ディレクターがこの日ある高級車が超格安でネット販売されている事に気が付いた。
えっ!新車で買えば2,000万円は確実!というその車。
傷一つないのにお値段なんと1万円。
一体どういう事だ?取材で浮かび上がったのはかつて人気を集めていた超高級車が今は見向きもされなくなった…なぜか日本中至る所で…ところが!遠く離れたモンゴルに行ってみると…。
日本から輸入されたあの超高級車が大人気!謎の超高級車その正体とは!?所さん!大変ですよ。
あれ〜?モンゴルであんなに人気あるんでしょう?でも日本では家の前通られるの嫌だ…。
通ってほしくない。
感じが悪い。
しかも1万円!そんな価格破壊ありますか?何だか訳分かりませんねこれ。
さあ今日はですね大変ですよというよりもお得ですよというお話でございます。
タイトルこちらです。
ジャン。
これご覧下さい。
スタッフがたまたま見ていたネットのサイトで中古車を扱っているんです。
高級車ですよ。
どんな高級車かというとまずですねはいこちら。
アメリカ製でございます。
アメ車です革張り左ハンドル。
すばらしいじゃございませんか。
そしてですねなんと内装が超豪華。
一面金ぱくでございます。
すごいね〜お買い得だね。
お買い得でしょ。
これ新車で買うとですよなんと2,000万円するんですよ。
しかも事故なし。
一切傷が付いておりません。
そういうものじゃないんだ。
事故もないし傷もないの?全く。
それがなんと今ならたったの1万円でご奉仕致しますという。
おかしいな〜。
あれなんじゃないの。
乗れない。
調べてみると今が見えてまいります。
さあまいりましょう!所さん!大変ですよ。
ディレクターが向かったのは超高級車を1万円で売り出していた中古車販売業者。
すみません。
新車なら2,000万円だというその車。
一体どういうものなのか?結構手が込んだ車なんですか。
そうですね。
問題の超高級車はガレージの中にあるという。
シャッターの中から姿を現したのは…。
えっこれですか?そうですね。
(取材者)宮型…。
はい。
そこにあったのは一台の霊きゅう車。
遺体を乗せる後ろの部分が神社やお寺のようになっている事から宮型霊きゅう車と呼ばれているらしい。
アメリカ製の高級車に宮大工が細かな彫刻を施したこの宮型霊きゅう車。
遺体が置かれる場所には一面金ぱくが張られている。
これがなぜ1万円なのか?そうですね。
実は最近なぜか…そのためなのか中古車市場では1万円でも買い手がつかないという。
取材を続けると出番を失った宮型霊きゅう車を数多く抱える葬儀会社を見つけた。
かかりますね。
所有する霊きゅう車17台のうち8台が宮型だというが…。
(取材者)1割ですか?そうですね。
今や葬儀に使われる霊きゅう車の9割が宮型よりも安く見た目も目立たないワゴン車型だという。
宮型は車庫の中に置きっ放し。
それでも維持費は年間400万円。
売ろうにも売れず経営を圧迫しているという。
一体なぜ宮型霊きゅう車は出番を失ってしまったのか?あっここですね。
全国霊柩自動車協会。
手がかりを求めて訪ねたのは全国の葬儀会社などで作られる業界団体。
担当者によると高齢化で葬儀の数は増えているにもかかわらずなぜか宮型霊きゅう車は出番を失い次々とスクラップにされているという。
そもそも宮型霊きゅう車のルーツは江戸時代葬儀の際にひつぎを納めていたみこしのような入れ物だという。
大正時代に初めて登場して以来大物政治家や国民的歌手の葬儀でも使用されてきた。
一流の職人による豪華な装飾で彩られた宮型は死者を盛大に弔う日本人の葬式の象徴だったと担当者は言う。
昔の話ですね。
それが今や宮型霊きゅう車を見た事がない若者も増えているという。
試しに聞いてみると…。
何だろう…何か…知らぬ間に姿を消していた宮型霊きゅう車。
その原因の手がかりとなる言葉を担当者が口にした。
火葬場なのに…一体どういう事なのか?最近宮型霊きゅう車の火葬場への乗り入れを禁止したという…その理由を聞くと…。
聞くと15年前市が火葬場を造ろうとした時建設を認める代わりに住民が突きつけてきた条件がなぜか…なぜ火葬場はいいのに宮型霊きゅう車は駄目なのか?市役所も理由が分からないというので実際に反対した住民に話を聞く事に。
そこは火葬場に向かう霊きゅう車が必ず通るという住宅街。
話をしてくれた住民はほとんどが60代以上。
過疎化高齢化が進むこの地域。
当時の自治会長によると独り暮らしの高齢者や老夫婦だけの世帯の多くが宮型の乗り入れに反対したという。
「一人でいる時に宮型が通ると死を突きつけられているようでつらい」。
そんな住民の声を受け宇都宮市に宮型霊きゅう車の乗り入れ禁止を要望したという。
調べてみると宮型霊きゅう車の火葬場への乗り入れを禁止している自治体は全国で150以上。
その多くが高齢化や過疎化が進んだ地方の市や町である事が分かった。
このあと日本で使われなくなった宮型霊きゅう車が遠く離れたモンゴルで大活躍!その意外すぎる理由が明らかに!はあ〜。
宮型霊きゅう車乗り入れ禁止。
そういう所が150以上あるのすごいですね〜。
だからあの1万円はそういう…。
そっか。
もう使えないからっていうんで誰も買ってくれないし。
「じゃあ1万円で」みたいな事になっちゃったんですか。
確かに見かけなくなりましたね。
ほとんどあの霊きゅう車が走ってるの見た事ない気がします。
誰が見ても「あれ霊きゅう車だな」って分かるからね。
スタジオには今日も専門家の皆さんにお越し頂いています。
この宮型霊きゅう車についてご意見のある方!
(一同)はい!あるんだ。
宮型霊きゅう車ですよ。
大丈夫ですか?
(久保田)では澤口さん。
この宮型霊きゅう車ですか。
死を連想するという事で禁止というか嫌がられてるようですけども脳科学で説明できちゃいますよ。
あっそう。
というか…死を意識しない方がいいって事?
(澤口)高齢者は。
どのぐらいになるまでなんですか?年は。
僕らぐらい…でしょうね〜。
あっ見ない方がいいのか。
どんどん活性化して下さい霊きゅう車を見てという感じですね。
なるほどね。
今宮型霊きゅう車がどんどん姿を消してるって事なんですけれどだんだんお葬式が地味になってきて小規模になってるっていう事があるんですね。
まあよく…それ以上に実はですね一般のお葬式でも亡くなってそのご遺体をすぐ火葬場に運ぶっていう直葬っていうんですけれど関東地方ではすごく増えていて今なんと5人に1人が直葬になってるんですね。
まあ霊きゅう車に乗せてる暇もないというかそういう状態なのでこれからどんどん宮型が減ってく…。
そういうのは都合もあるんでしょうけどそんな簡略していいもんなんですかねいろんな事を。
実は世界にもいろいろとですねど派手な霊きゅう車っていうのがあったり…結構ある。
まずはこちらなんですけれども。
これ所さんどこの霊きゅう車か分かりますか?漢字書いてあるからな〜アジアだよね。
うんアジアのどこかですよね。
どこ?どここれ?これはですね台湾の霊きゅう車なんですね。
ひつぎを入れる部分だけではなくなんと車全体がお花で飾られています。
もっとビックリするのがこちらです。
なんとイギリスにある戦車型霊きゅう車でございます。
戦車型って戦車じゃんこれ!戦車です!これはイギリスのとある旅行会社の社長が造った霊きゅう車なんですが戦車大好きという軍事マニアの社長は自分が死んだ時は戦車で葬儀場まで送られたいと考え一念発起。
中古の戦車を霊きゅう車として改造してしまったのです。
最近親友が亡くなった際この戦車型霊きゅう車を提供し利用してもらったとの事。
大ウケしたって葬儀場で。
あっそう。
これからも希望者がいればいつでも貸し出すと言っています。
貸し出され…貸し出してもなかなかいないんじゃない?
(久保田)戦車型霊きゅう車…。
はあ〜個人でね。
さあ所さん所さん。
先ほどのVTRの最後で気になるお話がありましたよね。
日本ではすっかり見なくなった宮型霊きゅう車がなぜかモンゴルで大人気と。
そこでディレクターモンゴルへ旅立ちました。
モンゴルに行きたいだけなんでしょ!スタッフが!意外な事実が次々と分かってきました。
いきましょう!所さん!もっと大変ですよ。
ディレクターが向かったのは真冬のモンゴル。
この日の気温は氷点下16度。
町行く人に日本の宮型霊きゅう車について聞いてみると…。
なんと8割以上の人が宮型霊きゅう車を見た事があると回答。
しかもなぜかみんな好印象。
とその時!あれ見て下さいあれ。
突如目の前に現れたあの車。
確かにメードインジャパンの宮型だ。
その後も…。
幹線道路や住宅街。
更には…かつて遊牧民が駆け巡っていた大雪原でも宮型霊きゅう車が走っていた。
そのうちの一台についていってみると…。
(取材者)火葬場?はい。
モンゴルでも宮型は日本と同じ霊きゅう車として使われているのは間違いないようだが…。
なぜ日本から輸入してまでわざわざ宮型を利用しているのか?許可を取り遺族に話を聞いてみると…。
どうやら宮型霊きゅう車のきらびやかな装飾が人気の秘密らしい。
聞くと長く遊牧民としての生活を営んできたモンゴルの人たち。
ふだんの生活は質素だが親戚一同が集まる冠婚葬祭は盛大に行うのが伝統だという。
そんなモンゴルの葬式に見た目が豪華な宮型霊きゅう車はうってつけという事のようだ。
翌日モンゴルに宮型霊きゅう車が持ち込まれたきっかけを知る人物に会える事になった。
失礼します。
訪れたのは300年の歴史を誇るモンゴル一の仏教寺院。
当時の事情に詳しいという僧侶が現れた。
なんときっかけは90年代日本へ渡り始めたモンゴル人力士たち。
口々に……と教えてくれたという。
それを聞いた僧侶は…。
聞くとモンゴルでは社会主義政権の時代仏教が弾圧され2,800あった寺のほとんどが破壊されてしまったという。
92年に民主化されてこの寺院は仏教の再建を始めたがその象徴にしようと日本から輸入する事にしたのが宮型霊きゅう車だったという。
2003年中古の宮型霊きゅう車1台が初めて日本から到着。
以来10台近くが海を渡ってきたという。
その人気ぶりを葬儀会社に聞いてみると…。
新たに宮型霊きゅう車の購入を計画しているというこちらの社長。
日本ではオークションで…。
1万円で売りに出されていたあの宮型霊きゅう車の事を教えると…。
新天地モンゴルで愛される宮型霊きゅう車。
今年もまた数台が海を渡る事が分かった。
はあ〜モンゴル。
走るお寺っていわれてみんなそれを求めてると。
足らないぐらい。
ちゃんと霊きゅう車として使われていて人気があるんですね。
「すぐに買いたい」って言ってましたよね。
(澤口)そういうようなものなので理にかなってますよね。
ああいう所で使われるというのは。
しかもですね最近の研究で子ども7か月ぐらいの赤ちゃんでも金色っていうのは独特の色っていう事分かったんですよ。
だから生まれつき人間っていうのは金色は好きなんです。
でもモンゴルでお葬式が盛大に行われるっていう文化がっていう…。
日本でも既に動き始めてる事があるんですよ。
でまずこちらご覧下さい。
これはですね実は大阪で昭和30年ごろに造られた宮型の霊きゅう車なんですが所さんこれがどこに置かれてる状況なのかってお分かりになります?そこ何だろうな〜。
後ろにも何かありますよね。
飾られてるんですか?どっかに。
かなり近いです。
これは実は大阪にある国立民族学博物館という所の倉庫なんですね。
つまり…すごいな〜。
あれさ車よりはみ出てる感じで屋根なんかあるじゃん。
今車大きくなってるからあの内側に入れてカバーできるようにすればいいんじゃない?今風の宮型を。
そうそう。
であの何…?トランス何とかとかあるじゃん。
ここで霊きゅう車になりふだんは普通の車になる。
でもこの話してるとどうしても宮型の方向に何か賛成してる感じになるでしょ。
そんなでもないですよ。
そんなに宮型見たい訳じゃないの。
あまりにも嫌われたんでちょっと味方してあげたの。
応援したくなる。
そうなのよ。
じゃないとね「所さん宮型大好き」だなんて言われてもね。
2016/01/21(木) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
所さん!大変ですよ「あの高級車が一万円で買える!? 一体なぜ?」[字]
最近、ある高級車が超格安でネット販売され、話題を呼んだ。新車なら2千万円の車が何と1万円。理由は人気がなくなったためだというのだが…。その正体に所さんも仰天。
詳細情報
番組内容
最近、ある高級車が超格安でネット販売され、話題を呼んだ。新車なら2千万円は下らないという、その車が、中古とはいえ、なんと1万円だったのだ。理由は、高齢者から敬遠されるようになったということのようなのだが…。なぜか、日本から輸入したモンゴルでは大人気に。謎の高級車。その正体にアメ車をこよなく愛する所さんも仰天です。
出演者
【司会】所ジョージ,久保田祐佳,【ゲスト】澤口俊之,牛窪恵,モーリー・ロバートソン,【リポーター】徳永圭一,【語り】吉田鋼太郎
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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