(ロエ2)ハァ…ハァ…ハァ…。
ハァ…太陽…無理…。
(オープンニングテーマ)
(トウヤ)う〜んどうやらズーランドの草原に入ったようだ。
(ミノリ)えっと…そろそろ見えてくるはず。
あほら!わぁすげぇ!富士山だ!
(五十鈴)え!?どこどこ!
(ルンデルハウス=コード)おお霊峰フジだ!
(セララ)やっぱり大きいですね〜。
(五十鈴)見て見て!あっちに牛みたいなのがいるよ!
(ミノリ)えホント?どこですか〜!?
(セララ)あぁあれはグリーン・エルクの群れだと思いますよ。
(五十鈴)危ないかな?
(セララ)大丈夫ですよ少し距離がありますしおとなしいって話ですし。
わぁかわいい〜。
ホント牛みたいだね。
とってもおいしいらしいですよ〜。
(ミノリ五十鈴トウヤルディ)…えっ。
(トウヤ)ふ〜むこの辺りは微妙にカーブなんだな。
(ミノリ)海岸と平行して走ってるから。
(トウヤ)草だらけで海なんか全然見えないじゃん。
でもちょっとだけ海の香りしない?すぅ〜っう〜んそう言われてもわかんねぇけど。
(ミノリ)ウフフ…。
(トウヤ)えっと確かシロエ兄が言ってたこの道って…。
回想
(シロエ)東海道…この道は昔そう呼ばれていたんだ。
五街道っていう道のひとつで東京の日本橋を起点に交易の要になった道路なんだ。
へぇ〜。
現代ではこの東海道を国道一号線として幹線道路が敷かれている。
ずっと行くと大阪に行けるんだよ。
(トウヤ)大阪!
(ルディ)ああミナミの事だな。
(ミノリ)この世界でも道はつながっているんですね。
うんレッドストーン山地へはここを通った方が早いかもしれないね。
私今までそんなふうに道を意識した事なかったな。
俺だって全然なかったよやっぱりシロエ兄は凄いよないろんな事知ってるし…よし!俺もこの旅で冒険していろんな事知ってやるぞ!
(トウヤのオナカが鳴る音)そろそろお昼ご飯にしよっか?
(セララ五十鈴ルディ)さんせ〜っ!
(トウヤ)くう〜っうまいっ!やっぱり班長が作るハムサンドは絶品祭りだぜ!
(ルディ)あぁ全く異論はないぞ。
(五十鈴)ちょっと二人とも!私たちの分も残しておいてよ。
そうですよ〜あこら〜。
もうすぐカルベの村に着くけどどうする?寄ってく?このまま先進んじゃおうよ。
天気もいいしサ。
デニッシュとクロワッサンにもうちょっと頑張ってもらって。
(デニッシュクロワッサン)ブルヒヒィ〜ン。
(セララ)おこの子たちもやる気ですよ。
(五十鈴)いけるいける。
(セララ)がんばっちゃいましょ〜。
(ミノリ)そうだね。
このルンデルハウス=コードの前に道は出来るのだ!
(トウヤ)よしじゃあ日が暮れる前にとっとと進もうぜ。
(一同)お〜っ!
(デニッシュクロワッサン)ひひ〜ぃん。
(ミノリトウヤ)わぁ!
(トウヤ)な…なんだ…?
(五十鈴)あぁぁぁっ!制限時間が切れたんだ!「ライマンの双子馬笛」の!あっそっかぁ。
確か一日六時間だったような…。
(一同)…アハハハ。
てか何で誰も気付かね〜んだよ〜。
ホントだね〜。
それにしても時間が切れたからってあんな一目散で逃げなくてもいいのに〜。
そうだな。
あの子たち私の手からにんじん食べたんですよ。
キャベツもだよほんっと人情がわかってないよ。
だって馬だもん。
馬だって!…馬?だったら人情じゃなくて馬情…?
(女子一同)あははは…。
(ルディ)馬は逃げてしまったがこれはこれで爽快じゃないか。
(トウヤ)ああ…なぁここってどの辺なんだ。
(ミノリ)カルベの宿とウィリストリア集落の間くらいかな。
(五十鈴)あの子たちがいないんじゃ先に進めないし…。
キャンプするっきゃないよな!そうだね覚悟を決めよう。
料理は私に任せて下さい。
これぞ冒険者の本領発揮だな。
冒険者はカンケーないけどね。
(男子一同)野営だ〜っ!
(女子一同)お〜っ!
(一同)いっただっきま〜す!ううめえな。
ううんおいしいね。
ただちょっと…。
塩味が…それと…。
ルディ!きゃあああごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!にゃん太さんと一緒だと上手に作れるのに…。
(トウヤ)場数の問題だろ?気にするなって班長ならこんな時「少しずつ上手くなればいいですにゃ」って言うだろうし。
そのとおりですセララさん…。
私たちにも料理スキルがあればいいのだが…。
セララばっかに頼ってごめんな祭りだぜ。
そうですよね。
私がしっかりしなくちゃですね!「新妻のエプロンドレス」ですものね!にゃん太さんのためにも皆さんのためにも頑張ります!
(一同)おぉ…。
(ミノリ)次に寄れそうな所は…サザンの町か。
どのぐらいかかりそう?一日六時間しか馬を使えないとなるとあと三日ぐらいはかかるかも…。
んなぁ〜なんでこの道こんな曲がりくねってんだよ一直線に進んでくれりゃいいのに。
そうだね。
でもこんなふうにみんなと旅行ができるなら私は時間がかかってもいいよ。
そういう事を教えるためにシロエさんたちは私たちを旅に出したのかもって思うんだ。
…いいなミノリ。
え?なんかあの時からすげぇ大人になってる気がする。
…そうかな?ずっと一緒に成長して来たと思ってたけど俺はまだまだだな。
(ミノリ)そんな事ないよあの時だってトウヤに助けてもらったから…。
この世界に来た時からずっと一緒にいてくれてるから頑張れるんだよ。
ま俺は兄貴だからな。
(ミノリ)私がお姉ちゃんでしょ!
(トウヤ)違うよ俺が上だよ。
(ミノリ)私だよ。
(トウヤ)俺だって。
俺の方が背高いし…。
(マリエール)セララたちが遠征に行ってもう三日やね。
ホームシックになってへんとええけど…。
(ヘンリエッタ)あらきっと修学旅行みたいに盛り上がって「帰りたくない」って言ってるかも知れませんわよ。
(アカツキ)ふむ…それはそれで困るな。
(ヘンリエッタ)また青い顔をしてますわよ。
(リーゼ)えっ…そうでしょうか?うむ目つきも厳しくなってるぞリーゼ主君と一緒だ。
う…。
あまり意地を張りすぎてはダメですよ。
はい…。
怖いメガネがいなくなると大変か?ええそうですね随分とミロードに頼っていたと分かりました。
今はD.D.Dも秩序が保たれていますがこれからどんな問題が起こるかは未知数ですし…。
きっとたくさん迷惑かけているしまだかけてしまいそうです。
(ヘンリエッタ)気にしなくてもよろしいですわ。
大変なのは存じ上げていますもの。
シロエ様もきっと何か手を打って下さるでしょう。
主君は迷惑だなんて思わない。
それに自分から助けに行くもちろん私もだ。
そうやもうウチらの間で遠慮なんてナシや。
友達だからな。
(リーゼマリエールヘンリエッタ)ぷっ…。
なぜそこで笑う!友達とはそういうものではないのか。
…なんだか不思議ですね。
元の世界にいたらきっと友達になんてなれなかったと思って…。
…そうかも知れないな。
いいえ!そんな事はありませんわ!かわいい者同士は惹かれ合うと申しますもの。
私アカツキちゃんとリーゼさんとは…。
ヘンリエッタさん頬ずりはやばいです。
どうあっても出会ってました!そんな断言は不要だ!ていっ!あぁアカツキちゃん!あ〜れ〜!…忍法身代わりの術みたいな口伝ですか?…ただの人形だ。
(五十鈴)わぁ〜夕日だ。
キレイですね〜!
(トウヤ)見えてきたぜ!サザンの町!もうすぐだね!
(ルディ)うちの楽師がこの宿で一晩演奏したいと言っている。
迷惑はかけぬから場所を提供してもらってもいいだろうか?
(店主)四十二か…。
でも冒険者の吟遊詩人は高いからなぁ…。
報酬はいりません。
ここで演奏させてもらえばそれで!お願いします!お願いします!やったな!ルディ兄!ライブついでに一泊ただにしてもらえるなんてさ!フ…これが僕の実力さ…。
と言いたいところだがミス五十鈴の情熱のおかげだろう。
ルディ兄…。
僕の事は気にするな。
みんな思う存分演奏してくれたまえ。
…わかった。
心の声…本当にこの旅でいろんな事に気づかされる。
例えばこの町まで来る道ひとつにしたってうねった道やカーブが多いのはどうしてだろうと思ってた。
でも実際馬車で走ると森があったり丘があったりしてまっすぐには進めなかった。
いろんな物を避けて馬車や人が通りやすいように。
そして「ああ疲れたな」と思ったら休憩できるようにこの町は生まれた。
それは多分必然だったんだ…。
(五十鈴の歌)心の声
(トウヤ)ルディ兄はすごいと思う。
オレは…自分がサッカーの輪に入れなかった時あんな表情で見る事なんてできなかった。
俺の曲がりくねった道は…いつかどこかで町になるのかな…?はぁ〜つかれた〜…。
いや〜盛り上がったな。
客席ではもう一曲もう一曲とアンコールが鳴りやまなかったぞ。
ファンタスティック!うん…。
・
(女子たちの笑い声)元気だなぁ…。
元気すぎだな。
何を話しているんだろうな?ルディ兄気になるのか?とんでもない。
レディーの内緒話に興味を持つほど僕は下世話ではない。
ただなんで彼女たちはああも話す内容が尽きないんだと感心しているんだ。
そりゃ女子だから。
なるほど女子…もとい…レディーだからか…。
ではミス五十鈴が無邪気であどけないのもレディーだからなのか?はあ?そうだっけ?なぜならすぐに抱擁を求め頭髪をとかそうとするではないか。
…あ〜。
心の声それ多分…わんこ扱い。
ミス五十鈴は君に対してはそんな事はしない…。
僕は彼女に侮られているのだろうか…。
ブッ!はははは…。
笑うなトウヤ!僕は真剣だ!ごめんごめん…!多分だけど…特別だって意味なんだよ。
特別?うん…。
お手。
ワン。
ルディは私のわんこだから特別よ!ククク…。
だから何故笑うのだ!一緒にいると楽しいなって。
そういう気分の時五十鈴ね〜ちゃんはそうしちゃうんだよ。
そうなのか?うんうん。
でもそれは特別ビューティフルとか特別アメージングとか特別マグニフィセントストロングってわけでもない気がするぞ。
僕は彼女にどう思われてるんだ?考えてもわかんないならとりあえず寝ちゃおうぜ。
あ!ずるいぞトウヤ!僕も寝よう。
おやすみ!クークークークー。
おやすみルディ兄。
(ミノリ)今日は本格的にサカワ地区に突入します。
(トウヤ)サカワ…。
(ミノリ)現代で言うところの小田原辺り。
(セララ)かまぼこが名物ですね!
(五十鈴)へ〜そうなんだ。
この街道沿いにアリバの廃城まで目指します。
目的地のレッドストーン山地へはこのアリバの廃城から街道を外れてより細い道を選ぶかもしくは登山のような道を選択しないといけません。
この辺りは水田地帯という事もありネイチャー系のモンスターがいます。
野犬やイノシシ植物モンスターが森や山間部に生息していますが自分たちからはあまり出てこないそうです。
それにシロエ兄が言ってたけど街道沿いのモンスターはレベルがかなり抑えられてるんだってよ。
じゃあ万が一遭遇してもなんとかなるか。
とにかく先へ進もう!
(トウヤ)じゃあしゅっぱ〜つ!
(一同)お〜っ!
(アイザック)こんなんで大丈夫か?ええ大丈夫です。
すみませんね引率を頼む事になってしまって。
そりゃ構わねぇがよ。
(レザリック)アイザックくんはこう見えて楽しみにしてます。
てめ「くん」づけすんなコラ。
(アイザック)ってか騎士団教練とはな。
いくつくらいレベル上げりゃあいいんだ?親善の意味もありますから二つ三つあげてもらえば結構ですよ。
(アイザック)欲がねぇな。
相手は大地人ですよ?無茶するわけにはいかないでしょ。
ったく…面倒だな。
アイザックさん。
もしかしてパワーレベリングするつもりだったんですか?ああその方が簡単だろ。
俺らが引率してレベルの高いモンスターと戦えばレベルの低いやつらでも自動的に上がってくれるし。
レベルだけ上げても実力になりませんよ…。
腹ぐろは頭堅いな。
パワレベと戦闘訓練交互にやりゃいいだろ。
いや訓練多めにしてやるよ。
ハハハ…。
心の声…なんかすごくマッチョなにおいがするけど…まいいか。
あのクラスティさんとはまだ連絡とれないんですか?ええ。
フレンドリストも反応はありません。
自分のギルドほったらかして何やってんだか。
なくなっちまうぞ。
このところD.D.Dから脱退者が続出しているそうです。
もちろんこの三ヶ月間通常どおりギルドが保たれていた事の方が驚くべき事なんですが…。
(アイザック)心配かよ腹ぐろ。
アイザックさんはどうなんですか?あいつの事だど〜せどこかで遊んでるんだか戦ってるに違いねぇ。
心の声D.D.Dも心配だけど…。
(アインス)ホネスティのギルドメンバーは1,250人を突破しました。
これは最盛期を上回る数字です。
(TOSHI)だが…。
入った大半はリーチャーのような奴らだ。
アキバの外で狩りをしたり採取するわけでもなくかといって街なかで商売や生産をするわけでもない。
(はる)フン寄生虫どもが。
そそういう方もおりますがしかし…。
そういう方とやらがウチに入ってぬくぬくとしてるんだ。
ギルドの中でもアキバでも奴らへの不満がふくれ上がっている。
噴出するのは時間の問題だ。
円卓会議にはもちろん意見を述べています。
円卓会議に何ができる。
放り出すしかないと思うぜ。
(はる)いっそ入団を制限するのは?それはできません。
現在ホネスティが円卓会議の中でそれなりの発言権を有しているのは所属メンバー数がアキバ内で第三位だからです。
発言力を失えばアキバの政策決定への関与ができなくなります。
…だがギルドごと…いやアキバの街ごとダイエットした方が健全だと思うぜ。
あっ!
(五十鈴)あれって桜かな?
(セララ)違いますよ〜梅ですよ。
(ルディ)ああいいにおいだな〜。
(トウヤ)川だ…。
あちゃあ…。
こりゃすぐには渡れないな…。
迂回路を探そう。
(大地人A)助けてくれ〜っ!
(大地人B)ひ〜っ!あっ!あれは!「人喰い鬼」に追われてる!救援と保護を!
(トウヤセララミノリルディ)了解っ!
(トウヤ)敵のレベルは212221!トウヤ!おうよ〜!任せとけ祭りいいっ!フロスト・スピア!はわわ…。
大丈夫ですか?ケガは?・
(ロエ2)油断するなアド15!えっ!?
(ミノリ)ナイトシェイドサーバント。
レベルは…平均40!しかも15体!精霊系モンスターです!闇の精霊は邪毒か精神への抵抗能力。
即死耐性も備えている…!心の声大地人さんたちにも私たちにも被害が出るかもしれない…。
オレが行く!だあ〜!まるで手ごたえがない!
(爆発音)トウヤ!くっ…。
っ!
(ロエ2)従者召喚!プリンセスレイスっ!
(爆発音)すげぇ…。
ああの…あなたは…?私の名はロエ2…。
サモナーだ。
南へ向かって移動中の…旅の吸血鬼さんという事になるかな。
新たなメガネ…。
(セララ五十鈴ミノリルディ)うん…。
う…。
太陽…。
無理…。
(トウヤたち)え〜!?
(エンディングテーマ)2016/01/23(土) 01:55〜02:20
NHKEテレ1大阪
アニメ ログ・ホライズン2(16)「真昼の吸血鬼」[字][デ]
アキバを出て、東海道を西へと向かう、ミノリやトウヤたち5人組は、楽しく旅を続けていた。しかし、山あいにさしかかる道で、一行は人食い鬼に追われる大地人に出くわす。
詳細情報
番組内容
アキバを出て、東海道を西へと向かう、ミノリやトウヤたち。思わぬハプニングに出会いながらも、セララが料理の腕をふるったり、五十鈴が宿屋で歌を披露したり、和気あいあいと旅を続けていた。しかし、サカワ地区の山あいにさしかかるころ、一行は人食い鬼に追われる大地人に出くわす。いったんは人食い鬼を撃退した5人だったが、さらにモンスターは体数を増し、ミノリとトウヤに襲いかかった!絶体絶命のピンチに現れたのは…。
出演者
【声】寺島拓篤,加藤英美里,山下大輝,田村奈央,松井恵理子,柿原徹也,久野美咲,原由実,高垣彩陽,日野聡,てらそままさき,西田雅一,村川梨衣,斎藤寛仁,藤村歩,後藤ヒロキ,山本祥太,鶏冠井美智子
原作・脚本
【原作】橙乃ままれ,【原案】ハラカズヒロ,【脚本】伊藤美智子
監督・演出
【監督】石平信司
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
アニメ/特撮 – その他
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