キリンだ!大きいね。
今日は巨大な箱にキリンを入れる大実験。
ただし入れるのはこの小さな穴から。
できんの?だれもが当たり前だと思っている自然の法則や科学の知識。
でもそれは本当なのでしょうか。
答えはやってみなくちゃわからない「大科学実験」で。
何の仕かけもないただの箱。
中は何もない。
真っ暗だ。
小さな穴を開ける。
この四角いライトを穴に向ける。
中は…。
何も見えないね。
周りを暗くしてみると…。
おっ…何か映っているぞ。
ライトの形だ。
穴から光が入ってる。
穴はすごく小さいのにかべにはライトが大きく映る。
どうして?光の進み方を見てみよう。
ライトの向きを変えていく。
あっ光がかべに届いた。
今度は下からあてる。
穴の所で光は通る。
今度は上から。
ライトの光はいろいろな方向にまっすぐ進む。
小さな穴があると真ん中から出た光は穴を通ってかべの真ん中にだけ届く。
下からの光は上にだけ届く。
上からの光は下にだけ届く。
こうして小さな穴を通して大きなライトの形が映ったんだね。
この仕組みを使って大きなキリンを箱の中に映してみよう!やって来たのは南アフリカ。
キリン発見!こいつは大きいね。
このキリンが映る箱を作ろう!まずは身長を測る。
4メートル…90センチ。
身長と同じ大きさに映したいね。
5メートルの箱を作ることにする。
ドアを閉めると…真っ暗。
高感度カメラで見てみると…。
ありゃ…隙間だらけだ。
テープでふさごう。
真っ暗になった。
小さな穴を開けて…。
あれ?大きいけど。
穴の大きさを変えられるようにしたんだ。
5メートルの巨大な箱完成!はたしてこの穴を通ってキリンの全身は映し出されるのか。
やってみなくちゃわからない。
さあ実験開始!穴の大きさは…ずいぶん小さいね。
3ミリメートルだ。
映るの?ん?何か映っているぞ。
それにしても暗いな。
もっと大きい穴に変えて。
10ミリ。
おおっ映っているぞ。
キリンの登場だ。
はたしてキリンは映るのか!?あれ?逆さまに映ってる?穴を通すと上下逆さまに映るんだね。
だけどまだちょっと暗いかな。
もっと大きな穴にしよう。
おっ明るいね。
穴が大きいほど明るいんだね。
あれ?よく見るとぼやけてない?穴を大きくすると明るくなるけどぼやけるんだ。
15ミリの穴にしてみよう。
あっキリンがこんな近くにいる。
近すぎるね。
これじゃ全身映らない。
ちょっと下がって!あれ?下がり過ぎ?今度は小さすぎるね。
穴から遠いと小さく映るんだね。
あ〜あキリンあきちゃった?よし!来た来た。
いい所に来たんじゃない?ちゃんと全身…はっきり見えている。
今だ!映ったキリンの身長を測ろう。
4メートル30センチ。
ちょっとだけキリンの位置が穴から遠かったのかな。
でもほとんど同じだ。
キリンの全身は15ミリの穴を通って箱の中に映し出された。
今回の大実験で箱に開けた小さな穴を光が通ることで中に大きなキリンを映し出せることがわかった。
また身長と同じ大きさで映すにはきょりが大事なこともわかった。
だからやってみなくちゃわからない。
「大科学実験」で。
2016/01/23(土) 19:45〜19:55
NHKEテレ1大阪
大科学実験「針の穴を通るキリン!?」[字]
大スケールの実験をスタイリッシュな映像で描く科学教育番組“大科学実験”。今回は南アフリカで、小さな穴のあいた巨大な箱の中に等身大のキリンを映すことに挑戦。
詳細情報
番組内容
今回の舞台は南アフリカ共和国。草原にくらすキリンに協力してもらって大実験! ピンホールカメラでは、被写体で反射した光のうち、小さな穴を通った光だけが箱の中の壁にあたる。光は直進するため、穴を通った光は壁に被写体とは逆さまの像を結ぶ。この原理を使って5×5×5mの巨大な箱の中に等身大のキリンを写す実験に挑戦する。はたしてキリンは映るのか? やってみなくちゃわからない! 【ナレーション】細野晴臣
出演者
【語り】細野晴臣
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
趣味/教育 – 幼児・小学生
趣味/教育 – 中学生・高校生
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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