和風総本家「巨大な日本を作る職人たち」 2016.01.23


旬の小鉢が大好きな豆助
豆助きょうは今が旬のアレを使った小鉢よ
その小鉢とは?
それは産卵前の…
…そう蛸を使った小鉢
その蛸を堪能できるのが夏の食卓を涼やかに彩る…
日本人でよかった〜
心からそう思わせてくれるこれぞ旬の小鉢
あなた〜できたわよ〜
日本っていいな〜和風総本家のお時間です
小さな島国日本から生まれた巨大なもの
それは日本の技術力を駆使した職人技の集大成
・はいこのまま送って・せーの…
身近にあるけれど見たことなかった…
そこには想像をはるかに超える職人さんの技と情熱がありました
豆助まずは私たちの生活に欠かせない巨大なアレよ
こちらの工場にある巨大な物を作る職人さんがいます
運ばれてきたのは材料として使用する…
使うのは長い年月に耐えうる強度を持ち腐食に強い芯の周辺部分
その最初の作業は機械による加工から
ゆっくりと機械の中を進みながら様々な箇所が削られ単なる角材が徐々にある巨大な物の材料へと変化
その出来上がりの形を見てみると
左右にはなにやら凹凸が作られています
こうして長さ4mの木材を140本
さらにひと回り小さな木材85本の加工が終わると機械の出番は終わり
新たな職人さんに引き継がれるやいなや…
早速なにやら細かくチェック
何をしているのでしょう
職人さんの言う「死節」がこの部分
そこで職人さん…
一見…
実はこの作業枝のあった角度を考えて的確に削り落としていく職人技
こうしてすべての死節に穴を開けたところで…
杉の棒をその穴に打ち込んで埋め木をしていきます
あとは余分な部分をカット
こうして製品の質を下げる原因が一掃された新たな木材で…
その木材は今度は長野県にある別の工房へ
そうここでの作業は木材の漆塗り
こちらの職人さん山車や食器なども手がける木曽の漆職人
さあ早速作業開始
丁寧に漆を塗り込んでいきます
しかしこの漆を塗る工程には…
そう…
それも製品の内側だけに塗るのは見栄えを良くするためではなくある別の理由から
こうして丁寧に職人さんが2度塗りすることで美しい光沢艶を兼ね備えた140本の木材
これ以外にもその製品に使うパーツがこんなに
ここであなたに質問
一体な〜に?
さぁ本日の「和風総本家」は「巨大な日本を作る職人たち」でございますまぁわれわれの身近なところにはですね実は巨大なものが本当に多く存在しているわけなんですよね萬田さん何かお話になりますか?そうね入りきれないのね貧血気味ですねもうすでにここまでご覧になってどうですか?この造りとかじゃなくて巨大なだけでもう嫌われて…嫌われてはないですよねということで最初の問題にいきたいと思いますが漆をね内側にだけっていうことは見えない部分に塗ってるってこと?そういうふうに考えていただいてさしつかえはないですねあれで全部なんですか?部品は基本的にはこれだけでいけると思います
(伊集院)それほど特徴的な…そうなんだよ!これがないと皆さんの生活は成り立たないと言っていいですねっていうことはコレをボクらも使ったことがあるってこと?使っていることを意識することがあまりないかもしれませんが必ず使っています必ず使ってるの!?必ずです!ということで皆さんお書きいただきましょう
(伊集院)今最後まで全然わかんなくなっちゃったぞ
(マギー)最後のあんまり聞きたくなかったかもしれない
(マギー)何だろう?はいお出しいただきましょうどうぞ山田五郎さんからいきましょうほらしょうゆとかお酒とか醸造のものを作るやつデカいじゃんマギーさんいきましょうか私は「橋」あぁなるほど巨大ですね〜巨大だし「生きていくうえで不可欠」と言っていたので…だいぶ渡ってきたからねどっかではね築地ですからやっぱりね橋たくさんありますからありますよねなので萬田さんいきましょうか塀みたいなもんですよねごみを隠すごみ収集所でいいの?「ある意味BOX」っていう書き方が斬新だよね
(笑い声)ちょっとちょっときょうどうしたらいいの?なかなか書かないですよ「箱状の」とか書いて「ごみ収集所ある意味BOX」
(笑い声)
はたして…
木材が運ばれたのは東京にある現在建設中の…
来年4月に完成するこちらにその巨大な物が置かれます
いよいよ木材がその設置場所にやってきました
なんと完成を遂げると…
いよいよ組み立てが始まりました
まずはコンクリートの上に…
そこに…
漆の面を上にして土台の上に次々とのせられていきます
こうして並び終えるやいなや職人さんが運んできたのはコルクのような小さな木材
すると…
こうしてピタリと合体
機械で作られた凹凸はそうきっちりとはめ込むためのもの
こうしてすべてを組み合わせると…
漆の光沢輝く見事な円形に
ここからは足場を組んでの作業が始まります
まずは運び込まれた木材に4mの鉄の棒を通します
その数右と左にそれぞれ1本ずつ
実はこの鉄の棒はいわば芯
木材の穴に通しひとつひとつ職人さんの手でしっかりと積み上げていくのです
その木材の数計34本
危険を伴う作業ゆえ気を張り詰めたまま黙々と…
東京メトロの研修センター内に組み立てられていく…
豆助も気になるわよね〜
まったく見当がつかないまままたも新たな材料が…
そうこれは…

長さ4mの木材140本
なんと今度は140本の木材を一つ一つ円形の床にはめ込んでいく工程
実は木材にはわずかな曲面をつけ140本できれいな円になるよう加工されていたのです
上下・側面そしてはめ込み部分すべてに目を配りながら…職人さん4人がかりでおよそ3時間
巨大な日本が徐々に完成に近づいていきます
そして…ついに残るは最後の一本
はいちょっと待ってね〜オッケーオッケー…ストップはい下げて〜・はい
こうして140本の板がはめ込まれました
東京メトロの研修センターに設置された巨大な日本
果たしてその正体は?
正解は…
受水槽とは…
現在…
50年ほど前から作られてきました
今回製造を行う日本木槽木管では羽田空港や帝国ホテルにも受水槽を設置してきました
漆さらに江戸の昔から伝わる木おけの技術によって作られるという木槽
その作業もいよいよ最終工程
用意されたのは…
実は組み立てていくうちにどうしてもできてしまう底板の大きな隙間
そこで4人の職人さんで一斉にタガを締め上げます
1滴の水も漏らさないことが受水槽の絶対条件
あのいくつもの隙間がゆっくりと姿を消していきます
最後に蓋を閉めようやく作業は終了
巨大な木製の受水槽
おいしい水を守り続ける大きな陰の立役者です
というわけで正解は「木製の受水槽」でしたいやいやいや…全員不正解ですいやいや…「不正解です」ってさ出ないでしょこれ答え桶で外れたらもう…受水槽って書かなきゃダメってことだよね?いや「槽」って書かないでしょ…
(マギー)書かない
(山田)ねあの真ん中に入ってた仕切りみたいなのは何なの?あっ!あれ何だろう?えー半分掃除したいときにすべて一度に掃除するとその水が使えなくなってしまうので片側だけ掃除をするときは片側は使えてきれいにしたらそちらに水をためてもう片側を掃除するすごいなぁ
豆助日本の最先端技術を支えるアレよ?
日本のものづくりを支えるこの街にも巨大な日本を作る職人さんがいました
使用するのは…
この「ニブラ」と呼ばれるカッターで描いた線に沿って切断していきます
こうして切断することおよそ90分
ついに作業が終了
その大きさは通常サイズの5倍以上の…
果たしてこの円から作り出される巨大な物とは?
加工はもちろん次の作業場まで移動するのも職人さん5人がかりの大仕事
ここでアルミ板は…
クレーンによってゆっくりとつり上げられていきます
そのアルミ板を今か今かと待っていたのはこれまた巨大な円すい型の物
円形に加工されたアルミ板をこの金型で円盤状に成型するのがここでの作業
早速アルミ板を金型へとセットすると…
徐々にスピードを増しながら回転
さあここからが職人さんの腕の見せどころ
おもむろに手にした…
そうこれから始まるのはヘラ絞り
ヘラ棒と呼ばれる鉄の棒で平面状の金属板を加工する日本古来の手法
しかしこれだけ大きな板になると作業も2人がかり
このあと…
豆助見逃したら後悔するわよ!
ヘラを押し当てるのも2人がかり
互いに呼吸を合わせながら2m以上ものアルミ板を円盤状に仕上げていきます
アルミの板とはいえ通常の倍近い厚みがあるため全体重をかけながら格闘すること30分
するとご覧の形に
徐々に円盤の形へと近づいてきました
さあ一体何が作られているのでしょうか?
こうしてあらかた形ができたところで職人さん
(アルミを叩く音)
アルミを叩き始めました
これは?
型に密着していない場合
(鈍い低音)
鈍い低音ですが密着していると
(高音)
こんな高音に
機械ではできないといわれる1ミリの誤差すら許されないヘラ絞り
その職人の技を必要とする巨大な物とは
そうパラボラアンテナだったのです
衛星からの電波を送受するための超巨大パラボラアンテナ
ちなみにその大きさの違いはこのとおり
最先端技術を支える町工場の職人技
その力強い手のひらが巨大な日本の未来をつくりだしているのです
豆助日本の産業に欠かせない巨大なアレよ
こちらの方々がある…
道具を携え入っていったその場所には
なんとも…
どうやらここが職人さんの作業場
直径3mの巨大な筒
何なのでしょうか?
ここで職人さん筒の内部にシート状の物を広げると…
ウレタン樹脂を染み込ませたローラーで丁寧に貼り付けていきます
これは通称FRPと呼ばれる繊維強化プラスチック
完成した際に高い強度を保つためFRPに含まれた気泡を十分に取り除く必要があるのです
すると…
巨大な筒がゴロリと回転
こうして少しずつ回しながらFRPを筒の内部全体に
職人さんが3日間かけて丁寧に覆っていくのです
こうしてFRPを5層に重ね合わせたら
製品のよしあしを決める大事な工程へ
これから移動が始まるのかと思いきや…
何やら筒を解体していく様子
クレーンで筒を吊り上げ始めました
すると筒の中から現れたのはさらなる筒
実はこれFRPを型から外す作業
下の型を外してからもう一方の型も外していくと
みるみるFRPがへたっていくではありませんか
しかし一定の…
ここであなたに質問
全長5mFRP製のパーツで作る日本の産業に欠かせない巨大な物とは一体な〜に?
難しすぎるね〜何これ?
(マギー)ヒント少な〜い岡山県は真庭市でございます繊維強化プラスチックというあれが材料の一部と…一部?職人さんおっしゃっておりましたどれぐらい?一部ってあれ半分とか…あれはもうたったの10%ぐらいとか10%ということはないですね伊集院さん半分はいってないってこと?半分は私の考えではいっていると思いますあっ結構…結構なパーセンテージ占めてる…もうまあ中心と言っていいと思いますねこれボクら目にすることあります?ありますね〜あります!ある?
(伊集院)きょうは?
(山田)きょうは?きょう見た?この辺りに…と言われるとあまり強くは言えませんが…例えばロケに行かれたりとかそういうところではじゅうじゅうロケ行って見てるの?これねえ?萬田さんねえ?な〜に言ってるの?
(笑い声)もう酔っちゃってんだこれ巨大酔いちょっとね映像の途中からぐったりしてるんじゃないかなっていうねホント?わかった?デカイなぁ〜つってええちょっとお疲れなような感じだったので…申し訳ない見てるの?どの辺で見てんだろうね?都会で見るってったってうーん…まあどちらかというとまあ地方というか…少し都会というよりは少しまあ郊外とか…という印象はありますねえー?もう全然わかんないな
(マギー)何だろう?全然わかんないな
職人さんが作る日本の産業に欠かせない巨大な物とは一体?
へなへなのFRPの中に鉄の輪を設置してまずは円形に固定
これは別のパーツを組み合わせるための下準備
豆助も見たことのあるアレよ!
そこへ運ばれてきたのは円錐形の型にまたまたFRPを貼り付けた物
こちらも先ほど同様型から外していきます
こうして2つ目のパーツが出来上がるとさらにもうひとつ合計3つのパーツが完成しました
一体何が作られるというのでしょうか?
その正体がついに明らかに!
まずは…
さらに円盤状のパーツを取り付けると…
最後にフタを設置すれば準備完了
全長7mの巨大な物の正体
そろそろ皆さんおわかりでは?
本来の姿は円錐形のパーツを下にしたこの状態
これってきっとどこかで見たことあるはず
この大きな筒は…
それはこちらの建物に隣接されていました
レバーを引くと中から大量に出てきたのは粒状の物
何を入れる物かもうおわかりですね?
ということで正解は…
今回作っていたのは…
ちなみに…
一度の補給で大量に安全に飼料を保存
私たちの食卓には欠かせない巨大な日本がここにありました
ということで正解は「飼料タンク」でございましただから?だから?だから?ではオマケで正解です
(伊集院)超悔しいわ!超悔しいわ!これでオマケかい!
(拍手)正解は「飼料タンク」ということでえー…
(笑い声)正直申し上げてねいやさすがですよ
(山田)あ〜よかったよかったええ…
次は日本伝統の巨大なアレよ豆助!
きょうもこの音が響き渡ります
こちらの方は日本でも数少ない…
愛用のチェーンソーで切り出したのは…
粗く切り出した木材を成形するため高速で回転する電ノコを使って手際よくカットしていきます
出来上がったのは…
そう職人さんが作っていたのは…
実はこの方…
中でも高橋さんは駒師の中では珍しく…
塗装の作業もその一つ
ケヤキ本来の木目をより際立たせるため塗っては拭き取ることおよそ4回
ようやくベースとなる生地が出来上がります
通常の将棋駒に比べはるかに大きな飾り駒の作業はまだまだ続きます
さぁ失敗の許されない一発勝負の仕事が始まろうとしていました
まずは作業のための下準備から
駒の上にかぶせたのは下書きが施された紙
線に沿って彫刻刀を筆のように走らせます
くり抜いた紙を次々と剥がしていけば…
「左馬」とは馬を反転した文字のこと
商売繁盛などを象徴する「縁起文字」といわれています
その駒にいよいよ新たな命が吹き込まれます
これが想像以上の力仕事
それはこの道40年彫刻刀を握り続けてきた職人としての証し
最も硬い部類のケヤキと対等に戦える熟練だけが持つ最大の武器
その左の親指を駆使しながら刃が折れない絶妙な力加減で彫り進みようやく外彫りを終えると…
今度はナイフのような彫刻刀に持ち替え…
これは職人さんが…
職人さんこだわりの作業を続けることおよそ1週間
硬いケヤキに浮かび上がるやわらかでありながら力強い左馬
その圧倒的な技の存在感はまさに荒馬を手なずける騎手のごとく
最後に文字の部分に黒漆をムラなく丁寧に
製材から仕上げまでおよそ2週間
職人さん渾身の飾り駒がようやく姿を現します
機械彫りが増えているなか手彫りでしか出せない文字に深みのある飾り駒
最盛期には30人以上いた飾り駒の駒師も今ではわずか5人に
それでも駒師を続けてきた職人さんには信念があります
巨大な日本を紡ぐその技には愛するふるさとへの思いがありました
2016/01/23(土) 13:00〜14:00
テレビ大阪1
和風総本家[再]「巨大な日本を作る職人たち」[字]

潜入!地下鉄(秘)現場…4m謎の漆塗り木槽▽世界に誇る磨きの技…30m巨大望遠鏡作り▽圧巻!巨大パラボラ日本伝統ヘラ絞り職人▽8t工事現場フック

詳細情報
番組内容
片側に漆が塗られた直径4m高さ4mの木製の桶の様な物…この巨大物の意外な用途とは!?
また、世界最大規模の30m天体望遠鏡プロジェクトを支える日本の技術や「ヘラ絞り」の技を駆使し手作業で作られる巨大パラボラアンテナ…工事現場で活躍する巨大フックを製造する炎熱の現場など…様々な巨大物が誕生する現場に潜入取材します。
出演者
萬田久子
東貴博
山田五郎
伊集院光
マギー

【進行】
増田和也(テレビ東京アナウンサー)
音楽
【音楽】「和風総本家」テーマ曲 縁の詩(えにしのうた)、一心(いっしん)
【作曲・演奏】上妻 宏光、KOBUDO—古武道—feat.上妻宏光
ホームページ
http://www.tv-osaka.co.jp

ジャンル :
趣味/教育 – その他
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
バラエティ – クイズ

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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