亀田音楽専門学校 シーズン3 第三回「J−POP文明開化〜楽園へようこそ〜」 2016.01.21


J−POPの歴史を4つの時代に分けその変遷をたどりながらJ−POPの秘密を解き明かします。
第1回は1988年から93年。
第2回は1994年から99年。
そして今回は2000年から2005年。
最終回は「J−POPの現在そして未来」。
亀田音楽専門学校ならではの講義をお楽しみ下さい。
こんばんは。
亀田音楽専門学校校長の亀田誠治です。
この番組が扱うジャンルはずばりJ−POP。
J−POPは音楽のあらゆる魅力が詰め込まれた総合芸術だと思っています。
この番組ではJ−POPがなぜ人々の心を捉えるのか。
名曲を題材にその核心に迫っていきたいと思います。
お願いします。
そして今回のゲスト講師はRIPSLYMEの皆さんです。
よろしくお願いします。
(拍手)よろしくお願いします。
RIPSLYME先生は校長とはどんなおつきあいですか?もうそれはもうズブズブの…。
ズブズブ…。
蜜月の関係でいつもよくして頂いて…。
あとはねこの2人が…。
兄弟じゃないかっていう…。
兄弟っていううわさがねちょっと流れてます。
DJFUMIYAとね。
血縁関係がちょっとあるんじゃないか。
じゃあ今日は兄弟での共演という事で。
もちろんです。
ヒップホップやラップという音楽の楽しさを日本に広めたRIPSLYME。
彼らがヒット曲を連発しJ−POPシーンに華々しく登場したのが今回取り上げる2000年から2005年の時代です。
この時代はね新しいアーティストが次から次へと出てきていろんな才能がね花開いたの。
まさにJ−POPが文明開化した。
そんな時代なんです。
という訳でまずはこの時代にヒットした名曲を聴いてみましょう。
林檎さんの曲ですね。
懐かしい。
あるね。
さまざまなジャンルだよね。
ほら。
すごい。
元ちとせ。
私の仕事です。
すごいですね。
懐かしいですね。
いい曲ばっかりで。
僕ら2001年でメジャーデビューなんで2001年デビューしてからのそのいわゆるヒットチャートをちょっと見るようになった聴くようになったというか。
それまではねバカみたいにヒップホップばっか聴いてたんであれだったんですけどそんな時の作品たちだからすごい懐かしいですねやっぱね。
それではここで2000年から2005年のシングルセールストップテン見てみましょうか。
これさ本当にさまざまなジャンルのアーティストたちがヒット曲を生み出してる。
何かもういろんなものがありすぎて…。
すごいですね。
例えばR&B。
R&B。
宇多田ヒカルちゃん。
あとはCHEMISTRY。
そうですね。
平井堅君。
平井堅さん。
それからヒップホップ。
ここにケツメイシの「さくら」があったり。
ヒップホップがすごくこう市民権を得た。
あとはさえ〜っとロードオブメジャーとかさあとはモンパチMONGOL800とか175Rとかのいわゆる青春パンク的な。
あとは三木道三さんとかのレゲエ。
それまでは特別な何かちょっとコアなジャンルのような感じがしたけどこの2000年以降グイグイ出てきた感じがする。
DragonAshのミクスチャーみたいな。
ミクスチャーね。
ロックバンドサウンドにラップとかが混ざっていくっていう。
この…何だろう?新しい空気が風が急に吹いてきた感じが僕はするの。
この2000年を境に。
僕らみたいのが出れる訳ですからね世の中に。
RIPSLYMEがお茶の間に登場してきた訳。
クラブでずっと…
(笑い声)そんな事はないけど。
みかん箱よりはよかったけどね。
あっみかん箱じゃ難しいですねやるのね。
みかん箱の上みたいなとこ乗ってやってました。
こうやっていろんな本当さまざまなジャンルが登場して。
何て言うんだろうね?この時代はねやれ「ミリオンを目指せ!」とかね「ヒット曲だ!」みたいなねそういう縛りが解けて何かこうアーティストが自由にやりたい事を表現していく。
そういう空気がねそういう風がこの時代からフワ〜ッと吹き始めた訳。
で多彩な音楽が花開いて…あ〜らすいません。
(笑い声)おもんぱかって頂いて恐縮です。
ありがとうございます。
でね実はさこの時代ね音楽の聴き方も自由になったの。
2000年のこのSUMMERSONICROCKINJAPANFESTIVAL初開催。
フェスって要するにアーティストがさ一度にたくさん見れるって訳じゃん。
これってやっぱりある意味…楽園ですよ〜。
本当にね。
あとは2003年iPodがヒット商品に。
それまではCDいっぱい持って移動してましたもんね。
好きな曲を自分のポケットに入れていつでも聴ける。
これってやっぱり音楽の聴き方の…。
でしょ?ちょっと行った方がいいですか?「楽園!」。
「楽園!」みたいな。
という事で音楽の聴き方も自由な本当にこう楽園になってったっていうのが起きてるんですよ。
さあ校長今日取り上げているその2000年から2005年のJ−POP注目ポイントは何でしょうか?ずばり…。
ずばり?あのね…。
これが訪れたんですよ。
「リズムの」…。
(2人)「楽園」。
あのねこの時代はいろんなジャンルの音楽がヒットした事によってJ−POPの中にさまざまなリズムが登場した事を一般の方々が体でちゃんと感じるように耳で聴いて感じるようになったの。
という訳でリズムに注目をしてこちらの楽曲をお聴き下さい。
これはR&B。
これR&B。
分かる?何となく。
裏ですよねやっぱり。
これ裏だね。
いかがでしたか?やっぱり平井さんのやつなんかはちょっともたったビートのニュアンスがね。
もたったビート?ええ。
ゆっくり止まるっていうか「ドッツッツッツドドッツッツ」みたいなね。
(笑い声)もたれてる。
でね今聴いた3曲どんなリズムで作られているのか。
分かりやすくリズムだけを抜き出して作ってみましたのでちょっと聴き比べてみましょう。
まずはR&Bのリズムから。
きいてますね。
スクラッチ音も入ってるんですね。
かっこいい。
ブラックミュージックって感じですね。
このビートだけなのに本当にブラックミュージックの薫りがしますよね。
顕著に出ますね。
次あれだ。
MONGOL800の「あなたに」。
やっぱタテかな?そうですね。
8ビートロック。
こうまっすぐ突き進んでいく感じだね。
快速ビート。
何かやっぱりみんなこういう…ダッダッダって倍でね乗っちゃう感じですね。
じゃあ次聴いてみようか。
三木道三さんの「LifetimeRespect」。
レゲエだ。
これ本当にこの曲のリズムなんですか?そう。
抜けるの?いやいやいや。
再現です再現。
再現。
ああ〜。
さすがに…。
すげえ。
何か陽気な感じですね。
南の…。
南の感じ。
レゲエですねやはりね。
まあでもこれっていずれにせよこのリズムの違いっていうのはこう…感じるノリの違い?はい。
だから体を使った音楽の楽しみ方っていうのもきっとこの時代に豊かになったのかもしれない。
でリズムを裏で乗る感じっていうのも実はこのころから広まったんじゃないのかなって僕は思ってるんだけど。
そうかもしれないですね。
リズムの取り方には表と裏があります。
ヒップホップとかね聴いてたら結構裏のニュアンスっていうのはあの…もう何だろうな?嫌でも裏で乗るみたいな事をやってる人たちいっぱいいたもんね。
いた。
嫌でも裏で乗る。
絶対裏で乗るみたいな。
裏で乗りにくい曲も裏で。
それがいけてるみたいな。
ラップなんかを作る時にそのいわゆる「何とかかんとか何とかで何とかかんとか何とかだ」ってこういうずっと表のリズムよりは「何とかかんとか何とかで何とかかんとか何とかだ」の方が少しノリが跳ねてくるっていうかそういうふうになるんで裏のニュアンス意識しながらするとちょっと「おっ黒人っぽい」とか思いながら。
へえ〜。
そういうのを意識しながら…。
それ黒人っぽいノリ方って何かコツってあるの?僕らが当時習ったのは諸先輩方に歩き方とか手の出し方。
え?やって下さい。
普通だったら手ぇ出す時シュッて出すじゃないですか。
黒人は肘から出すんだよって。
(笑い声)歩き方は?歩き方は例えば12じゃないですか。
僕らはね。
上げた時が12って言われました。
そうなんだ。
すげえ!ワンテンポずれるみたいな事なんですか?だから5歩歩いてって言われたら…。
俺のリズム感が今露呈されるかもしれない。
じゃあそっち立って下さい。
校長と…。
亀田さん。
SUさんに振るとこういう感じになりますから。
こういう感じになりますよ。
今独特な講義が始まってます。
5歩歩きましょう。
進んで下さい。
えっと…。
普通に普通に。
普通に?12345。
ですよね。
違うんですよ。
12345。
これ黒人のノリ方?黒人。
ちょっとやってみるよ。
いくよ。
めっちゃ面白い。
(2人)12345。
合ってる?合ってる?できてる?面白い。
それが黒人のノリ方?…って教わっただけで。
っていうか要するに裏で乗るっていう事だよね。
僕が聞いた話はレゲエのその裏にいくっていうのはただ単に南国の日ざしと気持ちいい風にやられて気持ちよくなり過ぎて遅れて裏になっちゃったっていうのを聞きましたけどね。
へえ〜。
普通に「ジャッジャッ」って弾くフレーズを「ンジャッンジャッ」ってなっちゃったっていう。
気持ちよく乗ってたら裏になっちゃったっていう。
ちなみにでもこのねなぜこの時代にリズムの世界が広がったかというとこの前の時代90年代っていうのは曲にてんこ盛りの装飾をしてどんどん足し算をして音楽を盛り上げていったってそういう時代だったんだけど足し算し過ぎていった結果もう飽和しちゃったんだよね。
これ以上音入りません。
てんこ盛り。
てんこ盛りの時代が続いちゃった結果この2000年で折り返して引き算をしてった訳。
今までたくさんてんこ盛りに盛ってったものを抜いてった結果曲の根っこ音楽の根っこにあるリズム。
そこが際立ってきてこのリズムっていうものが重要視されるようになったし音楽を聴く人もこのリズムっていうものを楽しめるようになってきた。
そういう事じゃないかな。
かもしんないですね。
この時代のRIPSLYMEを代表する曲が「楽園ベイベー」です。
これはリズムはまああえてカテゴライズするとサンバ?そうですね。
ラテンのリズムですね。
なぜこのサンバのリズムにしたんですか?そもそも「楽園ベイベー」ってもともと全然違う曲バックトラックだったんです。
違うリズムだった?違うリズムだったんです。
でそれをサンプリングで作ってたんですけど許諾を取らなきゃいけないっていう事があるじゃないですかサンプリングすると。
過去の作品の許諾。
そうなんです。
時間かかっちゃうんですよね。
この手続きをちゃんとしないとでもね後々問題になるんですね。
それでもう時間がないから作り直さないと駄目だってなりましてそれで夏だし僕ブラジルの音楽好きだったんでサンバっぽくしてみようっていう。
FUMIYAがいきなり3日間っていう制約時間の中で。
もう発売の日は決まってたの?決まってたんで。
3日間の間で作り直したんです一人で。
え〜!でも何かいい感じにね…。
明るく陽気にすごくなったんでサンバの感じで。
楽園っぽくはなったかな。
なるほど。
実はですね今日はその「楽園ベイベー」の元のバージョンを番組用に再現して頂きました。
聴いてみましょう。
懐かしい。
懐かしい。
もうちょっと今より落ち着いた感じ…。
そうなんですよね。
結構ヒップホップのサマーチューンってそういうメロウなのが多いんだよね。
どちらかというと昼間ってよりは夕方っていうか。
夕方のサマータイムアーリーサマータイムな感じを。
ちなみにこれ元のバージョンって名前とか付けてない?一応「楽園ベイベー」なんですけど「失われた楽園ベイベー」って事で…
(笑い声)一応そういう名前にはなってますけどね。
なるほど。
でも結果的にサンバのリズムにする事によってこの「楽園ベイベー」のその楽園感っていうのが本当花開いた感じしない?すごくよかったなと思いますね。
リズムだけでこんなに雰囲気が変わるものなんですね。
J−POPって何だかんだ言って何かず〜っとメロディー重視メロディー優先だった気がする訳。
でもこの時代になってリズムだけでもわびさびだったりさっき言ったサンバの持つ陽気感だったりいろんな表現いろんな表情をリズムだけで出せるようになった訳。
何て言うんだろう?メロディー主義からリズム主義っていうか。
この時代に大きな変革があってやっぱりまさに…リズムの楽園が本当に花開いたような気がする。
さあ校長続いては?はい。
実はヒップホップのある手法がリズムの楽園をとても豊かなものにしたんです。
ある手法?はい。
ずばり…サンプリングです。
サンプリングです。
ヒップホップのもう教科書だよね。
そうですね。
とあるレコードのドラムブレークだけを延々とこう…。
その部分だけをこう2台使ってつなげてその上でラップしたり…。
あおる。
あおったり。
楽しい…。
(笑い声)ごめんなさい。
楽園のためよ楽園の!本当ね何のためにでしょうね?新しい!確かにそうかもね。
何のために?でもあれでしょうね。
サビの部分はみんな知ってるじゃないですか。
ヒット曲とかって。
AメロBメロってよく分かんないっていう方もいたんじゃないですか?もうずっとサビかけちゃえという事なんじゃないですか?一番盛り上がるところだけを。
気持ちいいそこだけをつなげて。
これさちょっとDJFUMIYA君もいるし今ここで実演してみてもらってもいいですか?見たくない?ビートを作るの。
(拍手)これ一回ちょっと曲…使うところをかけますね。
どういう曲かねどういう曲のどこを使うかを聴いてみてから…。
FUNKINC.っていうバンドの「KOOLISBACK」っていう曲で…。
ここのブレークを使ってちょっとしてみます。
(スクラッチ音)すばらしい。
(拍手)今のは何がどうなってた…?これはだからさっきのリズムブレークのところをずっと…同じレコードを2枚使ってそこを繰り返してたんです。
2枚使って。
(笑い声)何かね…気持ちいい。
気持ちいい気持ちいい。
っていうかたった2枚のレコードからリズムトラックが出来ちゃう訳。
ねえこれはだからレコードがあれば何でもできる。
要するに…楽園なんだ。
(笑い声)でも本当にそうじゃない?はい。
あとはやっぱりヒップホップに欠かせないものといえばラップだね。
はいそうですね。
という事でこのリズムトラックにラップを乗せて…まずは通常の校歌をお聴き下さい。
ワンツースリーフォー。
(拍手)でこれがリズムの楽園に行ってラップになってしまったらどうなるかをRIPSLYME先生に実演して頂きたいと思います。
是非これはちょっとこれだけ書いておこうかな。
え〜と「亀田」ですもんね。
おっ…おっ!講師の先生がここに書いて下さるのって初めてじゃないですか?初めてですよ。
とりあえずこのフレーズだけはね入れていこうかなと。
このフレーズが入ってると。
ラップの中に。
いいですか?はい。
イェ〜。
・「亀田音楽専門学校にお邪魔しております」・「RIPSLYMEですよろしくどうぞ」・「カモンクラップユアハンズカモンクラップユアハンズ」・「クラップユアハンズクラップユアハンズライツカメラアクション!」…っていう感じでしたね。
すごいかっこいい!かっこいいですね。
(拍手)よくこの「KAMEDA」からいきましたね。
これ「KだAだ」?「KだAだ」…まあtheって途中にtheってよくラップのやつでよく言ったりするんですよね。
だから俺たちだと…ここにこれが入ってんだ。
そうですtheが入ります。
こうやってリズムを作ってんだ。
そうなんですね。
「KAMEDA」じゃ何かホニョホニョホニョ〜だもんね。
このtheが入る事によって…。
リズムになるんですよね。
ほう〜あと最後に何だっけ「亀田音楽専門学校こんな具合に」?「rockon」ですね。
・「亀田音楽専門学校こんな具合にrockon!」この「rockon」が普通に日本語で「ロックオン」って言うとライミングじゃないんですけど「ラッコン」ってなるから「ガッコウ」と。
あ!「ガッコウ」と「ラッコン」。
そうですね。
なるほど。
「ラッコン」!ここもですね。
そうですね「ガッコウ」「ロックオン」ですね。
「ラッコン」「ガッコウ」ですね。
いやいやいやそんな。
本当はもしかして…。
家でやってますね多分。
家でやってるね。
いけますね。
いや〜すばらしいありがとう。
とんでもないです。
(拍手)さあ校長続いては?はい。
実は今日取り上げている2000年から2005年のJーPOPにはもう一つの楽園があったんです。
お〜っと。
どんな楽園かというと「生音の楽園」。
つまり生の音という事ですか?生の音。
それまんまですね。
何も膨らんでないです。
ここで言う生音というのは電気で音を増幅させていないアコースティックなサウンドの事。
例えば生ピアノや生ギターや生ストリングスなど…まずはこちらをお聴き下さい。
生のピアノでしょ?おっ来た!あっ聴いた事ある!あまりにも生でビックリしたもんな僕。
登場してきた時。
いいですね〜名曲ばかりですね。
若干聴いた事ある曲も入ってましたけど。
「One」。
何かすごく柔らかい印象の曲ですよね。
そうなんですよ。
あのね90年代って作り手も聞き手もね曲にインパクトを求めて刺激的な曲テクニック満載のそんなサウンドが多かったんだけど2000年代に入ると何か人肌の体温を感じるようなそんなねアコースティックな生音志向に変わってったような気がするんです。
RIPSLYME先生もそうやって感じてらっしゃいました?日本人の人って…俺何か今すごい外人っぽくなってる…。
顔もあって余計外人みたいな…。
金髪だしね。
まあ日本人として…PES先生ってやっぱりすごくアコースティック楽器好きなような気がするんだけど…。
そうですねまあお金なかったのでアコギ1本ぐらいしか本当持ってなかったのでそれでメジャーデビューする前とかに20〜30曲作れみたいな環境になるともうとりあえずサンプリングもできないっていう状態なんで…。
という事は曲のかけらを作る時に曲を生み出す時の一番最初に例えば鳴る楽器がアコースティックギターだったとしたらやっぱりその風味っていうのは残していってあげたくなるよね。
そうですね。
ファーストインプレッションでその音が鳴ってるって事だもんね。
ストリングス好き?ストリングスが入ると何かグッと来るんですよね。
このころねよくねスタッフのアイデアでいつもストリングス入れてくれっていうのが結構アイデアで結構来ましたね。
FUMIYAはかたくなに拒んで。
かたくなに拒んでましたけど。
拒んだ時もありましたけど後々もう俺からストリングス入れたいっていう状況になったりも…。
どうしてそういう気持ちになったんですか?やっぱり生のストリングス入れるって全然始めた頃はなかったんで怖いっていうか何て言うんですか心配だったんですよ。
想像ができなかったんで。
どうなるんだろうかねって…。
この曲どんなふうに変わっちゃうんだろうとか。
だけど慣れてって何となく想像できるようになってからは…。
入れると気持ちいい?うん気持ちいい。
という訳でねアコースティック楽器の中でも日本人が特に好きなのがねやっぱね本当ストリングスなんですよ。
この時代から2000年以降ジャンルを問わず本当R&BからヒップホップからロックからJーPOPのありとあらゆる楽曲にストリングスが使われるようになってきたんです。
今回はねJーPOPにストリングスサウンドを定着させた張本人僕も大尊敬している音楽プロデューサーの小林武史さんにお話を伺ってきました。
こんにちは。
おっす。
いやいやいや。
お元気ですか?久しぶりです。
久しぶりです。
伝説のヒットメーカー小林武史さん。
Mr.ChildrenやMyLittleLoverレミオロメンなど数々のアーティストをブレークさせた日本を代表する音楽プロデューサーです。
今日は僕の大好きな小林さんサウンドの中で大好きなストリングスっていうものにちょっとフォーカスを当てていろいろお話を伺っていければと思っています。
そうですね。
でね僕どっかからか小林さんの作品の中に生のストリングスが導入され当時のJーPOPの中に一石を投じたっていうか何かの歴史を変えたような気がしてならないんですよ。
そう言われると思いつくのは…更にストリングスで強さやインパクトを押し出していくっていう。
もう一つ言えば…一回スイッチじゃないけどねポンと弾いたら…。
楽曲の中でずばりストリングスに求めるものは何ですか?校歌にカウンターラインをつけてみましょう。
調味料って言っちゃ何か軽いけれど何でしょうねでも。
何だろうね。
だしでもあるしね。
だしでもあるし…。
まあでも食いしん坊なだけで「これはうまいわ」って自分でまず思えるかどうかなんだよね。
「これか!」みたいなね。
どうなんですかねこれはだから非常にその…すごくそこあるような気がします。
ロックでもそうだけど…
(笑い声)やる気になるみたいな。
そういうところを押し出してやるっていうのに…そこにね多分ねストリングスの情緒というかあの音色サウンド刺さるんですよね何かね見事に。
切ないのが好きっていうのちょっと分かるね。
郷愁感みたいな事おっしゃって…本当にそのとおり。
切ないが気持ちいいってやっぱり僕らはどっかに…。
どんなジャンルの音楽さまざまな音楽を作りながらも思ってるかもしれないね。
そうですね。
そういったストリングスRIPSLYMEの皆さんはどんなところを魅力的に感じてるんですかね?「One」とかは最初に出したあとにベスト盤に何かのタイミングで入れる時にストリングスバージョンというのを別に作ったりもしたんです。
あ〜そうなんですか。
そうするとまた何かより…さっき言ってた切なさみたいなのが増して。
ドラマティックになったね。
うん。
ドラマティックに聞こえるようになった。
ストリングスが持つ表情を変えていく力があるっていう事でしょうね。
という事で…今では本当にJーPOPのサウンドに欠かせないものになりました。
さあそれではここからRIPSLYME先生と校長率いるバンドの皆さんに生演奏を披露して頂きます。
ストリングスの生音も満載です。
曲は「SLY」。
亀田音楽専門学校今回は2000年から2005年を「JーPOP文明開化〜楽園へようこそ〜」と題してお送りしてきました。
RIPSLYME先生いかがでしたか?いや〜勉強になりますな。
勉強になりましたね。
小林さんの話とかすごい面白かったですね。
いろんな角度で僕らがデビューした当時のお話を聞けて楽しかったです。
リズムっていう事にも注目しましたけれどもその辺りはいかがでしたか?僕らのラップを普通に一番最初に聴いて今日本語のラップをする子たちとかもいるんですよ。
異常っすよ。
どうやって作ってんのか全く分かんない。
あまりのリズム感の多様さ多様性がすごくて。
進化してるんだ?進化がすごくて。
この2000年から2005年の間にまかれた種がきっと双葉になってそれがどんどん開いて成長してるって事かもね。
校長この時代2000年から2005年の総括をお願い致します。
まさにこの時代は…音楽の根源ともいえる根っこにあるリズムだったり生の音だったり生の声だったりそういったものが求められるようになった。
まさに人をしんから揺さぶる音楽それがいろんな形で咲き乱れた本当に…以上で亀田音楽専門学校本日の講義を終了します。
亀田校長RIPSLYME先生ありがとうございました!ありがとうございました。
(拍手)今日の大実験の舞台は台湾。
2016/01/21(木) 23:00〜23:45
NHKEテレ1大阪
亀田音楽専門学校 シーズン3 第三回「J−POP文明開化〜楽園へようこそ〜」[字]

音楽プロデューサー亀田誠治がJ−POPのヒット曲に隠された秘密を解き明かす。第三回のゲストはRIP SLYME!▽ヒットメーカー、小林武史に亀田校長が迫る!

詳細情報
番組内容
第三回は2000年〜2005年のヒット曲を題材に講義する▽前時代の「転調・インパクト合戦」を経て、改めてスポットライトが当たったのは、音楽の基本要素である「リズム」そして電気的でない「生の音」だった!▽ゲスト講師はこの時代のヒップホップの旗手であり、新しいリズム感をJ−POPに広めたRIP SLYME▽伝説のヒットメーカーに亀田校長が迫るコーナーでは音楽プロデューサー・小林武史との待望の対談。
出演者
【ゲスト】RIP SLYME,音楽プロデューサー…小林武史,【司会】亀田誠治,中村慶子,【語り】守本奈実

ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
音楽 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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