書いたんですけれども、このバス会社のような運輸業だけじゃなくて、飲食とか小売りとか、金融、ITもそうなんですけれども、従業員を限界まで働かせて、価格を抑え込むことで、なんとかもうけを出すというデフレ型の企業が本当に多いんですよね。
なので、逆に一人一人の消費者が、この価格で働いてる人は幸せになれるのかっていうのを考えながら、商品なりサービスなりを選ぶっていうところを徹底したほうがいいんじゃないでしょうか。
溝畑さん、いかがお考えですか?
もう観光の世界では、安心・安全は生命線ですよね。
だからやっぱり、原点に返って、安心・安全を何よりも優先する、これをやっぱり国から、乗客の皆さんを含めて、徹底すべきだと思います。
それからやっぱり、もっとバスの関係者の給料を上げてあげる、これをしてあげないと、人材は集まりませんよね。
そうですね。
なお国土交通省は、新たにバス事業に参入する会社への審査の厳格化や、悪質な事業者への処分の厳罰化などを検討する方針で、今月29日に1回目の有識者委員会を開催する予定です。
続いてはこちらです。
警察の鑑識係のように、今話題の人やものを分析するカンシキ!さあ、こよいの証拠物件はこちらです。
日本全国の自治体が企画する、移住のパンフレットでございます。
そのパンフレットをよくよく見ますと、お試しの文字が並んでますね。
実は今、実際に移住をする前に、お試し感覚で気軽に移住を体験できるという自治体が増えているんです。
そこでこよいは、今、注目されるお試し移住をカンシキ!神奈川県三浦半島の先端に位置する三浦市。
都心からおよそ60キロ、三崎マグロで有名なこの町は、実は農業も盛ん。
しかし、県内で唯一の消滅可能性都市とされ、人口減少で存続が危ぶまれております。
そこで三浦市。
お試しで2週間だけ住んでみたいという人を募集。
東京都在住の都志見さんご一家。
妻、由紀子さんがネットで見つけ、応募しました。
東京で子育てというイメージがちょっと分からなくて、転職とかまでせずに、この子にとって環境がいいっていうところを。
電車で通えるかなとは思ってますので。
移住期間中は市内の空き物件が提供されます。
費用負担は手数料5000円と、保険料だけ。
都心のIT系企業にお勤めのご主人。
育児休暇後は、由紀子さんも同じ職場に復帰します。
1500円ぐらい。
電車代で。
電車代で?ああ、そうか、ああ。
通勤費は支給されないため、これまでの8倍近く負担が増えてしまいます。
果たして毎日の通勤は、現実的なのでしょうか?駅まで徒歩10分ほど。
ラッシュ時でも座席が確保できる電車があります。
さあ、職場まで一体どれくらいかかるんでしょうか。
さてさて、こうしたお気軽、お手軽な移住体験は今、全国で進行中。
こよいは、そんな地方のお試し移住をカンシキ。
この日、都志見さんが訪れたのは、三浦市内の鮮魚店。
お目当ては。
三崎なんでマグロを買って。
マグロコーナーがすごいね。
野菜の直売所でも。
すごいね。
葉っぱごと料理できそうです。
思わず記念に写真を撮りたくなるほど大きな大根。
新鮮な三浦の食材は好印象。
1児の母である由紀子さんには、もう一つ外せないチェックポイントが。
なかなか都内だとここまで園庭がある保育園ってないので。
ここは、近所の保育園です。
待機児童って、多いじゃないですか。
なので、希望した園に必ずしも入れるわけではないので。
三浦市は、待機児童ゼロ。
育児環境にも好印象だったようです。
さてさて、気になっていた通勤ですが、三浦市から東京・港区まで、さあ、かかった時間は?
2時間15分ぐらい。
遠いですね。
いろいろ工夫は必要ですけど、不可能ではないかなという気がします。
しかし、通勤時間について、こんな指摘も。
ここってなると、やっぱり往復4時間みないといけないので、その分、やっぱり家族3人で過ごす時間っていうのは、ちょっと犠牲になっちゃう部分っていうのは、どうしても出てくるのかなっていうのは。
2週間のお試しで感じたのは、通勤の大変さ。
しかし、それ以上に三浦市の魅力を発見したという都志見さん。
次回は暖かい季節に、この三浦市を訪れたいといいます。
今、各自治体は、さまざまな特色を出し、お試し移住の取り組みを行っております。
福岡県朝倉市では、移住では重要なポイントである仕事もお試しできるんです。
1か月間滞在し、農業のいろはを学べます。
長崎県は最大1週間、キャンピングカーを貸してくれます。
交通の便が悪く、宿泊施設が少ない地域でも、移住先を探せるというメリットが。
そんな中、こちら、福井県鯖江市。
去年秋、ちょっと変わったお試し移住が始まっておりました。
ゆるい移住っていうそのプロジェクトに興味を持ってなんですけど。
ゆるい移住?それってなんですか?鯖江市長自ら説明してくれました。
スタイルとか目的は全くございませんので、どうか自由にですね、半年間、お住みになっていただいて、たとえ鯖江で半年間住んでですね、一人も残らなくても、僕はそれでいいのかなと思っております。
結果的に誰も住まなくてもいいとは、どういうことでしょうか。
参加条件は20代から30代限定。
市営団地の3LDK2物件で共同生活をします。
最大半年間住めて、家賃はなんとただ。
参加者の1人、森一貴さん24歳。
東京で実際、そうやって働いていく中で、なんかこれってちょっと違うんじゃないかなと思うことがいくつか出てきて。
東京大学卒業後、都内のコンサルティング会社に勤めておりましたが、退職。
新しい仕事が始まるまでの半年間、この鯖江市に住んでみようと思ったそうです。
本当にお試しっていうことで、今、移住するっていう気持ちで行くわけではないのかなって。
ゆるい移住が終われば、鯖江を去るつもりの森さん。
それでも市が受け入れる、その訳とは。
4月以降も住んでもらえなくても、なぜ鯖江にとどまらずに、各自の皆さんの地元っていうんですかね、そこへ戻られたっていう、その理由を実は聞きたいっていうのが実はあるんですね。
若い人の目線で鯖江市を見てほしい。
まちづくりのヒントを探る、それこそが今回のプロジェクトの目的だったんですね。
半年間を通じて、17人が参加するゆるい移住。
参加者の目的ややりたいことはさまざま。
パソコン一つ、どこでも仕事ができるので参加した人。
週末を鯖江で過ごすという、2つの地域で生活をする可能性を探りたい人。
鯖江についてブログを書いたら、おもしろいのではと、参加を決めた人も。
移住開始から1か月。
市役所に集まった移住メンバー。
そこには、市が呼んだ地元の高齢者と女子高校生が。
どういう所で遊んでますか?
なんか、ふだん鯖江で遊ぶことって本当なくて、なんか結構、電車とかでみんなでどっか、福井市内行ったりとか。
鯖江について尋ねるよい機会となっておりました。
ここで出会った住民の方と、その後、野菜の収穫をしたり、みんなで鍋を囲んだりと、皆さん、鯖江の生活をちょっとずつ知っていきます。
ある夜、参加者たちだけで、夕食を囲んでいるとき。
きょうの昼、そば食ったんですけど、あの白いそばが。
おそばがおいしかったんですよね。
地元の名産、おろしそばを味わったそうです。
少しお酒も入ってきました。
すると。
鯖江に魅力がないと思っているのは、鯖江の人だけだと思うんです。
強烈。
地元だからなんかそういうふうに見ちゃうんだけれども、外から見たら、いや、そんなことないやん、めっちゃいいとこあるやんっていうのが、逆に見えるんじゃないかなと、僕は。
のんびりした生活、優しい地元の人たち。
参加者それぞれが鯖江の魅力に気付き始めていました。
今月20日、鯖江市を訪ねると、市内はすっかり冬景色。
移住して3か月、森さんは、地元、鯖江のデザイン会社でアルバイトを始めていました。
あれ?4月から仕事決まってましたよね?
4月からも実はもう少し鯖江に住んでみようかなという気分になっています。
なんと、春から働く予定だった仕事を辞退してまで、この鯖江に残ることを決めたそうです。
一緒に住んでる町の人たちが、楽しくなるようなことを、ちょっとずつ企画したりとか、なんかできたらいいかなという。
鯖江で生活する中で、まちづくりへの興味が強まったという森さん。
将来、会社を起こしたいといいます。
ゆるく始まったこの移住プロジェクト。
こよいのカンシキは、多くの自治体が行っておりますお試し移住についてお伝えしておりますが、ちょっとこちらをご覧ください。
こちらは、移住希望者の相談などを行うNPO法人ふるさと回帰支援センターの利用者を年代別に表したものです。
2008年には、50代、60代、70代が多く、20代から40代の世代は少なかったんですが、2014年では、逆転いたしまして、20代、30代、40代の若い世代が、ぐぐっと増えていることがよく分かりますね。
さあ石田さん、この地方への移住、どうご覧になりますか?
日本もね、成長期が終わって成熟期に入りましたよね。
ですから、若い人たちにとって都会で住むことのメリットとか、魅力が薄れてきているんじゃないですかね。
僕も仕事で日本各地行くことあるんですけど、最近は都会より地方のほうが元気だなと感じることが多いですよね。
僕もずっと仕事で東京いますから、半年ぐらい鯖江とか、三浦半島、行ってみたいですよね。
魅力的ですよね。
溝畑さん、いかがですか?
私も地方にいろいろ長くいたんですけど、やっぱり今、地方に必要なのは、やっぱこの、20代、30代、40代のやっぱり稼ぐ力を持った、やっぱり子育て世代、農業とか観光にはものすごい必要なんですよね。
やはりいきなり行って、私も実は大分に18年、結局いたんですけど、やっぱり本当に移住するには決意がいるんですよね。
そうでしょうね。
やっぱりいろいろつきあいとか、いろいろ教育の問題、いろいろ出てきて、やっぱりちょっと逃げ道を持ちながら、余裕を持って決断できるような、そういう意味ではこういうお試しコースをやるというのは、すごくいいなと思いますね。
そうですよね。
現代的かもしれませんね。
さあ、地方への移住。
興味のある方は、まずはこのお試しから始めてみてはいかがでしょうか。
では今週の顔、続けてまいりましょう。
火曜日、国土交通省が発表したのは、去年1年間に日本を訪れた外国人旅行者の数。
およそ1974万人で、過去最多となりました。
しかし中には、日本独自の常識やルールを理解できず、戸惑う外国人の姿も見られます。
京都・祇園のメインストリートに登場した、高さおよそ2メートルの札。
本当はこういうのは立てたくないんです。
っていうことは、景観に沿わないし。
この札で禁止しているのは、喫煙、食べ歩き、ごみのぽい捨て、自撮り棒の使用。
さらに。
舞妓さんを触ったり、引っ張ったりして、囲んだりして、写真撮ったりしはるわけです。
外国人観光客が、舞妓さんの着物を引っ張り、袖を破いてしまったこともあるんだそうです。
そのため、舞妓さんに触ることや、壊れやすい囲いや柵にもたれかかることも禁止になりました。
札を設置して1か月。
地元はその効果を期待しています。
こちらは、大坂・通天閣に程近い串カツ店。
関西人には常識の、ソースの2度付け禁止も、外国人にとっては分かりづらい文化の一つ。
1度しかつけられないんだって。
メニューには、日本語以外に、3か国語で説明書きが。
しかし、ソースをつけずに一口食べた串カツをつけちゃいました。
食べたものはソースにつけたらだめなんですよ。
最初の一口だけですか?
一方、ごみ箱の前で立ちすくんでいたのは、スペイン人観光客。
しばらく悩んだ末、ポリ袋を入れたのは、瓶、缶、ペットボトル用のごみ箱。
スペインでは、こんなに細かく分別しないので、ポリ袋をどうしたらいいか迷いました。
ごみ箱をよく見ると、ペットボトルを意味するプラスチックボトルという手書きの英語が。
実はポリ袋は英語では、プラスチックバッグ。
そのため、プラスチックの文字を見て、迷ってしまったということなんです。
先ほど、モニターの中で、外国人旅行者の数を、1947万人と表記しましたが、正しくは1974万人でした。
大変失礼いたしました。
さて、溝端さんは観光庁長官時代から、訪日外国人観光客を増やすために、いろいろと尽力されてきたと思いますが、2000万人の目標達成もまもなくとなりましたが、今の状況、どのようにご覧になっていますか?
本当に関係者の皆さんの努力には、本当に感謝申し上げたいと。
ただ、日本の持ってるポテンシャルでいけば、3000万人、そしてまた4000万人と、十分に増やすことができる。
ただ、やはり受け入れをしっかりやっていくという中で、きょう、ちょっと出た、やはりリピーターを増やしていくには、異なる文化に対する、やっぱりそれをまず受け止めてあげる、拒否したり、無視するんではなくて、それをお互いに理解して、交流をしていく、このことの繰り返しが、リピーターの増加に、増えるんじゃないかなと思いますよね。
石田さんはいかがですか?
いやね、日本人だってほんの50年ぐらい前までは、海外の高級ホテルでステテコ一枚で歩いて、ひんしゅく買ってたんですから、気にすることないですよ。
それよりはもうどんどんもてなしてあげて、じゃんじゃんお金を落としてもらいましょう。
そうですね。
溝畑さん、先ほどポテンシャルが日本には3000万人、4000万人受け入れられるとおっしゃいましたが、どうすればいいんですか?
本当に北は北海道、南は沖縄まで、やっぱりこう、本気になって受け入れる、そのいろんな文化を、やっぱりわれわれが理解して、お互いにハッピーになるような仕組みですよね。
私たちもハッピー、来る人もハッピー、みんながハッピーになるように、日頃から、だからそういう幸せオーラ満点でいくことです。
なるほど。
さあ、そして外国人旅行者が日本で買い物などに使った消費総額は、去年1年間で3兆4771億円でした。
おととしは2兆円余りですから、大幅に伸びていることが分かりま
ニュースをお伝えします。
アメリカ軍普天間基地の移設が最大の争点となっている、沖縄県宜野湾市の市長選挙は、きょう投票が行われています。
宜野湾市長選挙には、届け出順に、いずれも無所属で、普天間基地の辺野古への移設を進める安倍政権が支援し、自民党や公明党が推薦する、現職の佐喜真淳さんと、移設に反対する翁長知事や、県政与党が支援する新人の志村恵一郎さんの2人が立候補しています。
投票は午後8時まで行われます。
午後6時現在の投票率は、40.4%で、前回を1.79ポイント下回っています。
一方、期日前投票は前回の2倍以上の1万4256人が済ませています。
今夜遅くには、大勢が判明する見通しで、選挙結果は普天間基地移設問題の今後に影響しそうです。
大相撲初場所千秋楽。
大関・琴奨菊が日本出身力士として、10年ぶりの優勝を果たしました。
勝てば初優勝となる大関・琴奨菊は、豪栄道との大関対決に臨みます。
画面左の琴奨菊は、2002年に初土俵を踏んで以来、初の悲願達成に向け、気合い十分。
突き落としで豪栄道を下し、悲願の初優勝を手にした琴奨菊。
日本出身力士としては10年ぶりの快挙となりました。
ことばに表せないくらい、本当にうれしいのと、なかなか成績が残せなかったときも、本当たくさんの方々に応援いただいて、今の自分がこうして立っていることがすごくうれしいです。
2016/01/24(日) 18:00〜18:55
読売テレビ1
真相報道 バンキシャ![字]

バンキシャ!は毎週、注目を集めている事件・出来事について、他にない切り口で検証を加える番組です。今週もスタッフは各地に飛び、ただいま取材中。ご期待ください。

詳細情報
番組内容
真相報道バンキシャ!は福澤朗と夏目三久がお伝えする〈新型〉報道番組。日曜の夜、その1週間の起きた出来事について視聴者の方に「なるほど、そういうことだったのか」と言っていただける番組づくりを目指しています。取り上げるのは、事件・事故・政治・経済からスポーツまで、硬軟とりまぜ幅広く。ニュースの新しい見方をご提供いたします。番組への情報、ご意見は番組HPまでお寄せください。
出演者
【MC】
福澤朗
夏目三久
【ゲスト】
番組ホームページ
http://www.ntv.co.jp/bankisha/

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
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