サタデースポーツ 2016.01.23


シュート打った!
6大会連続のオリンピックを目指す若き侍。
準々決勝の相手は、中東の強豪、イラン。
負ければ終わりの一発勝負。
序盤から日本は、イランのスピードに苦しむ。
こぼれ球を拾ったイランのカウンター。
あーっと、イランの…がボールを持つ。
遠藤が行きますが、シュートを打たれた!
岩波がかわされ、キャプテン、遠藤が必死のカバーリング。
前半36分。
イランのロングボール。
はね返したボールを拾われる。
クリアミスを決定機につなげられた。
苦しい展開が続く。
さらに後半11分。
またもこぼれ球をイランに拾われる。
流れをつかめない日本。
後半37分、前線に浅野を投入。
直後、その浅野が粘って矢島へ。
徐々に攻撃の形を作り始める。
さらに後半終了間際、延長戦を見据えた手倉森監督。
決定力のある豊川を投入した。
両チーム無得点で迎えた延長戦。
前半5分、右サイドに展開した日本。
室屋のクロスは豊川へ。
シュート!決まった!日本先制、豊川!
起用に応えた豊川。
ついに日本が先制する。
後がないイランは、必死の反撃。
さらに。
ナイスキーパー。
よく出た!
最後のとりで、ゴールキーパー、櫛引が得点を許さない。
しのぐ日本。
試合を決定づけたのは、10番の中島だった。
スーパーゴールで勝利を引き寄せる。
その2分後、再び中島。
また仕掛ける、シュート!
厳しい戦いを勝ち抜いた日本。
オリンピックまで、あと1勝。
こんばんは。
サタデースポーツです。
いやぁ、日本、ちょっとこう、ひやっとする場面もありましたけど、なんとか延長戦、勝ちましたね。
いやー、よかったですよ。
どれもスーパーゴールでしたね。
このスタジオには、解説に戸田和幸さんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。
お願いします。
それにしても結果は3対0、どれもすばらしいゴールで点取りました。
ただ、特に後半は、あのイラン、プレスをかなり強めましたし、パスもつながらない、セカンドボールも拾われる。
押し込まれる点が続いたので、かなりぎりぎりな状態だったかなと思いましたけど、よくやってくれましたね。
ですよね。
さあ、その中でも、きょうポイントになったシーンというのが、先制ゴールの場面ということなので、詳しく解説お願いします。
交代で入った豊川のポジショニング、シュートにつながる動き、これ、すばらしかったなと思います。
ちょっとご覧いただきましょう。
豊川選手、後半の途中ですね、入ってきました。
右の中盤で、交代で入りましたけれども、左から展開していくときに、右から内側にポジションを変えていきますね。
これはまあ、そもそも彼が、そこから得点を奪うのが得意な選手ですから、そういうところをしっかり手倉森監督から指示があったと思います。
その結果、ディフェンスがついてきたことで、サイドバックの室屋選手が上がるスペースが出来ました。
そうでしたね。
ここは展開、非常にスムーズで、室屋までボールがつながりましたし、この瞬間に中が3対3になってますから、同数ですね。
攻撃が…有利な状況だと思います。
あとは室屋がしっかり1対1を、相手をかわして、クロス上げてくれましたから、あとは豊川のセンス、相手の背後を取る動き、ここは本当に、彼しかできない、恐らく、動きだと思いますし、しっかりゴールを決めきってくれましたから、本当に大きかったですね。
室屋選手が上がるスペースを作ってくれた、あの豊川選手の動き、あれだけで、相手のディフェンスが、ずいぶん混乱したように見えましたね。
だからそういう意味では、中東も、揺さぶりとか、ああいう変化には、少し弱いところありますから、交代のタイミングは、すごく慎重には考えてたとは思いますけれども、見事にはまりましたね。
すばらしい。
まさに豊川選手、途中出場でしたけど、活躍しましたね。
この大会での手倉森監督の采配ってどのように感じてますか?
まずはチームとしての、やっぱりコンセプトが明確だということと、あとはその上で、選手にどんな働きをしてもらいたいかという、役割分担を、恐らく非常にはっきりしていますから、選手が迷いなくプレーできているなというのもありますし。
ただ、冒頭ありましたように、危ない場面もずいぶんありましたね。
イランも力はありますから、かなり危ない場面もありましたし、そんな中でも、非常に無失点で終えたのは、立派だと思いますね。
そういう意味では、本当に櫛引の活躍、日本、救ってくれたと思います。
ゴールキーパーの櫛引選手、見てみましょう。
この選手の一番の持ち味って、どういうとこなんでしょう?
身体能力の高さを生かしたセービングと、前への飛び出しですね。
積極的に前に出て、相手のシュートを止めにいきますから。
ここで、それぞれのシーン、彼の特徴、よく出てると思いますし、彼じゃないと恐らく、失点したかなと思われるシーンですね。
でも本当にナイスセーブでしたよね。
トーナメント表を見てみましょうか、こちらです。
日本は、26日に行われる準決勝に勝つと、オリンピック出場が決まります。
負けても、3位決定戦に勝てば、出場権を獲得することができます。
監督は、次はもっとしびれる試合になるって言ってましたけど、そんなふうにはなってほしくないんですけど、次の相手は、このあと、深夜に行われる、UAEとイラクの勝者。
どちらも、なんか嫌な感じがするんですが、どうでしょう?
UAEも守備が非常にしっかりして、手ごわい相手だと思うんですけど、イラクが上がってきたほうが、ちょっと、攻撃が強いので、やっかいかなと思いますね。
そうですか。
要注意の選手もいます。
でも、その中でね、戸田さん、6大会連続のオリンピックに向けては、あと1つ勝てば、出場権ですよね。
大丈夫ですよね?
そうですね、ちょっとこちらをご覧いただきたいと思いますけれども、各試合でゴールを挙げてきた選手、かなりね、顔ぶれが多様ですから、そういう意味では、どこからでも点を取れるという見方ができると思いますし、チームの総合力で勝ってましたから、厳しい試合になればなるほど一つの形だけではなかなか難しいですからね、そういう部分で、ちゃんと底上げができてきた総合力が日本の強みになると思います。
総合力という点でいいますと、ここまで毎試合のようにスタメン、変えましたよね。
次の準決勝は、どうでしょうか?
もう、恐らくいじらないと思います。
そうですか。
もう本当に生きるか死ぬかですから、次は。
ただ、そのスタメンがうまくいかないときの、次の選手っていうところが、きちんと予選リーグ含めて、メンバーをやっぱり入れ替えながら戦ってきた部分が、チームとして底上げにつながっていますから、仮にスタメンがうまくいかなくても、次の選手がしっかり控えてますので、その総合力が、また日本の強みになると思います。
本当に皆さんのパワーを送っていただければと思います。
パワーですね。
戸田さんが期待する選手、1人、挙げるとしたら?
うーん、僕はね、誰って、あんまり言いたくないので、また新しいヒーローが出てくることを期待します。
なるほど。
楽しみに取っておきます。
日本の次の試合、26日です。
中継しますので、ぜひご覧ください。
ここまでサッカーオリンピック予選についてお伝えしました。
戸田さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
さあ、続いては大相撲です。
初場所は残り2日。
1敗で優勝争いのトップに並ぶ、大関・琴奨菊は、関脇・栃煌山の挑戦を受けました。
琴奨菊はきのう、初黒星。
力み過ぎた、もっと冷静にいかなければと、気持ちを切り替えました。
地元の福岡県柳川市の声援も、日増しに大きくなっています。
その人たちのためにも、何よりも自分のためにも、連敗をするわけにはいきません。
琴奨菊は、きのうの負けにしっかり向き合ったから、きょうの一番につながったと、連敗はしませんでした。
初優勝へ一歩前進です。
本当に、きのうの1敗に引きずられず、速くて強い相撲、見せてくれましたね。
本当ですね、おとといまでみたいな、本当に迷いのない相撲でしたね。
本当に。
さあそして、琴奨菊と優勝を争う横綱の2人、1敗の白鵬は稀勢の里と、2敗の日馬富士は鶴竜と対戦しました。
白鵬、勝って、琴奨菊と並んで、あすの千秋楽を迎えることができるか。
手を出していった。
あーっと、ずるずると後退。
白鵬2敗、白鵬2敗。
この段階で、琴奨菊、再び単独トップに立ちました。
虎視眈々と、逆転優勝を狙う日馬富士。
突き刺さっていった。
組み止められた日馬富士。
小手投げ、日馬富士が負けました。
鶴竜の勝ち。
小手投げ一せん。
日馬富士3敗。
優勝争いから脱落。
高安は10勝目。
新入幕の正代は、三役経験者を破って9勝目。
ベテランの豪風は、13場所ぶりの2桁勝利です。
2敗で優勝争いに加わる豊ノ島は、関脇・嘉風と対戦です。
豊ノ島、押し込まれるも、土俵際で粘りました。
捨て身だったと、左ひざを痛めながらも、優勝へ、望みをつなぎました。
宝富士は、相手の豪栄道に曲げをつかむ反則があったとして、際どく星を拾い、勝ち越しました。
初場所の1敗は琴奨菊だけとなりました。
琴奨菊は、あすの千秋楽で大関・豪栄道に勝てば優勝です。
さあ、優勝争い、この3人に絞られました。
10年ぶりの日本生まれの力士の優勝になるのか、目が離せませんけど。
琴奨菊、リードで、豊ノ島も続いているというところが、いいですよね。
あすのサンデースポーツには、優勝力士に、このスタジオに生出演していただきますので、ぜひご覧ください。
お楽しみに。
スキージャンプ女子の日本のエース、高梨沙羅選手。
今月、国内で開かれているワールドカップは、ここまで3戦全勝。
今夜の山形市での大会は。
高梨は国内での3勝を含め、今シーズンすでに5勝と絶好調。
今夜も1回目でトップに立ち、2回目。
さあ、ここから伸びる、越えた、K点越えた!
ベストなジャンプではなかったと言いながら、ただ一人、100メートルを飛びました。
高梨、ファンの声援に応え、圧倒的な強さで、今シーズン6勝目です。
日本勢で続いたのは、勢藤優花。
高梨と幼なじみの18歳です。
5位で迎えた2回目。
ちょっと体が動くか?K点付近までは来た。
90メートル台後半のジャンプを2本そろえて、ワールドカップ自己最高の5位に入りました。
男子では葛西紀明。
先週、難病で闘病していた妹の久美子さんを亡くし、帰国後、初めて大会に出場しました。
気持ちを奮い立たせて臨む1回目。
人を笑顔にするようなジャンプを見せたいと、誓います。
142メートル50の大ジャンプ。
これ以上飛んだら危険とされるヒルサイズを、8メートル以上も上回りました。
悲しみを乗り越えて、43歳のベテランは、さらなる活躍を見据えます。
続いてテニスの全豪オープン。
女子シングルスの18歳、大坂なおみ選手は、四大大会初出場で3回戦に進出。
ベスト16を懸けて、強豪と対戦です。
世界ランキング127位の大坂。
元世界1位のアザレンカに挑みました。
第1ゲームは、相手のサービスゲーム。
大坂は力強いストロークで対抗します。
出ばなをくじきました。
なんとラブゲームでブレーク。
しかし、これが6試合目の大坂は、疲れから元女王に圧倒されます。
ストレートで敗れましたが、大きな経験を得た大会になりました。
一方、男子のエース、錦織圭選手は、2年連続ベスト8がかかるあすの4回戦に向けて調整しました。
きのうの試合で痛めた手首を気にしていましたが、大きな影響は見受けられませんでした。
4回戦の相手は、世界10位のツォンガ選手。
去年の全仏オープンで、錦織選手の準決勝進出を阻みました。
きょうの練習では、左足のすねの辺りを気にする場面もあって、軽めの調整でした。
錦織選手の4回戦は、あす日本時間午前9時から行われ、NHKでは総合テレビのサブチャンネルでお伝えします。
次は2年後のピョンチャンオリンピックで活躍が期待される、この人。
スピードスケート日本代表の押切美沙紀選手です。
今シーズン、次々に自己ベストを更新している、注目の23歳です。
今月初め、大会の合間の貴重なオフの日。
押切選手が訪れたのはエステサロン。
おしゃれが大好きな23歳です。
スケートでは、中長距離種目で戦う押切選手。
今シーズン、1500メートルで日本記録を更新するなど、急成長を遂げました。
飛躍を生んだのは、今シーズンから日本代表に加わった、オランダ人のヨハン・デ・ヴィットコーチの存在です。
ソチオリンピックで圧倒的な強さを見せた、スケート王国オランダ。
デ・ヴィットコーチは、そのオランダ代表を指導していました。
デ・ヴィットコーチの下で、押切選手が取り組んだのが、オランダ流の科学的トレーニング。
1分ごとに負荷を増していきながら、その間の心拍数や、酸素摂取量の変化を細かく記録します。
押切選手の筋力や心肺機能のデータから、弱点や課題を浮き彫りにしていきました。
見つかった課題は、世界のトップ選手に比べて、レース終盤での持久力が劣っていること。
デ・ヴィットコーチは、押切選手に持久力強化のためのトレーニングを徹底させました。
世界で勝つために課せられた、オランダ流トレーニング。
押切選手は、持ち前の明るい性格で、このメニューをこなしていきました。
そして迎えた今シーズン開幕戦。
ラスト400メートルを、出場選手の中で最も速いタイムで滑り、優勝。
自己ベストも更新しました。
明るく、前向きな姿勢で競技に打ち込み、中長距離のエースへと成長した押切選手。
視線の先にあるのは、2年後のオリンピックです。
あのトレーニングはつらそうでしたけど、そこはエステに行って、モチベーションを上げて、スケートもぜひお肌もつるつるにして。
滑らかに。
今後、期待したいと思いますが、押切選手、来月、オリンピックに次ぐ重要な大会、世界距離別選手権に出場します。
ぜひ活躍して、2年後のピョンチャン大会につなげてほしいです。
続いて、トゥデーズスポーツ。
プロ3年目、高みを目指します。
おはようございます。
楽天の抑え、松井裕樹投手が、自主トレーニングを公開しました。
ブルペンでは、連投にも耐えられるフォーム作りを目指し、踏み出す足の位置や、腕の振りなどを確認しました。
冬の広島を舞台に、中学生から社会人までが、たすきをつなぐ全国男子駅伝。
選手たちが開会式に臨みました。
選手を代表して、岩手の大沼睦選手が宣誓。
強い寒気の影響で、あすは広島市中心部でも、雪になるおそれがあり、厳しいコンディションが予想されます。
全国男子駅伝は、あす午後0時半にスタートです。
フリースタイルスキーのワールドカップ、女子のハーフパイプで、昨シーズン総合優勝の小野塚彩那選手が、今シーズン初勝利。
通算2勝目を挙げました。
バレーボールのプレミアリーグ女子は、上尾の最下位が決定。
あすのレギュラーシーズン最終戦で、デンソーかトヨタ車体のどちらかがプレーオフ進出となります。
バスケットボール男子のNBL、2位のリンク栃木は、連敗を2で止めました。
主意のトヨタ東京は5連勝です。
バスケットボール女子のWリーグは、2次ラウンドが始まり、上位リーグの2試合はトヨタと富士通が勝っています。
あすのサンデースポーツです。
大相撲初場所は、優勝力士が生出演。
そして、ラグビートップリーグは決勝。
優勝チームの選手が、こちらも生出演しますので、ぜひお楽しみにしていてください。
おしまいはトゥモローソング。
きょうはこの人、キングカズ、三浦知良選手です。
幾多の栄光と苦難を経験してきた三浦選手。
そのサッカー人生を重ねる一曲です。
2016/01/23(土) 23:00〜23:30
NHK総合1・神戸
サタデースポーツ[字]

悲願の初優勝へ!琴奨菊▽サッカー五輪予選・勝負のイラン戦!▽全豪で快進撃!大坂なおみ▽“キングカズ”三浦知良選手を支える歌▽パシュート押切選手に注目!

詳細情報
番組内容
▽初優勝へ!琴奨菊は? ▽U23イラン戦詳報! ▽全豪で快進撃!大坂なおみ ▽カズの心の歌 【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之
出演者
【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之

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スポーツ – スポーツニュース
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント

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