Nスタ ニューズアイ 2016.01.22


大学生ら15人の命が奪われたバス事故から1週間。
長野県軽井沢町の現場に設けられた献花台の花には白い霜が。
バスが衝突した木には幹がえぐられた跡が生々しく残されたまま。
JNNは、事故直後の写真を入手。
そのとき、現場では…JNNが入手した2枚の写真。
足元には部品が飛び散り窓ガラスが砕け散っている。
隊員は、何か叫んでいるようにも見える。
現場で救助活動を指揮した佐久広域連合消防本部の柴崎好広さん。
正確な被害者の数を把握できなかったと言う。
横転し、天井がつぶれたバスの中からは「助けてくれ」と声が聞こえたと言う。
事故車両の検証を進める警察の調べで、事故直前、バスの運行記録計が時速80kmを示していたことが新たにわかった。
さらに、ギアがエンジンブレーキがきかないニュートラルの状態で警察はギアの操作ミスなどで車体を制御できなくなり、転落した可能性もあると見て調べている。
バス会社、イーエスピーのずさんな管理も次々と明らかになっている。
当時、バスを運転していた土屋廣さんはイーエスピーの採用面接のとき、このように話したと言う。
さらに、イーエスピーでは運転手の健康状態や運転免許証の情報などが書かれた乗務員台帳も作成していなかった。
格安のバス旅行をめぐっては2012年4月に7人が死亡した関越道のバス事故があり、運行管理の体制を厳格化する法改正が進んだ。
しかし、教訓は生かされなかった。
突然奪われた13人の大学生の未来。
早稲田大学のゼミ仲間の3人も犠牲になった。
亡くなった田端勇登さんの友人、大竹秀法さん。
高校時代に留学先のアメリカで知り合い、大学に入ってからも連絡を取り合う仲だった。
大竹さんには、ある後悔があると言う。
果たせなかった約束。
久しぶりの再会の場となってしまったお通夜ではこう声をかけた。
なぜ最愛の息子や娘が事故に巻き込まれたのか。
田端さんとともに犠牲になった2人の遺族は通夜の後、こう訴えた大学生13人の未来を奪ったバス事故。
事故原因の解明と責任追及が求められている。
時が経つにつれて原因の断片が見えつつあるのですが遺族の皆さんにとっては本当にやり切れないものばかりです。
そして、次も交通の安全に関わる問題です。
道路のガードレールが、ある日突然消えました。
無断で撤去したのは市議会議員が役員を務める会社で、出入りするのに邪魔だからというのが、その理由でした。
徳島県美馬市。
県道脇に設置されたガードレールがここで途絶えてなくなっている。
ガードレールを無断で撤去したのは道路脇の土地を所有する運送会社で地元、美馬市の川西仁市議が役員を務めている。
徳島県などによると運送会社の土地は県道と市道に接していて、もともとはガードレールがあったと言う。
その長さおよそ42m。
しかし、おととし1月から3月の間に無断で撤去されていた。
先月、地元住民からガードレールがないと県に通報があり、発覚した。
しかも、ガードレールがなくなっただけではなかった。
本来ガードレールのある場所に今、埋め立てでしょうか、土が道路まではみ出てきています。
運送会社は、会社の土地と道路の間にある県や市の土地を勝手に埋め立てていた。
車が通りやすいようにして進入路や駐車場として使っていたとのこと。
川西議員の父親で運送会社の役員がJNNの取材に応じた。
では、抜いたガードレールはどこに行ったのか。
川西議員は、土地の前の所有者が道路の占有許可を得ていると思っていると話しているとのことで会社側は県などの求めに応じ、来月末までにはガードレールを復旧するとしている。
髪の毛が抜けてしまったこのロシア人の男性はイギリスに滞在中、ポロニウムという放射性物質を飲まされて、死亡しました。
この男性は、プーチン政権を批判していた人物です。
実はこの暗殺事件の背後にプーチン大統領がいたとイギリスの調査委員会が発表しました。
放射線の影響で頭髪が抜け落ち、衰弱して病院のベッドに横たわる男性。
入院前の姿と比べるとその変化は一目瞭然。
この男性は、ロシアの情報機関、FSB=連邦保安局の元将校、リトビネンコ氏。
2006年、イギリス・ロンドンで茶に放射性物質を盛られ、暗殺された。
リトビネンコ氏の暗殺についてイギリスの独立調査委員会は21日、暗殺はFSBの指示のもと行われた可能性が高い、プーチン大統領が恐らく暗殺を承認したなどとする300ページあまりの報告書をまとめた。
反体制派に転じてプーチン政権を批判していたリトビネンコ氏は2000年に亡命した後、イギリスの諜報機関、MI6で働いていた。
報告書はこの裏切り行為が暗殺の動機となり、旧ソ連のKGB=国家保安委員会の元幹部のアンドレイ・ルゴボイ氏らロシア人2人がリトビネンコ氏に猛毒の放射性物質を盛ったと結論づけた。
調査結果を受け、イギリス政府は容疑者2人に資産凍結措置を取る意向を示した。
さらに、アメリカ政府も制裁措置をとる可能性を排除しなかった。
一方、関与を一貫して否定し、容疑者の引き渡しを拒否してきたロシア側。
現在、極右政党、自由民主党の下院議員を務めているルゴボイ容疑者が次のように反発した。
ロシア外務省は事件が政治利用されたのは残念だ、極めて不透明な調査だったと批判している。
今月末には内戦中のシリア問題を話し合う和平協議が開かれる予定だが今回の調査結果は、イギリスやアメリカとロシアとの間の協調機運に水を差す可能性がある。
暗殺に関わったとされるこの3人なんですが、全員現在は国家の中枢にいますがKGB出身なんですね。
そうなんですよね、つまり彼らにしてみれば暗殺されたリトビネンコ氏というのは後輩に当たるんですよね。
つまりイギリスに寝返った裏切り者に当たるわけなんです。
日本の公安警察のロシア担当者に話を聞くとこう言っています。
実はこれはあまり報じられたことがないことなんですがかつて日本の警察に協力を約束したKGBの機関員がある日突然行方不明になったことがあるそうなんです。
その機関員は、ソ連行きの船の中で精神に異常を来した状態で見つかったということなんです。
これが諜報戦の現実なわけなんです。
イギリスによる今回の発表というのは、ウクライナ問題などでプーチン政権と対立している最中に行われましたよね。
これはプーチン政権が冷戦時代と変わらない思考回路で今も行動しているという現実を世界に知らしめる狙いがあったと思いますね。
安倍政権の中枢、甘利経済再生担当大臣に浮上した政治とカネの問題です。
この問題で甘利大臣は1週間以内に説明すると理解を求めていますが、野党側は猛反発しています。
ご覧のように野党議員が退席をしまして国会での演説をボイコットする異例の展開となりました。
この問題は、昨日発売の「週刊文春」が千葉県内の建設会社の関係者がUR=都市再生機構との交渉をめぐって甘利大臣の公設秘書に相談し、秘書と甘利大臣本人に口利きの見返りとして現金を渡したなどと報道したもの。
甘利大臣は今日、こう話すとともに自らへの現金授受などについて、1週間以内には記憶を確認してお話しできるのではないかと思うと説明した。
与党内からも早期に説明するべきだという声が上がるが、野党側は猛反発。
午後に予定されていた甘利大臣が経済政策の方向性を説明する経済演説をボイコットする構えを見せた。
そして…民主党、維新の党などの野党6党は甘利大臣の演説を前に次々と議場を出て行く。
演説は、控え室のテレビで確認。
その経済演説の冒頭、甘利大臣はこの問題を陳謝する異例の対応を見せる。
こうした中、安倍総理大臣は…今年の政権運営の基本的な考えを示す施政方針演説で、1億総活躍社会の実現など4つの課題に挑戦する決意を表明した。
しかし、野党側は…国会は夏の参議院選挙をにらんで冒頭から与野党が真っ向勝負の虐待をうかがわせる動画も残されていました。
埼玉県狭山市で母親の藤本彩香容疑者と同居する大河原優樹容疑者が、顔に重いヤケドを負った3歳の次女、羽月ちゃんを放置し、死亡させた事件で藤本容疑者らが今日も水をかけようなどとやりとりしていたことが新たにわかった。
やり取りは携帯電話の無料通信アプリ、LINEを介して行われていたが、羽月ちゃんへの虐待を疑わせる動画も残されていたとのこと。
警察は、羽月ちゃんが熱湯や水をかけられるなど、日常的に虐待を受けていたと見て裏づけを進めている。
日米両政府は、来年度から5年間の在日アメリカ軍駐留経費の日本側負担、いわゆる思いやり予算をめぐる特別協定に署名した。
日本側の負担はおよそ9465億円とこれまでの5年間の総額よりおよそ133億円の増額になる。
中国や北朝鮮など東アジアの安全保障環境の変化を理由とするアメリカ側の増額要求に日本側が応じた形でアメリカ軍基地の光熱水費や日本人従業員の労務費などに充てられる。
中国の習近平国家主席は21日、訪問先のエジプト・カイロで、中東地域に対し、総額6兆円を超える投資や融資を実施する方針を明らかにした。
習主席は、中東地域に政治的な影響力を及ぼす考えはないと強調した上で、習主席が提唱するシルクロード経済圏構想での協力関係¥の構築を呼びかけた。
アメリカの影響力が中東地域で低下する中、経済力を背景に中国の存在感を高める狙いがあるものと見られる。
この週末は再び雪への警戒が必要となりそうです。
先日も交通機関の混乱があったのでちょっと心配ですよね。
仕事や学校が休みだからといって油断はできません。
週末の雪で大混乱が陥ったこともあるんです。
今週月曜、都心を白く染めた雪。
交通機関はダイヤが大幅に乱れ、乗客らに大きな混乱をもたらした。
今週は東海地方や西日本でも雪が降り積もり、都心の道路の脇には今も雪が残る中、再び、明日土曜は関東、あさって日曜は西日本で雪への警戒が必要となっている。
あさって西日本では九州南部でも雪の予報で、もしかしたら沖縄でも雪という記録的な事態もあるかもしれない。
明日、東京では雪は降ってもあまり積もらない見込みで、仕事や学校が休みの中交通機関の混乱も少ないものと見られるが、実は、週末だからこそ油断できない部分もある。
おととし2月の週末。
都心でも記録的大雪となったこのとき、欠航が相次いだ成田・羽田空港は足止めされた人たちであふれ返った。
そして、立て続けに次の週末も大雪に。
週が明けて東京や埼玉、山梨の山間部などで道路の通行止めなどが続き、取り残される人や孤立する地域が相次いだ。
こうした週末の雪に備えて都心のホームセンターでは雪対策の商品が売れていると言う。
この日曜に入学試験を控えた大学でも対策に余念がない。
さらに、受験生が足を滑らせてケガなどしないよう、キャンパス内には雪を解かすための水を流し続けるホースなども設置している。
また、交通機関の乱れで試験に遅れた受験生には試験時間を遅らせるなどの措置をとるという。
西日本では大雪のほか、暴風などへの警戒が必要で2016/01/22(金) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]

取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。

詳細情報
番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
制作
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▽Facebook
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