(2人)・「kissmeandsmileforme」どうも。
「東北発☆未来塾」応援団長のサンドウィッチマンです。
どうも。
どうも。
今月は宮城県にあるお寺の住職金田諦應さんを講師にデュエットのチカラを学びます。
違いますデュエットじゃないです。
違うの?違います違います。
確かに金田さん奥さんと一緒に歌ってますけど教えるのはデュエットのチカラじゃありません。
ちなみに歌ってるのは1960年代のカントリーソングの名曲「悲しみのジェット・プレーン」です。
なに知っての?そんな趣味あったっけ。
ちなみにですよまた高校時代にバンドを組んでいた金田さんに奥様が一目ぼれをしたそうです。
あそうなんですか。
どこで仕入れてるその情報さっきから。
インターネットサイトのヤホーで。
それナイツのネタじゃないか。
なに言ってんだお前。
金田和尚から被災地の人を癒やす「聴くチカラ」を学んでるんですね。
そういうことそういうことわかってたんだね。
金田さんはですね仮設住宅に暮らす人の話を聴く「傾聴ボランティア」を週1回のペースでやってるんですね。
これまで仮設住宅で2万人の人に奥さんとのデュエットを聴かせてきたんだね。
違いますデュエットこだわりすぎです。
違う。
2万人の話に耳を傾けてきたんですね。
そうか。
前回塾生達のはい。
最終課題として塾生だけで仮設の人々の話を聴けって言っていたけどそんなの任せて大丈夫なのかね。
そうなんですよね。
そこでですね傾聴のツボを教えるために金田さんは塾生達を東北大学のある人のもとに連れて行ったんです。
お坊さん?東北大って仏教系だっけフフフ。
国立じゃなかったっけ?超こえ〜よ!何この人?ねっ。
傾聴のツボを教えてくれる強力な助っ人なんです。
思いっきりはい。
泣かされちゃってんじゃん。
本当に助っ人なの?ねえ。
詳しくは本編をご覧ください。
かなり叱られています
(音)ゴ〜ン。
・「未来はあるあるあるきっとどんな時も」・「It’sfinedayIt’sfinedayeveryday!」紹介します。
東北大学大学院実践宗教学寄附講座の先生をお務めいただいてる谷山洋三先生です。
よろしくお願いします。
(塾生達)よろしくお願いします。
ガンジー金田さんイチオシの助っ人。
僧侶の…人々の悩みや苦しみを聴くことで癒やす傾聴のスペシャリストです。
あの一応正体は実家は寺なんですよ。
(塾生)え〜。
浄土真宗のお寺ですけど。
まあお寺継がない人なので3番目だから。
まあ兄が継いでるからね。
でずっと大学の教員をしたりまその前は病院で働いたりとかもしていました。
坊さんなんだけど病院から給料をもらうっていう今の臨床宗教師みたいな仕事もしていました。
谷山さんのもとに東日本大震災が起きて以降仏教キリスト教イスラム教の宗教者が集まりました。
その数のべ100人以上。
谷山さんから傾聴に臨む心構えや注意するべきことなどを教わるためです。
そして被災地へ赴き人々の苦しみを和らげてきました。
震災直後から行動を共にする金田諦應さんは塾生にも谷山さんから傾聴のツボを学んでほしいと連れてきたんです。
やはりあのそれでは聴くチカラ特別講義@東北大スタートです!まずは基本姿勢です。
(谷山)基本姿勢。
ここが大事なとこですが。
「全身を耳にしてあるがままに聴く」と。
まあいろんな表現がありますけど。
「学ばせていただく」っていう言い方もできる。
「先回りせず相手のペースに合わせる」。
えっと…盲目の人が出るマラソンとかってあるんだよね。
あの時の伴走者っていうのは本当に微妙な難しいみたいで。
相手のペースにちゃんと合わせて走んなきゃなんない。
自分が先走りすると相手のペースを乱す。
遅れても乱す。
本当に息を合わせてピッタリと伴走しなきゃなんないわけだけど。
そういうイメージで関わっていくということですね。
3つともなかなか難しそう。
つらい話なのにニコッとしたりとかってね。
そういう人いますよ。
結構いるんですよ。
でそれをどう感じるとかなんですよね。
ニコッとしているけど実は本当はつらいんじゃないのってことを感じとれるかどうかっていうことなんだよね。
傾聴の基本姿勢が一応わかったということで次は塾生同士での実習です。
えっと2人一組になってみんなの前でここに出てお話をして聴いてもらいます。
「傾聴って難しく言ってるけど話を聴きゃいいんだろう」なんて思っている人考えがあま〜い!この後「聴く」ことの難しさを身をもって知る塾生達の様子をとくとご覧あれ!まずは前田ひかり坂口歩夢組。
前田さんが被災者役となり坂口さんが傾聴に挑戦します。
被災者は津波で家族を亡くし仮設住宅で暮らしているという設定です。
制限時間は5分。
レッツトライ!私もね決まったんだよ次。
あ公営住宅ですか?そうそうそうそう。
もうすぐ近くの公営住宅?うんちょっとこことはまた違うんだけどね。
ああそこ高台の所ですか?そうそうそうそう。
う〜んそうなんだよ。
でもあそこ行ったあとやっぱし1人でも順序…そうなんかいろんな所から来るからね。
やっぱり抽選だから。
そうですよね。
うん私は決まって。
まだ決まらない人もねやっぱりいるからね。
いますね。
ラッキーだったのかな。
うんまぁ…。
ちょっとね決まったから落ち着いたとこはあるけどね。
安心感はありますよね。
う〜ん。
始まって2分。
徐々に表情が厳しくなってきた谷山さん。
ついにこのひと言。
あの特に最初のうちはねあのえっと…「この場にいてずっとあなたのそばに居るよ」というそういう思いが相手に伝わるかどうかってことなんだよね。
「ずっとあなたのそばにいるよ」。
谷山さんが傾聴で大切にするのはゆっくりと時間をかけること。
では谷山さんが指摘する問題の箇所をもう一度見てみましょう。
う〜んそうそうそうそう。
もうすぐ近くの公営住宅?そうそうそうそう。
坂口さんは相手の言葉を先回りするように合いの手を入れています。
これでは相手は自分のペースで話すことができません。
続いては久保田紗代伊藤健人組。
傾聴に挑む久保田さんはテレビ局への就職が内定しています。
気合い十分です。
こんにちは。
あのねここは4年ぐらいかな。
うん。
あの津波来てからだね。
避難所まわって仮設さ来て4年たつのかな。
4年もたってしまったんだ本当に。
避難所には半月ぐらいいてあぁ。
そこから仮設住宅造ってもらって本当にたくさん。
そこさ住んでっからさ。
う〜ん。
でも1人だからさ。
あのねはい。
わかる?あなたの今やったことはインタビュー。
はい。
違うからねインタビューとは。
初めっから誘導しているよ。
それでは絶対につらい話できないから。
(久保田)はい。
開始1分。
谷山さんたまらずイエローカードです。
なんだかなぁと思って…。
避難所さね比べればあれだけど。
なかなか避難所のことも思い出せなくなってきてさ。
遺影もどっかさ行ってしまった。
ほんとなんてことすんのかってなほんとに。
神も仏もいねえって本当にあん時だけは思った。
だけどもおらだけ生きたっつうのは生きろって神様さ言われたんだなって今だったら思える。
生まれてきたからねうん最後まで生きることがそれが使命なんだからうん。
んだな。
7060だけっとも…だど思うよ。
ここ来て何年ぐらいたつんですか。
もう4年だよ。
震災直後2か月ぐらいかな。
(久保田)フフフえ〜。
言ったよね「黙って」って言ったよね。
はい。
相づちなんです。
はい。
ついに久保田さんへレッドカード。
講師の金田さんどこがいけなかったのかそのワケを説明します。
せっかくねすごくいいワードも出てきたんですよ。
それを見逃してパッとそこから目をそらして別の方向に話いっちゃっているんですよ。
だけども生まれてきたからねうん最後まで生きることがそれが使命なんだからうん。
俺も7060だけども…。
なぜ生き残ってしまったのか被災した人が持つやるせない思い。
それを吐露しかけたところで久保田さん自分の意見を交えて慰めの言葉をかけたつもりでした。
しかしその言葉が問題だと谷山さんは言います。
同じ境遇になった時どうしようかなというのをすごく考えちゃってその時に何言われたらいいかなって思うと。
(久保田)同じ立場になった時どうかなって思って。
うん。
その場で話をすることのテーマを決めるのはこっちなの。
だから逃げてるってことよ。
あなたが逃げてんだよ聴く側が。
言いたいことも言わしてくれない。
しかももしかしたら本当に聴くべき事も聴けないかもしれないじゃん。
相手のペースを考えるの。
自分のペースじゃない。
こうかなって全部自分の想像じゃないかそんなものは。
悩みを抱えた人が話したいときに話したいペースで話したいことを話してもらう。
頭でわかっていてもなかなか出来ません。
その原因は人それぞれの生い立ちにあると谷山さんは考えます。
そこで実は前日塾生にある宿題を出していました。
「自分の生い立ちをできるだけ詳しく書き出せ」。
入学卒業や引っ越し人との出会いなど物心ついたころから現在に至るまでのことを箇条書きにします。
谷山さんは傾聴の実習のあと塾生に生い立ちを見直してその中にうまくいかない原因を探り出させました。
つい相手の話を遮り先回りしてしまう坂口さんは中学時代の人間関係にその原因があるのではないかと分析しました。
聴く部分でもやっぱし自分のことだけ考えてるから焦ってくるので何かしゃべらないとという考えになりますね。
わかる。
だからダメだと思っているから焦るんだよ。
はい。
それはしょうがないなっていうかね…嫌なこと認めるのは大変なんだけど自分は苦手だと認めたほうがあんまり焦らなくていい。
相手の話を誘導しがちな久保田さん。
小学校から中学校にかけての環境の大きな変化が深刻な話に耐えられない自分の性格を作ったと分析しました。
小学校のころはすごいその絶頂期みたいなもんでリーダー的な感じだったり人前で話すのもすごい好きでアナウンス委員会みたいなのに入っていて中心的な感じに引っ張ってたんですけどあの人だけ先生に気に入られてとかお兄ちゃんいるからいいよねとかそういうふうに言われてすごい嫌な気持ちを味わってそういうベースがあってそういう隠す習慣というか人に気持ちを正直な事は言わずに一緒にいる時だけ楽しくいれればいいなってある意味そういうベースが出来ちゃってて。
いやぁすばらしい分析ですね。
本当に。
本当にそのまま今日体験した事をそのまま言ってくれた感じで。
だから時々何かの機会に自分自身を振り返ってみて今の自分はどうかな。
うまくやれているかな。
人に対してちゃんと適切な態度で接しているかな。
日常の中でもそれは分かることなので本当に今日見ていて半日だけだけどだいぶ雰囲気が変わったなって思うんだよね。
う〜んそうだね。
ね。
谷山先生は実践者であると同時にそれを言語化していってある程度理論化していくっていうふうな作業で。
私はどちらかというと実践者なんですよ。
ですから現場に出たらそんなものもう捨てて現場から立ち上がる音だとか色だとか雰囲気だとか息遣いがあります。
それをやっぱり敏感に感じとってそして…谷山先生のあこれかみたいな。
それの繰り返しですよ。
これまで2万人以上の話に耳を傾けてきた金田さん。
被災地に立つ心構えを語ります。
もちろんいろんなテクニックも必要なんだけれどもやっぱり最後はそういうふうなものを自分達も目指しているんだっていう自分の存在そのものがどうなんだっていうふうな常に自分に対する厳しい目ですよね。
厳しい目です。
うんなんて言うんですかね自分がたどってきた人生でね染みついてきた癖ってのは確かに自分にも思い当たる事ありますね。
まぁね。
俺も東北大出てエリートサラリーマンになって脱サラしてお笑いの世界に入ったからついつい漫才が知的になっちゃうんだよね。
さて次回はですねいよいよ「聴くチカラ」を深めた塾生たちが自分たちだけで傾聴に挑みます。
あれ?塾生が話しちゃってるよ。
谷山さんにあれだけ黙って聴けって言われたのにまた叱られるよこれ。
ね。
実はですね壮絶な震災体験を乗り越えようともがく塾生がいたんですね。
壮絶って?それはまだちょっと言えません。
まあそう言うと思ったけどね。
はい。
次回もご覧ください。
東北発。
(一同)未来塾。
2016/01/23(土) 11:20〜11:40
NHKEテレ1大阪
東北発☆未来塾 ガンジー和尚の“聴くチカラ”「言うは易く “聴く”は難し」[解][字][再]
講師のガンジー和尚こと金田諦應さんは、塾生に「聴くチカラ」を身につけさせるべく東北大学へ。“傾聴”のスペシャリストから教えを受けるが…。MC:サンドウィッチマン
詳細情報
番組内容
講師の金田諦應さんは東日本大震災直後から行動をともにする東北大学准教授で僧侶の谷山洋三さんを塾生に紹介する。谷山さんの元で震災後、100人以上の宗教者(仏教・キリスト教・イスラム教)が、傾聴の心得・注意点などを学んだ後、被災地を訪れ、悩み・苦しむ人々の声に耳を傾け、心を癒やしてきた。その谷山さんから塾生たちも傾聴のツボを学ぶ。しかし、実習形式になると徐々に谷山さんの表情が厳くなり…。語り:吉本実憂
出演者
【出演】僧侶…金田諦應,【キャスター】サンドウィッチマン,【語り】吉本実憂
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – ボランティア
趣味/教育 – 会話・語学
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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