（場内拍手）
（幸恵）どうぞこちらです。
お足元お気をつけくださいませ。
（安井）どうぞどうぞ。
（裕）あっここ気ぃつけて。
（真希）うわ〜ゆったりとしていてすてきなお部屋ね。
（裕）ほんまやな。
（幸恵）どうぞごゆっくりおくつろぎくださいませ。
（安井）お客様本日はご宿泊誠にありがとうございます。
まずですねあちらの階段を上がりますと展望露天風呂がございます。
そしてこちらの窓からは瀬戸内海が一望できるようになっております。
ただしですねここから下は断崖絶壁でとても危険なので絶対に身を乗り出さないようによろしくお願いいたします。
（裕）あっそうなんですか。
うわっほんまや。
こっから落ちたら一巻の終わりやで。
（安井）そうなんです。
いや〜それにしても奥さんきれいですね〜。
羨ましい。
なんでこんなブサイクと結婚を？
（裕）しばいたろか！
（真希）理由は聞かないでください。
（裕）おかしいやろ！なんで泣いてんねん！俺が悪いみたいやんか。
（安井）やっぱりですか。
（裕）「やっぱり」ってなんや？失礼な番頭やなほんまに。
女将を呼べ女将を！
（安井）冗談じゃないですか。
（裕）おかしいやろほんまに。
（サキ）失礼いたします。
当旅館の女将でございます。
うちの者が何か粗相を？
（裕）番頭さんにどういう教育をしてるんですか？僕の顔を見てブサイクって言うんですよ。
（サキ）申し訳ございません番頭はうそがつけないんです。
（裕）どういう意味やそれ！
（サキ）女将ジョークでございます。
（裕）聞いたことないわそんなん！・
（恵美）女将さ〜ん大変です！
（サキ）どうしたの？恵美さんそんなに慌てて。
実は手違いでこのお部屋のご予約が重なっておりましてもうひと組のお客様がロビーまでいらっしゃってるんです。
（サキ）なんですって!?お名前は？
（恵美）辻本様です。
（安井）あっ！辻本様で予約を受けたの私です。
（幸恵）ダブルブッキングじゃないですか！
（安井）女将さんどうしましょう？
（サキ）吉田様…相部屋でお願いします。
（裕）笑うてもうてるやん！笑うとこちゃいますよね？絶対無理ですよ。
二人っきりで最後の旅行なんです。
それにこの部屋を気に入って半年前から予約してるんですよ。
真希は妊娠８か月で他人が来たら神経使って胎教に悪いでしょ。
絶対無理ですよ！
（安井）すみません。
すべて私の責任でございます。
これは私が身をもって責任を取らせていただきます！うわ〜！
（裕）あかんあかんあかん！待て待て待て待て！そこまでせんでももう。
分かりました。
少しだけ我慢しますからその人たちの部屋をすぐ探してくださいね。
ありがとうございます！
（裕）ころっと変わるやん。
（恵美）辻本様こちらへどうぞ！・
（辻本）おいおいおいおい！これは一体どうなってるんやほんまにもう。
えっ？どないなってるんや！あんた女将か？言うとくぞ。
結婚３０周年こうやって旅行に来たんや。
この旅行も息子たちがお金出し合ってプレゼントしてくれたんや。
最悪やないかい！どういうことやこれは！
（アキ）ほんまやねぇ。
わしらほんまに楽しみにしとったんやぞ。
（アキ）ほんまやねぇ。
たまらんわほんまに。
（アキ）ちゃんとしてくださいほんと。
（サキ）申し訳ございません。
辻本様あちらの吉田様の奥様が妊娠８か月でいらっしゃいまして細心のお気遣いをお願いいたします。
おいおい誰に注意してるんや？わしらは世界一空気の読める夫婦やで。
（アキ）ほんまやねぇ。
（サキ）すみません。
すぐにお部屋の手配をしてまいります。
おいおいおい。
お前ら客の目の前通るってどういうことやこらぁ！どんな教育しとるんやほんまに。
違うか!?
（２人）ほんまやねぇ。
ほんまに腹立つで。
３０周年で息子たちがプレゼントしてくれたんやで。
ほんとに大切な旅行やのにこの怒りはどこにぶつけたらええんじゃおらぁ！
（真希）きゃあ〜！痛ぁ〜。
なあほんま。
（裕）おいお前何しとんねん！
（アキ）めっちゃ飛ぶやん。
飛んだんちゃうねん。
投げたんやろ！ええかばんやわ。
（裕）「ええかばん」やないほんま！買うときにな「めっちゃ飛ぶかばんちょうだい」言うてん。
ははははっ。
（アキ）ほなこれくれたん？
（裕）言うわけないやろほんま。
うちの嫁はね妊娠８か月なんです。
静かにしてください。
そして干渉してこないでください。
何命令してんねんお前は！偉そうに言いやがって。
妊娠８か月？お前の子供とちゃうやろ！
（裕）なんてこと言うねん。
それは言い過ぎでしょ。
すみません！いいよぉ。
（裕）ええんかい！おかしくない？
（アキ）いいよぉ。
相手どこの男か分かんないよ。
（裕）分かってんねや。
（アキ）あんたの顔は当て馬顔だもん。
（裕）なんや？「当て馬顔」って。
（アキ）あんたの顔は当て馬顔。
（裕）「当て馬顔」ってなんや？マキバオーだよ！誰がマキバオーや!!ふざけんなほんま。
腹立つ！なんやねん。
（裕）干渉してこないでくださいって言ってるでしょ。
それやったらこれをついたてにして…。
（アキ）はあ？
（裕）こっからこっちに入ってこないでくださいね。
おいお前らの方が広いやないか。
（アキ）半々でしょこんなもん。
半々やろだいたいこれは。
これぐらいやろ。
（裕）おかしいやろ！半々ちゃうやないかい！
（アキ）人それぞれ「半々」は違うばかたれ。
（裕）いやおかしいやろそれ。
「半々」は大概一緒やろ。
違うわ。
人それぞれ違うねん。
（裕）違うわけないやないか。
常識ない！ほんまに。
（裕）やかましいわ。
黙れ見るなしゃべるな！
（裕）こっちのセリフじゃ！ほんま腹立つで。
あぁ〜あ。
あっ思い出した。
おい結婚３０周年のパーティーでわしらが夫婦漫才披露する言うたやろ。
漫才！そうや。
わしが書いた台本覚えたか？一応覚えた。
アキコがボケでわしがツッコミ。
お前のボケを生かすも殺すもわしのツッコミしだいや。
実はな二十歳のときに漫才師目指しとったんや。
そのときのツッコミが鋭すぎてニックネームが付いたんやで。
「日本刀のシゲ」言われてたんや。
「日本刀のシゲ」？ボケをバッサバッサ斬っていく。
ちょっとめっちゃ格好ええやん。
日本刀のシゲのツッコミ受けてみるか？受けてみる！やってみよう。
どうも旦那です！どうも妻で〜す！二人合わせて夫婦です。
はい。
いや頑張っていかなあかんね〜。
やっぱり海外旅行とか行きたいわ。
行きたいね。
どこ行きたい？やっぱりあったかい南の島。
いいね。
グアム島。
バリ島。
ほう。
ほう。
自民党。
ほんまかいな。
世界遺産とかもいっぱい回りたい。
ああ〜歴史がある。
マチュピチュ。
アンコールワット。
うん。
うん。
「ドン・キホーテ」２号店。
おお〜！豪華客船で海の旅なんかもいいわ。
豪華豪華！地中海。
エーゲ海。
ほう。
ほう。
ダイアモンドユカイ。
はじめまして。
つっこめや!!つっこんでくれや！日本刀のシゲ〜！刀抜けやお前！お前「自民党」でなんて言うた？「島ちゃうやろ」言えやお前！「ドン・キホーテ２号店」。
「遺産ちゃうやろ」って言わんかい。
「ダイアモンドユカイ」もなんて言うてん？「はじめまして」。
（裕）おかしいやろおい。
つっこんでバッサバッサいっていかんかいお前。
二十歳の頃の漫才の思い出忘れろ〜〜!!座れ〜〜!!漫才二度とするな〜〜!!はよ座れ〜〜!!
（アキ）めっちゃ怒るやん。
こんなに怒られなあかん？
（アキ）ふふふっ。
漫才って楽しいもんやのに。
もう…落ち込むわ。
ちょっとあんたそんなん旅先で落ち込まんとってぇよ。
落ち込むやんあんな怒られたら。
（アキ）ちょっともう…あんたちょっともう怒り過ぎちゃうか？めっちゃ落ち込んでるやんか。
（裕）知らんがな。
（アキ）腹立つわもう。
そんなん旅先で落ち込まんとって。
梅干し食べ梅干し。
ほら元気出して。
なんや？この「元気の出る梅干し」って。
そう食べてからのお楽しみ。
ほんまか。
食べたら元気出んねんな？そう！もうそんなん落ち込んでる場合やあらへんで。
食べた？よし食べた！いこう！・ウルトラソウル
（「ｕｌｔｒａｓｏｕｌ」）
（裕）何が始まったんや？おい！何しとんねんおい！お前ら何クルクル回ってんねんおい！仲居やろお前らもう。
おい何しに来てんねん。
おかしいやろ！ああ？・ウルトラソウルコン！
（種が入る音）
（裕）なんのショータイムやこれ！お前ら何しに来たんや？おいおい！なんや？あいつらは。
アキコ！元気が出た！
（アキ）そう！ああ〜。
このゴミ箱に入った「コン！」っていう音…。
（２人）スゥ〜…。
（裕）言うてる場合か！知らんわそんなもん。
ほんまにもう。
巻き込まんといてくれるか？なんや？その目。
お前やりたいんやろ？絶対やりたいんやでこいつ！
（裕）やりたないわ別に。
やりたいんやで〜。
（裕）なんやねん「やりたい」って。
なんやねん。
（アキ）やりたいんかいな。
ほんまにいちびり夫婦やな。
（裕）いちびり夫婦やないねん別に。
（アキ）やりぃ。
じゃあ妊婦さんこれ梅干しええから。
やりたいんかいちびり夫婦。
ほら！ちっちゃすぎるやろこれ！おいその大きいやつ貸してくれ！入ってくんな入ってくんな。
（裕）なんやねん。
ちっちゃすぎるやないかい！人間の器のサイズや。
やかましいわあほお前！ゴミ箱で器量んなぼけ。
ほんま腹立つ。
（アキ）はよ食べなさいほんなら。
はよ食べなさい。
食べた？よし食べた。
よいしょ〜！・ウルトラソウル
（「ｕｌｔｒａｓｏｕｌ」）
（場内手拍子）
（場内笑い）
（裕）さっきのやつ来いやお前。
元気出せよお前。
腰痛めてんのか？お前。
楽しそうに踊れやお前。
・ウルトラソウルコトン
（種が落ちる音）
（観客たち）ああ〜！ほんまに鈍くさいな。
ほんまに鈍くさいな。
しゃあないやろ〜!!やった結果やろ〜!!座れ〜!!
（裕）にらむ気持ち分かるけど〜！頑張った結果や！・
（安井）どうぞこちらです。
（レイチェル）失礼します。
（裕）あれ？お巡りさんどうかしたんですか？
（今別府）大阪府警の今別府です。
こちらに辻本茂雄さんはおられますか？ああ〜私ですが？
（今別府）徹郎さんという息子さんがおられますね？あっ三男ですよ。
（今別府）実は徹郎さんが結婚式場から花嫁を連れ去り誘拐事件として捜査を開始しました。
誘拐？あいつはいつかでかいことしてくれる思うてたわ。
（裕）言うてる場合か。
（アキ）いつの間にか一人前になった。
（裕）「一人前」やないねん。
（今別府）ふざけないでください。
冗談でしょうが。
（今別府）ぴゅっ！
（アキ）あっ。
（今別府）ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっぴゅるぴゅっぴゅぴゅっぴゅるぴゅっぴゅ…ドン！なんですか？今の。
乳首を４回触られたらこうなるんです。
４回触ったらそうなんの？じゃあ最後「ドン！」できめてましたよね。
この「ドン！」以外でもっとおもしろいきめ方ありますかね？あります。
あるねんて。
楽しみ。
ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっぴゅるぴゅっぴゅぴゅっぴゅるぴゅっぴゅ…チェッ！ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっぴゅるぴゅっぴゅぴゅっぴゅるぴゅっぴゅ…シッ！ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっぴゅるぴゅっぴゅぴゅっぴゅるぴゅっぴゅ…プッ！ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっぴゅるぴゅっぴゅぴゅっぴゅるぴゅっぴゅ…ルン！ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっぴゅるぴゅっぴゅ…。
おいおい！今３回やったぞお前。
３回でもできるやんか！やり直しやおい。
（今別府）ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっ！ぴゅっ！
（一同）ぴゅっぴゅるぴゅっぴゅぴゅっぴゅるぴゅっぴゅ…バ〜ン！
（裕）やめろ〜〜!!イライラする〜〜!!なんで全員で「ぴゅっぴゅるぴゅっぴゅ」やってんねん！おなかの子供に悪いやろ。
胎教に悪いねん！お前らはよ帰らんかぁ！
（今別府）すみません。
（レイチェル）では失礼します。
行きましょう。
楽しかったやんか。
（裕）楽しないわ全然。
（徹郎）あっお父さんお母さん。
（アキ）ああ〜徹郎今警察の方あんた捜しに来てたよ。
あんたいつから有名人になったん？
（裕）あかん方やぞ！お父さんは鼻が高いよ。
（裕）なんで鼻が高いねん！あっ！で連れ去った花嫁は？
（徹郎）外で待たしてある。
（アキ）会わして会わして。
寒いのに呼んだり呼んだり。
（徹郎）おい入っといで！
（アキ）ええ〜？かわいらしい子をあんたほんまに…。
あっ！
（あき恵）はじめまして。
あき恵と申します。
ええ〜〜!!
（アキ・辻本・裕・真希）ブッサイクやなぁ！おい！徹郎ちょっと来い。
（徹郎）えっ何？よりにもよって何こんなブサイク誘拐しとんじゃこらぁお前は！
（アキ）ブサイクすぎるやろ！あほかお前は！
（アキ）めっちゃブスやないかい！めっちゃ汚い顔やないか！めっちゃブサイクやないかお前は。
（アキ）めっちゃ汚いやんお前！
（裕）殴り過ぎや。
もうあかんあかん。
今のなんや？おい。
なんであんなブサイク誘拐したんや？
（あき恵）徹郎さんは誘拐なんか…。
ああっ！急に近づくなお前はあほ！未知との遭遇やないかあほ。
離れろ！ちょっと離れてしゃべれ。
なんや？
（あき恵）徹郎さんは誘拐なんかしてません。
どういうことや？
（徹郎）実は僕たちは結婚の約束をしとったんや。
なんて恐ろしいことを。
（アキ）あんたすごいチャレンジャーやんか。
違うぞアドベンチャーや。
（裕）どっちでもええわ。
（アキ）アドベンチャー。
（徹郎）いやけど…お母さんに無理やり引き裂かれ強引にほかの男と結婚させられそうになってたんや。
（あき恵）だから連れて逃げてって私からお願いしたんです！何お願いしとんねんこらぁお前は！
（裕）殴らんでええねん。
ブサイクほんま。
（幸恵）辻本様はこちらです。
（太一郎）ありがとうございます。
お父さんお母さん。
太一郎どないしたんや？
（太一郎）徹郎！
（徹郎）お兄ちゃん！
（太一郎）隣のブサイクなオバハンは？
（裕）あんたもかいな！徹郎が愛してるとか言いながら誘拐してきよったんや。
（太一郎）えっ!?なんでこんなブサイクなオバハン誘拐したんや！
（裕）殴らんでええんねん。
（あき恵）やめてください！
（太一郎）近づくな！
（裕）やめろって！辻本家どうなってんねや。
我が家の伝統や。
（裕）どんな伝統や。
「ブサイクを見たらすぐ殴れ」。
（裕）おかしいやろ！おお〜どないしたんや？
（太一郎）実は借金取りに追われてるんや。
えっなんでや？
（太一郎）会社の同僚に頼まれて借金の連帯保証人になってんやけど今日突然借金取りがやってきてその同僚が姿を消したから代わりに払えって脅されてそれで怖くなって逃げてきたんや。
（２人）ええ〜。
・
（平山）太一郎〜!!
（太一郎）来た！トイレに隠れろトイレに。
（アキ）その奥トイレあるトイレ。
トイレに隠れろトイレ。
（裕）こっちのエリアやないかお前。
（アキ）エリアとか関係ないやろ。
・
（安井）お客様ちょっと待ってください。
（平山）どけこらぁ！ここに太一郎来とるやろ！どこにやったんや？さっさと太一郎出さんかい！知りませんよ。
（平山）出せ言うたら出せや！知らん言うとるやろお前は！チン！
（太一郎）おいおいおいおい！おい…ええっ!?
（裕）何？これ〜！いやこれ鳴らしたらなったんや。
（裕）元に戻せ！チン！
（裕）おお〜！
（アキ）ええ〜？
（平山）おい太一郎こらぁ！
（アキ）ちょっとちょっと…。
（平山）逃げやがってこらぁ！こっち来いこらぁ！や…やめなさいおらぁ！
（裕）ああっ！
（観客たち）おお〜！
（平山）落ちかけたやないかい！そっちには何もないやろ！なんにも言えへんのかい！おい気ぃつけよ！こいつアドリブ弱いぞ。
（平山）やかましいこらぁおい！おい太一郎返済期限が過ぎて利息も膨らんどんねや。
さっさと払わんかい！
（太一郎）ちょっと待ってください。
あの…借金って今おいくらになってるんですか？
（平山）元金利息合わせて６００万や。
（太一郎・アキ）６００万!?
（安井・幸恵）６００万!?
（恵美・景子）６００万!?
（裕・真希）６００万!?
（徹郎・あき恵）６００万!?合わせて６０００万!?
（裕）合わしたらあかんねや！えっ？払わんかい６０００万！
（裕）増えてますよ！６００万ですよね？
（平山）そうや。
バーコードのおっさんがいらん…ややこしいこと言うからや。
何がややこしいねや？なんにもややこしないやろがい！６００万が１０回来たから６０００万言うたんや。
そして吉田さんがつっこんで大爆笑やないかい。
何がややこしいんや？お前の６０００万の方がややこしいんちゃうんかい！お前は取り立て人や。
なっ？６００万取り立てに来たんやろ。
なんで６０００万って間違うんや！なんでわしのせいにしたんや。
言うてみぃ！言うてみぃ！おい。
やっぱりめちゃめちゃアドリブ弱いでこれ。
ちゃうか？なんやねん。
わしのせいにしよって。
お前は６００万取り立てに来た人間やろ？太一郎から６００万取り立てに来たんと違うんか？なんで６０００万と間違うんや？借用書にもちゃんと６００万って書いてるはずや。
署名捺印もしてもらってるやろ。
どういうことや？なんで６０００万って間違ったんや？
（平山）借用書やろ。
訳分からんわ。
だからわしが言うたやん。
借用書には６００万って書いてあるから間違わへん言うてんねや。
なんで間違うてわしのせいにしたんや言うてんねん。
（平山）おお…間違うとったんかい。
バシ！帰れやもうお前は！ちょっと来いお前はあほんだら。
来いお前は。
（森田）どこ連れていくねん。
ちょっと来い！お前わしの６０００万が気に入らんねやろ？ほんならお前が気に入るようにお前がボケてみてぇやいっぺん。
なっ？わしは１０回６００万来たから６０００万言うて吉田さんが「足してどうすんねん」。
ドカ〜ンや。
お前それが気に入らんって言うんやったら１１回になるわな。
「６６００万」やったらしばくで。
自信あんのか？あるわい！ほう〜。
おい！この拍手を無駄にすんなよ。
分かったんかい！へい…。
みんなすみません。
彼のためにもう一度お願いします。
（アキ）ええ〜大丈夫？協力お願いします。
なんかすごいおもしろいボケ考えてる言うてるから。
頼むぞお前！じゃあお願いします。
どうぞ！借金っておいくらですか？元金利息合わせて６００万や！
（太一郎・アキ）６００万!?
（安井・幸恵）６００万!?
（恵美・景子）６００万!?
（裕・真希）６００万!?
（徹郎・あき恵）６００万!?６００万!?全部合わせてアンパンマン！お前はウケたらあかんやろ！なあ！もう今からしっかりしたとして見られるで。
お前のパニックキャラはどないするつもりや？「うわっあの人ちゃんとボケれるやん。
しっかりしてるやん」と思って見られるで。
さよなら。
おい！下がるなこらぁ！もっと来い。
まだまだやまだまだや。
パニくってんなおい。
おい！来いやこらぁお前！
（裕）お前はよ帰れや〜!!いつまでおんねんほんま。
おっ…。
（徹郎）あっ！おいみんなボケるぞこいつ。
（平山）お前誰や？
（裕）ここに泊まってる者や。
ふ〜ん…。
（裕）なんや？それおい！「ふ〜ん」ってなんや？おい。
お前元に戻ったやないかもう。
帰れやもう！帰れや！帰ったらお前段取り狂うやろお前。
もうとっくに狂ってるやん。
帰れやはよもう！
（安井）もう帰ってください！
（平山）６００万払わんかい！この人ちゃうやろ！記憶喪失かお前。
こっちやこっち！
（平山）お前かい！知ってるやろお前！追いかけてきたやろ。
顔知ってるやろがお前は。
はははっ。
お前なんでヤクザやのにこんなんなってんねん。
（平山）おいこらぁおい！せやからもうはよ帰れや。
（平山）おいいいからお前…。
指さすなこらぁお前は。
（平山）払えよ。
指さすな言うてんねん。
（平山）払え…。
指さすな言うてんねん。
指さすな！失礼やろお前は。
（平山）払えや…。
なんでグーやねん！ドラえもんかお前は。
ドラえもんか！おうドラえもんや。
（アキ）ちょっと…。
違うでしょ。
違うやん。
（森田）違うやんそれは。
ほうでっか。
ほな出してもらうわ。
めっちゃおもろいもんポケットから出してくれんねやろな？さあ出すで出すで。
・タタタタッタタ〜〜
（「ドラえもん」より）ピノキオ！もう帰れや！緑！お前来いもう。
（森田）はあ？もうあのシルバーしんどいから。
どっちみち全員来るんやろ？緑来て紫来るんやろが脅しに。
もうあいつ飛ばしてくれ早う。
（森田）なんでやねん。
（森田）そうなんすか？おいこら太一郎！
（アキ）ちょっとやめてください。
お前のせいやぞ。
お前のせいで兄貴おかしくなっとるんや。
（太一郎）関係ないでしょ。
（森田）うるさいあほこらぁお前。
（徹郎）おいおいもう兄ちゃんに何をすんねんお前は！
（森田）なんや？お前。
邪魔する言うんかい！
（徹郎）帰れ！
（森田）えらい格好ええのう。
ほなしゃあないのう。
お前から痛い目遭うてもらおか。
（徹郎）何なんすか？聞いて驚くなよ！俺学生時代クリーニング屋でバイトしとったんや。
（徹郎）なんにも驚きません。
（森田）ほう〜どうやら知らんようやのう。
クリーニング業界に中国拳法の流れをくむ暗殺拳が存在することを。
（徹郎）暗殺拳？
（森田）その名も洗濯せっけん。
（徹郎）ダジャレかいおい！
（森田）お前のその人の邪魔をするという汚れた心きれいに洗い流したるわ！
（徹郎）何をうまいこと言うてんねん！バイオ酵素の〜・「アタック」！
（徹郎）あっ危ない危ない…。
（森田）お前のみぞおちに・酵素パワーの「トップ」！「チョップ」やこれ！お前の喉元に・ふわっとニオイを防げる・「レノア」！「喉輪」や！とどめや！なんや？・ふふふふんふんふふんふふんふん・ふふふふんふんふん
（森田）・ふふふふんふんふふふふふんふん
（森田）・ふふふふんふん
（徹郎）すみませんすみませんなんですか？これ。
・「ハミング」！
（徹郎）やかましいわもう！
（森田）兄貴こんなことって・「アリエール」！もうええわもう！
（もりすけ）何してるんすか！俺がいきますわ。
いやいやちょ…ちょっと。
（もりすけ）おいこらぁ！何邪魔してくれてんねん！
（徹郎）帰れ言うてるやろもう！
（もりすけ）なめとんな。
ちょっと恥ずかしい目に遭うてもらおうか！
（徹郎）やめろやお前…。
（辻本・徹郎）ああっ!!
（徹郎）ハゲてる！めっちゃハゲてるやん。
（徹郎）うわっ…。
（森田）ええっ!?
（徹郎）カツラ飛ばしてもうた…。
（森田）えっ？ええ〜!?恥ずかしい目に遭わしてやりました。
お前や〜!!お前がいちばん恥ずかしいことになっとるやないか。
はい。
（森田）「はい」やあれへんがな！ハゲてたん？はい。
ははっ。
何格好よく「はい」言うてんの？お前。
隠してたん？はい。
「はい」やあれへん！いやもう遅いでお前！もっと恥ずかしいこと言うたろか？あんたわしの息子に殴られたとき自分の左手でカツラ飛ばしたやろ。
（森田）はあ？
（アキ）いちばん恥ずかしい。
自分でやったんや。
（森田）おい言うたんなやそんなことお前。
言うたんなやお前。
これ以上傷つけんなお前。
お前そんなことやったんか？はい。
（森田）「はい」やあれへんがな！やりましたねぇ。
「やりましたねぇ」？やりましたねぇ…。
兄貴やるだけのことはやりました。
（平山）やかましいあほ！お前ら取り立て向いてない。
お前はお笑い向いてない。
（平山）引っ込んどけ。
おい太一郎さっさと払わんかい。
（太一郎）無理ですって！
（裕）やめてくださいよ！
（平山）おい待てやお前…。
チン！やめろお前！
（裕）うわ〜〜！うお〜。
ははっ。
（裕）危なぁ〜！いや〜そこだけＵＳＪに行った気分やね。
（裕）言うてる場合か！
（裕）この階段どうなってん!?ベル鳴らしたらなったんや。
（裕）元に戻せ！チン！
（裕）うわっ！魔法のベルやな。
（裕）やかましいわ。
（森田）こら太一郎！おのれ逃げくされやがってこらぼけ！ほら来いこら！
（太一郎）すみません。
もうちょっと待ってください。
お願いします待ってください。
何か方法を考えますんで。
（平山）それほんまか？
（太一郎）はい。
よっしゃ分かった。
もし金用意出来へんかったらどうなるか分かってるやろな？えっどうなるんですか？
（森田）おい食いつくなや！やっぱ聞いとかんとどうなるか。
（森田）勘弁してくれよおい。
えっ!?用意出来ひんかったらどうなるんですか？息子が心配なんです。
（アキ）めっちゃびっくりしてるやんか。
（森田）見たことない顔なってるやんけおい。
やっぱりどうなるか聞いとかんと。
みんなも期待してるし。
お願いします。
（平山）分かった。
お前はなロープで体グルグル巻きにして…。
えっ!?
（平山）そのあと服を脱がして…。
脱がされへんやろお前！帰れやもう！脱がされへんやろ？服破れるわあほ！
（森田）帰るぞ。
（裕）逆になってるやん！なんや？あれはほんまにもう。
おいお前ら上がれ。
（裕）なんで上げんねや！
（アキ）上がって上がって。
（恵美）辻本様ご長男様がお見えになりました。
（裕）どんだけ人来んねん！
（恵美）こちらです〜！
（健二）お父さんお母さん。
（アキ・辻本）健二。
再就職で忙しいのにどないしたんや？
（健二）旅行会社から旅館のミスで相部屋になったって聞いたから飛んできたんや。
おい！ファ〜ン。
（アキ）あっ…。
（健二）なんの音やねんお父さん。
いや新幹線通過したから。
（健二）誰が新幹線や。
横顔新幹線。
（健二）違うわ。
おい！なんで相部屋なんや？
（安井）申し訳ありません。
（健二）謝って済むかぁ！おじいちゃんとおばあちゃんが記念日にこの部屋に泊まってほんまにすてきな部屋やったって聞いたから半年前からこの部屋を予約したんや！それやのに相部屋になって…。
太一郎徹郎お前ら何してんねん？あれ？隣のブサイクなオバハンは誰？
（裕）あんたもかいな！徹郎が愛してる言うて誘拐してきよったんや。
（健二）ええ〜!?なんでこんなブサイクなオバハン誘拐したんや!?何しとんねんお前は。
（健二）痛っ！殴らんかい！
（裕）どこ怒ってんねや！
（健二）ごめんお父さん空気読めなくて。
（裕）できた長男やなぁ！
（健二）太一郎はなんでここに？保証人になって借金背負ったんや。
（健二）ええっ!?最悪やぞ。
やはりここでしたか。
（レイチェル）目撃情報どおりでしたね。
（今別府）こちらにいらっしゃいました！
（由美）ごめんやしておくれやしてごめんやっしぃ〜！どうもどうも。
（裕）けったいな挨拶ですね。
（由美）あき恵！
（あき恵）お母さん！
（由美）「お母さん」やない。
この人結婚式を台なしにしたのよ！
（忠志）よくもあき恵さんを誘拐しやがって！
（あき恵）やめて！徹郎さんは誘拐したわけじゃないわ！私から連れて逃げてってお願いしたの！
（忠志）あき恵さんを幸せにできるのは僕だけです！
（徹郎）あき恵さんに対する愛は誰にも負けへん!!お前ら美的感覚ないんか？
（徹郎）お父さんにはあき恵さんの美しさが分かってないんや！
（忠志）あき恵さんより美しい人はこの世にいない！
（あき恵）ごめんなさい!!すべてこの私がいけないの！私が美しすぎるから…。
だから二人の男性の人生を狂わせてしまった！どうして？どうしてこんなにきれいに生まれてしまったんだろう。
どういうことなの？これは。
美しすぎるっていうのは罪なんだわ。
罪作り…。
パンパンパンパンパンパンパンパン！
（徹郎）ああ〜！カチッカチッカチッカチッ…
（裕）お前何撃ってんねん!!皆様の気持ちに応えたんや。
（裕）応えんでええねん！そういうことや。
（アキ）ええ〜。
ありがとう。
（裕）何貸してんねん！
（レイチェル）大丈夫ですって。
威嚇用の空包ですから。
実弾入りはこっちです。
（裕）そういう問題ちゃうで！
（今別府）これは誘拐ではありませんね。
二度とこのようなことが起こらないようお願いします。
（由美）申し訳ございません。
（今別府）行こうか。
（忠志）あき恵さん行きましょう。
（あき恵）嫌です！
（徹郎）嫌がってるやないか！
（忠志）黙れ！
（徹郎）お前が黙れ！
（裕）お前らが黙れ〜〜!!もめるならよそ行ってやれや！
（アキ）場所を変えましょうか。
（健二）大丈夫や。
二人は結婚３０周年で旅行に来てるんや。
邪魔したらあかんやろ？お父さんお母さんここは僕に任して。
さすが健二や。
お前が長男でよかった。
頼んだで。
（幸恵）展望露天風呂の横に休憩所がございます。
お話はそちらで。
（健二）分かりました。
ほな行くぞ。
（幸恵）こちらです。
健二もめたらあかんぞ。
（健二）分かってる。
冷静にな。
（健二）大丈夫大丈夫。
よしそれじゃいってきま〜す！おう頼むぞ健二。
いや〜長男でよかったほんま。
チン！
（健二）うわ〜！うわ〜！うわ〜！ああぁ〜〜！
（裕）ああ〜あっ…。
ああ〜！やっぱり新幹線やから速かったね。
（裕）やかましいわ！
（裕）お前なんで息子を落とすねや!?ライオンは子供を谷底に落とす。
はい上がってきた強い者だけを育てる。
それがライオンだ。
（裕）いやライオンちゃうやん！大丈夫ですか？
（健二）ありがとうお父さん。
また僕は一つ強くなれたよ。
（裕）真面目な人やなぁ。
チン！ガタン！
（アキ）頑張ってね。
（健二）うん！チン！
（裕）いける！いけるいけるいける！ああ〜。
（観客たち）ああ〜！
（健二）よっしゃ〜！チン！ガタン！あいつのニックネームは「新幹線」ちゃうな。
「ハムスター」や。
（裕）もうええわそれ！
（恵美）辻本様お客様がお見えになりました。
（裕）また来んのかい！
（恵美）こちらへどうぞ。
一体誰や？
（島田）おじゃましますぅ〜。
（みどり）おじゃまパジャマ。
誰や？変な挨拶すんのはほんまにもう！
（島田）あっどうも。
一の介！
（アキ）みどりさん！お前今まで何やっとったんじゃこらぁ！
（アキ）あんたちょっと…。
借金返し終わったら迎えに来る言うたんちゃうんか！どうもすみませんでした。
謝って済むかぁ！２８年間も健二をほったらかしにして！
（アキ）そうよ。
元から健二を押しつけるつもりやったんでしょ。
（島田）いやいやそれは違います。
うそつけ！
（裕）すみません健二って長男さんですよね？健二は私たち夫婦の子供ではない！
（裕）そんな大事なこと簡単に言うていいんですか？うんええねんええねん。
（裕）めっちゃ軽いやん！どういうことや？
（みどり）度々迎えに行こうと足を運びました。
でも窓の外から幸せそうな健二の姿を見て諦めなければならないと思ったんです。
健二の幸せを壊したくなかったんです。
辻本家で暮らした方が幸せになれると思ったんです！勝手なことを言うな!!はぁ…。
で借金は返済できたんかい。
（島田）健二を預けたあと私たちは死に物狂いで働きました。
そして借金も全部払いました。
そのあと小さな商売を始めて会社を起こし今では年商２０億の社長になりました。
ふふふふっ。
ははははっ。
お前らよう笑えるなぁ！そんなにもうけてんねやったら健二迎えに来い！もしくはこっちにお金流さんかいこらお前は！このハゲ！
（アキ）ちょっとそれは言い過ぎでしょ。
すみません！いいよぉ。
（裕）いやいやいやいいんですか？いいよぉ。
ハゲてんじゃん。
（裕）そうかもしれませんけど。
指をささないでください。
（アキ）見てごらんよあれ。
ズルムケチャンピオンだよ。
（裕）ズルムケチャンピオン？
（アキ）あれねズルムケチャンピオンっていうの。
あれねズルムケチャンピオン。
ズルムケチャンピオン？チャンピオンベルトを見せろ！
（島田）はあ？ズルムケチャンピオンベルトを見せろ！
（島田）チャンピオンベルトなんてありませんから。
見せろよぉ。
（島田）ないって言ってるでしょ。
今すぐズルムケチャンピオンベルトを…。
（２人）見せろよぉ。
（島田）ありませんよ！
（みどり）すみません。
ほんとに申し訳ございません。
謝って済むかいな！あんたもおなか痛めて産んだかわいい息子違うんか。
なんで迎えに来んかったんや！あんたの今の顔どんな顔か知ってるか!?シイタケの裏や！
（アキ）それは言い過ぎでしょ。
すみません！いいよぉ。
（裕）またかいな。
今のはだめでしょ。
（アキ）いいよぉシイタケの裏じゃん。
（裕）いや違いますよもう。
（アキ）よく見てごらんよ。
あれシイタケの裏チャンピオンだよ。
（裕）ええっ？
（アキ）あれはねシイタケの裏チャンピオンだよ。
チャンピオンベルトを見せろ！シイタケの裏チャンピオンベルトを見せろ…。
（２人）見せろよぉ。
（みどり）ないわい！
（裕）ほんまにもうええかげんにせぇ！おなかの子供に障るし胎教に悪いからチャンピオンベルトも禁止！「チャンピオンベルトも禁止」ってなんやねん。
二人とも分かったな。
おうどうした？健二。
（健二）二人がちゃんとお父さんとお母さんに謝りたいって。
（みどり）あの…あなたが健二さんですか？健二君か？
（健二）どちらさまですか？お前の本当の両親や！
（裕）すぐ言うたやん！そんなすぐ言うてええの？
（アキ）ええねんええねん。
（裕）軽すぎるって！
（健二）ええっ？どういうこと？２８年前お前が赤ん坊のときに二人は借金を背負いわしらにお前を預けた。
「必ず迎えに来る」言うてたのに迎えに来んかったんや！だからお前は捨てられたんや！
（裕）そんな感じで言うてええんかいな！ええ感じやねん。
（裕）「ええ感じ」やあらへんがな。
（健二）うそやろ？お父さん。
ほんまや！
（徹郎）お父さんほんまなんか？ほんまや！
（徹郎）お母さんほんまなんか？ほんまよ。
（太一郎）お父さんほんまか？お母さんほんまか？ほんまよ。
（裕）何回「ほんま」って言うねや。
（みどり）健二さん迎えに来るのが遅くなってごめんなさい。
（健二）今更何言うねん！
（みどり）あのときは借金を背負ってどうしてもあなたと一緒に暮せなかったんです。
（島田）健二君を預けたあと私たちは子供に恵まれなかったんです。
だから健二君に会社を継いでほしいんです！何勝手なこと言うてんねん！僕のお父さんとお母さんはこの茂雄とアキコや！
（２人）違う！
（裕）やめたれよ！
（裕）余韻残さんでええねん！
（健二）僕は長男や！お父さんとお母さんの面倒見るために一緒に暮らすんや。
（２人）迷惑や！
（裕）ひどすぎるやろ！
（裕）言わんでええって口…。
聞こえてるから！
（健二）なんでそんなこと言うん？僕とお父さんとお母さんには２８年間の思い出があるやないか！
（２人）忘れた。
（裕）さみしすぎるって！そんなすぐ忘れへんって…。
やめろそれ！
（健二）うそやろ？うそやと言うてくれ！
（健二）くっそ〜！うわぁ〜〜！うそやって言うてくれへんねやったらここから飛び降りる！ほんまや。
（裕）やめたれよ！
（健二）くっそ〜！
（太一郎）ちょっと…ちょっと！何を考えてんねや！
（徹郎）あほなことやめろって！
（太一郎）落ち着いて…。
（徹郎・太一郎）お兄ちゃん！お兄ちゃんと違う！
（裕）言わんでええねん！
（平山）おい！金の用意出来たんかい。
（太一郎）そんな急には無理です。
（平山）なんやと？こらぁ。
バキ！息子に何するんやお前は！
（平山）邪魔すんなや！痛っ！お前何すんねんこら。
バキ！うわ〜〜〜！
（もりすけ・森田）ああっ兄貴〜！・ドボーン！
（海に落ちた音）
（アキ）ああ〜！ほんまに落ちたやんか！すみません！いいよぉ。
（裕）ええんかい！
（太一郎）皆さん僕のせいでご迷惑をおかけしました。
（サキ）あの借金取りの方は救急車で運ばれました。
（幸恵）でも一命は取り留めたみたいです。
死んだらよかったのにな。
（一同）ははははっ。
笑うてる場合か！女将さん部屋まだ見つからないんですか？早く出ていかしてくださいよ。
お前らが出ていくんやろ。
（裕）お前らが出ていけ！
（サキ）すみません。
もう少しお待ちください。
・
（島田）健二君待ってくれ！健二君ちょっと待ってくれ。
うちに来てくれないか？
（みどり）私たちにはあなたしかいないんです。
・
（由美）待ちなさいって！待ちなさい！忠志さんと結婚するんです！
（忠志）あき恵さん行きましょう。
（あき恵）嫌です！
（徹郎）俺が幸せにする！・
（ながい。
）くそ〜！来るな！
（レイチェル）待ておい！
（あき恵）きゃあ〜！
（安井）お巡りさん一体何が!?
（レイチェル）スーパーを襲った強盗です。
（一同）ええ〜!?
（ながい。
）くそ〜！こっち来い！こいつが人質じゃ！
（今別府）ばかなまねはやめろ！
（ながい。
）近づくな！おい逃走用の車用意せぇ。
さもないとこいつを殺すぞ！ああ〜やめてください！人質やったら私が代わりますから。
みどり！いいから…危ない。
おいその人を放してくれ。
人質なら私がなるから。
（ながい。
）やかましいわ！邪魔するんやったらお前から撃ったらぁ〜！やめろぉ〜〜〜!!・夜を数えて・切なさのグラスに愛を注いで死〜〜ねぇ〜〜〜！パン！ブシュ！・想えたのは君だけ・もしも僕がそう言ってよっしゃ。
よっしゃ。
（森田）兄貴！兄貴！大丈夫ですか？兄貴…。
（森田）はっ！大丈夫ですか？えっ？ちょっと待て。
なんで助かったんや？スパンコールの水着に当たって助かった。
ええ〜！
（アキ）ええ〜？
（安井）ちょっとすみませんなんでスパンコールの水着着けてるんですか？そら番頭さん。
よっぽどおもしろい理由があるからでしょう。
聞いてあげてください。
（安井）すみませんなんでスパンコールの水着着けてるんですか？実はおっぱいが光ってるんや。
解放しろ！解放しろ！できるかぁ！何を見せられとんねんこらぁ！誰もつっこみの言葉が浮かばんかったんや。
さあ解放しろ。
（ながい。
）できるかぁ！お前らふざけとったらほんまに殺すぞ！大丈夫や。
すぐに解放したる。
こうや！バン！
（ながい。
）うわ〜！
（安井）なんですか？あれ！わしのお父さんや。
（安井）なんであんねん！戻してください！バン！
（安井）おお…。
ふざけやがっておっさん。
お前は許さん！やるっちゅうんか？
（ながい。
）ぶち殺したらぁ！覚悟せぇ！
（「必殺仕事人」のテーマ曲）
（ながい。
）くそっ死ね！痛っ！ブスッ！痛っ…。
フッ！
（息を入れる音）
（ながい。
）ああ〜！
（安井）なんやったんや今の！
（アキ）何？これ。
あっピクピクなってる。
ピクピクなってる。
（レイチェル）よしそこまでや。
（今別府）強盗傷害銃刀法違反殺人未遂公務執行妨害の現行犯で逮捕…ぴゅぴゅぴゅっ。
（安井）遊ばんといてください！
（今別府）貸せおらぁ。
（今別府）ご協力ありがとうございました。
行くぞ。
（ながい。
）くそっ…。
（みどり）大丈夫ですか？
（健二）お父さんお母さん。
お父さんお母さん違う！
（裕）言わんでええねん。
（アキ）なれなれしいよ。
（裕）「なれなれしい」とかやめろ。
健二…お前は島田ご夫婦のもとへ戻るんや。
（健二）絶対に行かへん！
（みどり）辻本さんもういいんです。
いやみどりさん…。
（みどり）もうこれ以上健二さんを傷つけたくありません。
諦めるんかいなあんた！
（健二）「諦めるんか」って…どういうこと？実はな島田ご夫婦はちゃんとわしらのもとにお詫びに来たんや。
そして「子供に恵まれんかった。
だから健二に会社を継がしたい」そう言うてきたんや。
それ聞いたときわしらもその方がええんちゃうんかなと思ってアキコと相談してお前につらく冷たく当たったら島田ご夫婦のもとへ戻るん違うかとわしが作戦立てたんや。
当然二人は断った。
そんなことはできひんって。
せやけどなわしが強引に進めたんや。
まあ相部屋と強盗は予想外やったけどな。
（アキ）健二大事な大事な我が子を預けるって本当につらかったと思うよ。
あんたを守るにはそれしかなかったのよ。
（みどり）あなたにつらい思いをさせたくなかったんです。
健二よ…すぐ親子になれ言うてるん違うんや。
まずは島田さんの会社で働いてちょっとずつでかめへんから距離を縮めていったらどないやねん。
いや
（なまって）距離を縮めたらどぉやぁ。
（裕）なんや？その言い方。
（みどり）健二さんお願いします。
（島田）お願いします。
健二。
（健二）分かりました。
まずは島田さんの会社で働かせてください。
（みどり）あぁ…ありがとうございます。
（島田）ありがとう健二君。
ありがとうございます辻本さん。
（アキ）健二つらいとき悲しいときいつでも帰っておいで。
帰って来い！
（健二）お父さんお母さん！違う！
（裕）今はええやないかい。
（アキ）調子に乗ったらあかん。
（裕）調子に乗ってないねん。
すぐ天狗になるからな。
（裕）天狗なわけないやろ。
（忠志）僕諦めます。
（由美）えっ？
（忠志）あき恵さんと徹郎さんの深い愛に負けました。
お母様帰りましょ。
（由美）忠志さんがそうおっしゃるんでしたら私は何も申しません。
（徹郎）お父さんお母さんあき恵さんとの結婚許してください！
（健二）僕からもお願いや。
徹郎の結婚許してあげて。
他人は口出しするな。
（裕）冷たすぎるやろ。
（アキ）調子に乗ったらあかんて。
（裕）調子に乗ってないねん。
すぐ天狗になる。
（裕）天狗でもないから！「ちっちっ」やめなさい。
（あき恵・徹郎）お願いします！ああ〜もう！徹郎がそうしたいんやったら好きにせぇ！
（あき恵・徹郎）あぁ…ありがとうございます！
（アキ）あんたもう…。
徹郎。
（徹郎）はい。
（アキ）ブサイクな奥さんを持つということはどんなけ清潔にしててもハエがたかりやすいということ。
（裕）そんなことないやろおい。
そうやぞ。
分かってるか？
（裕）はっ？ハエっていうのはウンチが大好物や。
散歩してる。
ウンチする。
それちゃんと処理せぇへん人がおる。
そのウンチに対してハエはピュ〜って大好物やから飛んでいくんや。
「さあ次のウンチはどこやろ？」いうてあの顔に止まるんや。
（裕）やめたれよ！
（アキ）ちょっとしたウンコやで。
（裕）違うねん！ちょっとしたウンコではないねん。
えらいことやで。
どうすんねん？
（裕）「どうすんねん？」ちゃうやろ。
僕もウンチになる。
（裕）ならんでええねん！「ウンチちゃう」って否定せぇやお前は！
（アキ）すばらしい。
（裕）なんちゅう顔しとんねん。
一日も早くお二人に孫の顔をお見せします。
子孫は残すな！
（裕）なんでや！子孫は残さん条件や分かったな？
（裕）どんな条件や。
バツ出すな。
（もじゃ）社長ご用意いたしました。
（島田）そうかご苦労さん。
辻本さんほんとにいろいろとありがとうございました。
いえいえ。
（島田）これ約束の５０００万です。
確かに。
（裕）えっ？何？そのお金。
もしかして金目的か？失礼なこと言うな！わしらは５０００万と健二を交換したんや。
（裕）金目的やないかい！
（島田）いやいやいやいやこれは違うんです。
これはですね２８年間健二君を育てていただいたお礼なんです。
（みどり）そうなんです。
私たちの罪滅ぼしなんです。
そらそうやで。
こいつずっと私立やで。
（裕）もうええやないかい。
公立滑りよってん。
（裕）やめたれって。
ず〜っと私立や。
私立イコールお金かかる。
（裕）やめろもう。
当然５０００万はかかっとるで。
（裕）今言わんでええねん。
留学は諦めろ言うたけど。
（裕）知らんがな。
（安井）まあまあ…すべて丸く収まりましたね。
（平山）お前らドラマの最終回か！えっどういうこと？
（裕）また絡んできたやん。
あいつも学習せぇや！どういうことなん？説明してはよ。
どういうことなん？みんな気持ち悪いから説明して。
「あまちゃん」や。
おお〜「あまちゃん」ね朝ドラの。
そうや。
海女ちゃんがみんな集まってそれで「よし今日も頑張るぞ」言うてほんで川にウニを…。
海や！川にウニなんかないやろこらお前は。
その時点で間違うとるわ。
（平山）うわっうわっうわっ…。
帰れお前はもう！おい太一郎！お前よう変われんなぁ。
（平山）６００万払わんかい！
（太一郎）お父さんなんとかならへんか？任しとけ！お願いします。
（裕）いやおかしいやろ！５０００万持ってますよね？あかん２５００２５００で分けるんや。
（裕）そうかもしれんけど！あんたいっぱいお金持ってんな。
そのいっぱいの中から６００万出しといて。
（島田）分かりました。
私立行かしたんやで。
（裕）ええから！
（島田）はい。
じゃああの〜明日の朝ですね振り込みますので。
おい吉田君。
（もじゃ）はい。
（島田）ちょっと聞いときなさい。
えっ？えっ？えっ？
（アキ）ん？
（平山）口座に振り込んでくれ。
（もじゃ）分かりました。
えっ？えっ？えっ？あんた美空ひばりさんの息子さんやろ。
（アキ）あっ気付かへんかった。
（あき恵）ほんまや。
（アキ）あっ。
違います。
違うんかおい。
違うんかお前〜。
えっ？信用した人何人かおったでおい。
ええっ？
（裕）どこ見てんねん。
（森田）もりすけよかったな金返ってくるぞ。
（もりすけ）えっ！髪ちゃうわあほ！あいつらはおもろいねん。
（アキ）うん。
何笑うてんねんおい！あほか！笑う資格ないわお前は。
（安井）まあまあ…これでほんとに丸く収まりましたね。
ああ。
（サキ）お待たせしました〜。
お部屋の手配が出来ました。
どちらのお客様が移動されます？わしらが移動しますよ。
（裕）いいんですか？さんざん迷惑かけたしそして二人っきりの最後の旅行でしょ？楽しんでください。
（裕・真希）ありがとうございます。
すんまへんでしたな。
（大島）真希！
（真希）和久！
（一同）ん？
（裕）えっ…誰？このおなかの子供の父親よ。
（辻本・裕）ええ〜！このおなかの子供の父親は俺じゃないんか？裕さんごめんなさい！どういうこと!?
（大島）真希必ずお前とおなかの子供を幸せにする。
だから頼む俺のところに戻ってきてくれ！
（真希）ええ！
（裕）「ええ」やないねん！真希ちゃん「ええ」やないで！
（真希）裕さんさよなら！
（裕）「さよなら」ちゃうでおい！お前誰やおい！真希ちゃん！なんやねんこれ〜！うわぁ〜〜！
（一同）あっあっあっ！こんなんやったらこっから飛び降りて死んだる〜！行こか。
（裕）無視すな〜！止めてくれよおい！飛んだらあかんねん！おおっ…うわぁ〜〜！
（アキ）えっ！・ドボーン！ええ〜！
（アキ）止めへんかったからほんまに落ちた〜！すみません！いいよぉ。
（すっちー）
（一同）イエ〜イ！
（すっちー）よしもと新喜劇の座員は個性派ぞろいでございます。
そんな個性派座員の名言を紹介するコーナーでございます。
今日名言を紹介してくれるのは太田君で〜す。
（太田）よろしくお願いいたしま〜す。
今日僕が紹介する人はこちら！チャーリー浜さんなんですけども。
とある営業でチャーリーさんが社長役で秘書がレイチェル…若手のレイチェルやったんすけど本番前に
（太田）ってパニックになりはって。
で隣におったレイチェルが「あっレイチェル僕です。
本名が吉田で芸名がレイチェルなんです」って言ったときのチャーリーさんのひと言がこちら！
（すっちー）あら！
（太田）誰が言うとんねん。
２月２７日の土曜日「由美とやすえのラッハーンで脳みそチューチューしちゃうぞみたいなディナーショーＰａｒｔ３」を開催いたします。
今回はゴスペルに挑戦しますよ。
皆さんぜひ見に来てね。
（女性）おはよう食べますか？2016/01/23(土) 12:54〜13:54
ＭＢＳ毎日放送
よしもと新喜劇[字]【「辻本茂雄の、家族になろうよ」】
旅館に泊まりに来た辻本夫婦。しかし、ひょんなことからまさかの相部屋に！その上次から次へと問題を抱えた息子がやって来て辻本家族の秘密が明らかになる。運命やいかに!!
詳細情報
番組内容
【辻本茂雄の、家族になろうよ】
旅館に泊まりに来た辻本夫婦。
しかし、ひょんなことからまさかの相部屋となる。
その上次から次へと問題を抱えた息子がやって来る！
そして辻本一家の秘密が明らかになる・・・
果たして辻本家の運命やいかに！！
出演者
辻本茂雄／アキ／安井まさじ／五十嵐サキ／鮫島幸恵／松村恵美／松浦景子／吉田裕／前田真希／伊賀健二／佐藤太一郎／新名徹郎／島田一の介／若井みどり／浅香あき恵／西川忠志／末成由美／平山昌雄／森田展義／／もりすけ／レイチェル／今別府直之／タックルながい。／もじゃ吉田／大島和久
ほか
公式ＨＰ
【公式ＨＰ】
http://www.yoshimoto.co.jp/shinkigeki/
【番組ＨＰ】
http://www.mbs.jp/shinkigeki/
【ｔｗｉｔｔｅｒ】
@shinkigeki1
https://twitter.com/shinkigeki1
おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。
ジャンル :
劇場／公演 – 現代劇・新劇
バラエティ – お笑い・コメディ
福祉 – 文字（字幕）
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード（ステレオ）
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32722(0x7FD2)
TransportStreamID:32722(0x7FD2)
ServiceID:2064(0x0810)
EventID:12881(0x3251)