冬本番の
街を行きかう人たちはあったか〜いファッションでキメている
ニットのキャップにマフラー。
やっぱりニットはあったかそう
最近はこんなニットも
あったかいっていうよりアツアツって感じですか?
こんな人も
妊婦さんなんですね?え?明日予定日?そうなんです。
元気なベイビーを…。
ありがとうございます。
冬の町でニットが大活躍していた
ニットを自分で作るあみもの教室も大盛況
そうニットとは…
1本の毛糸から編み棒を器用に使って輪を作るようにして編んでいく
皆さん一心不乱に編んでいるのは
こちらの女性は?
前後の身頃と左右の袖それぞれのパーツ。
これを縫い合わせる
セーターってこうやって作るんだ
この女性は前と後ろの身頃を縫い合わせているところ
1枚編むのにどれくらいかかります?
できました!
ようやく完成!ニットって作るの大変なんですね
そんなニットで人気の変わったお店を発見
その主役は…。
店の真ん中にドーンと置かれたこの機械
客のサイズに合わせたデータを入力すれば機械がひとりでに動き出す
そしておよそ1時間で縫うことなく丸ごと編み上げる
出てきた!
できましたですね。
すばらしいでしょ。
すごい!
あとは糸をはずして余分な部分を取るだけ。
これで完成だ
注文していたお客さんが早速試着
よく似合ってる。
ありがとうございます。
落ち着いていて。
ワンピースのベルトとも合って。
サイズに合わせて編むのでジャストフィット。
そして最大の特徴は
縫い目がないからゴロゴロせず突っ張らないという
この編み機でセーターからワンピース帽子にいたるまでいろんなものが作れる
いったいどういう仕組みなのか?
無数の編み針が複雑に動いていた
例えばセーターなら右袖胴左袖と3つのパーツを同時に編み上で1つにつなげる。
これを1台で魔法のようにやってしまうのだ
世界で唯一の技術を搭載したこの編み機。
作ったのは…
日本のメーカー
和歌山にある
創業54年の機械メーカーだ
その製造現場はなんと手作り
熟練工の技が魔法の編み機を生み出していた
こちらでは編み機に針をセット中
えっはやっ!1台3,000本の針があっという間だ
自前主義で真似のできない精度に仕上げるのだ
他にも島精機が世界で初めて作った機械が…
これは…手袋。
自動手袋編み機だ
更にこんなものも。
凹凸のあるニット生地に鮮やかな柄を入れられる
でもまるで刺繍のような立体感。
これも
こうした独創的なものづくりで…
島の機械は世界中で使われているのだ
その代表が
伝統と最先端の流行が息づくファッション大国
そのイタリアで知らない人はいないという巨大ニットメーカー
早速工場の中に入ってみよう。
結構広い!
あった!島精機の編み機!
これぜ〜んぶ島の機械。
その数100台
あの丸ごと編める機械から1枚出てきた
イタリアの伊達男も大満足
島の編み機はこんな有名ブランドも使っている
イタリアを代表するブランドの1つだ
縫い目なしはやはり自慢
島の編み機から生まれたニットがMadeinItalyとして発信されるのだ
更にはPRADAそしてGUCCIなど名だたる高級ブランドが島精機の機械を使っている
世界に誇る機械を作ったのはこの人…
和歌山から生まれた世界的企業…
その社内で…
従業員に気さくに話しかけて回る優しそうなおじいちゃん
島精機のユニークなアパレル機械のほとんどは実は島が考え作り出してきた
丸ごと編める無縫製編み機こそ最大の発明
できました?できました。
島はこの機械にホールガーメントすなわち丸ごと衣料と名付けた
実は丸ごと編める編み機には元があった。
50年前に発明した手袋編み機だ
この機械は1本の糸で丸ごと手袋を編んでいる
セーターも丸ごと編めないか。
そこでひらめいた
こっち側を右手左手これこういって…。
袖と胴体。
確かにセーターの形になる
世界で誰も思いつかなかった発想。
島は部品や仕組み一つひとつ自ら開発していく。
そして実に
これが1995年に発表された世界初丸ごと編める無縫製編み機の1号機。
産声をあげた…
お披露目の場はイタリアミラノ
世界のアパレル関係者の注目の的に。
ブースではこんな声が
わおすごい!中はどうなっているの?
30年越しの苦労が報われた瞬間だった
ニット業界に革命を起こしたこの発明で島の名前は世界中に知れ渡ったのだ
それから20年再びミラノ。
あのときと同じ見本市が開催された。
その名は
ITMA展は4年に一度メーカーが技術を競ういわば繊維機械のオリンピック。
今回は世界
そのなかでひときわ賑わっていたのは
島がやってきた
今回ひっ提げてきたのは世界オンリーワン無縫製編み機の
スピードアップ。
それだけじゃない
島が嬉しそうに見せてくれたのはおしゃれなドレス
最新機種はこんなに複雑なデザインのニットも編めるようになったのだ
またファッション業界に革命
20年前と同じく注目の的に
世界の名だたるブランドの関係者が島のもとへ
時を経てまたあの言葉が
再び世界を驚かせた
今夜は…
はいスタジオには島精機のホールガーメントで編んだ無縫製のニットを持ってきていただきました。
4種類今ありますけどもどちらから見ていきますか?こちらはいちばんこのなかではシンプルな形になってますね。
いちばんシンプルな今までのセーターライクのシンプルなもの。
これは完全無縫製でこれで…。
作っちゃうんですね。
え〜はやっ!そうですよねそれつなぎ合わせないといけない…。
そうですねそこの工程がもういらないんですね。
えぇ。
これもすごいですね。
ドレス。
このドレープみたいなのがすごいですね。
ねぇなんかもう…。
これ縫い目ないんですもんね。
ホールガーメントが自動的に作っちゃうんでしょう?そうです。
すごいってことだけはわかりますけども。
実は今回事前に私のサイズもお伝えしましてこのボレロを無縫製で作っていただいたんですよ。
ねっかわいいでしょう?無縫製?無縫製で。
やっぱり確かにここに縫い目があってゴワついた感じとかは気になったりするのでやっぱいいなと思いますね。
これすごいかわいい。
いやそれは魔法って言われるわけですよ。
ね〜。
はいこちらですね。
こちら島さんのアパレル関係の主な発明をまとめたものなんですけども。
まず1964年に全自動手袋編み機。
そして1967年に世界初の全自動襟編み機。
この発明でアパレルに進出します。
そして1995年世界初の無縫製編み機ホールガーメントを開発します。
こちら東洋のマジックと呼ばれました。
そして2015年には無縫製編み機の最新機種を発表されました。
島はホールガーメントにたどり着く前にもファッション業界に革命を起こしている。
編み方をコンピューターで制御し更に誤差なく編む技術も画期的。
それを搭載したニット生地を編む機械は世界中で使われている
製品の売り上げの海外比率って9割ですよね。
だから島精機が作っている製品の9割が海外で使われてるわけですよね。
そうです。
例えばユニクロとかZARAとかH&Mとかでバンバン使われてるじゃないですか。
これはたぶん誤差が少ないとか非常に正確に作れるってことがああいうファストファッションではすごく大事でそれで9割を占めるような売り上げになっちゃってるんじゃないですかね現実的には。
そうです。
そうですよね。
では丸ごと編めるホールガーメントは現在どこまで広まっているのか
世界中のニットの割合としてはどれくらいがホールガーメント…。
そんなものなんですか。
それってあれですねホールガーメントがちょっと新しすぎるんじゃないですか?そのとおり。
そのとおりですが…。
今その過渡期なんでしょうねきっと。
年商483億っていうのはどうなんですかね。
4,000億くらいあってもいいんじゃないですか?ホールガーメントがこれからどんどん未来の機械がですね現実世界に普及していったらあっという間に4,000億とかになっちゃうんじゃないですかね。
そういうふうになりたいですね。
取材中島について行くと…
なんか変。
普通のエレベーターは上下のボタンしかないがこれは乗る前に階数を押すようになっている。
これ島が考案したエレベーター。
なんでこんなものを?
もう押されている?うん。
はあ…
島が発明したのは編み機だけではない
これまでに取得した
和歌山が生んだ発明王なのだ
そんな島の何よりの自慢は…
自分の1,100件以上の発明がすべて特許を取ることができればエジソンを超えるというのだ
そんな感じであります。
最近もすごいものを発明していた
世界に2つとない編み機を発明した自称エジソンを超えた男島。
天才発明家はいかにして世に出たのか
父親は7歳のときに戦死し母親の女手一つで育てられた
小さな頃からいろんなものを考えては自分で作る
16歳のとき転機が。
きっかけは母親が内職していた手袋の繕い仕事だった
当時は手首の部分が分かれていてこれを縫い合わせていたのだがとても時間がかかった
その仕事ぶりを見た島は…
発明少年の魂に火がついた。
その頃近所の工場でアルバイトをしていた島は暇を見つけては手袋を縫い合わせる機械作りに没頭した。
そして出来上がったのが…
島が初めて作った製造機械。
手袋専用のミシン
輪になった部分に針がついていてそこへ手首と手の部分両方の編み目を差し込む
あとはハンドルを回せば…
簡単に縫い合わすことができる。
これで内職は楽になり母親をはじめ多くの女性たちに喜ばれた
島の名は地元で有名に
その後定時制の工業高校を卒業すると24歳で自分の発明を活かすため会社を興した。
これが島精機製作所のスタートラインだ
世界を驚かせてきた島。
そのデスクは開発室に置かれている。
78歳の今も開発のトップだ
すごいいっぱい。
引き出しの中に詰まっていたのはアイデアをかきとめたスケッチ
寝ても覚めても夢のなかでもものを考えているという
ほんとに幼いときから発明がお好きで。
こちらちょっと今ざっと。
少年時代こちら島さんが発明したもの。
これは島少年の発明リストのごく一部
生活のなかであったらいいなと思いついたありとあらゆるものを発明してきたのだ。
そして16歳のときにはあの手袋縫い合わせ機も
近くに工場があったんでしょ?何かの。
そうそうそこでアルバイトっていうか働いてらしたんですよね?それいつ頃から働いてらしたんですか?え?8歳から?8歳から修理工場で?だから機械に詳しくなっちゃったんですか。
やっぱり早くミシンを縫う…。
そのミシンもなんか改良したんですか?え?ミシンも?ミシンを改良したのって何歳ですか?8歳の終わり?車もつくったんですよね?ベアリングの車って何ですか?
ベアリングとは機械などで使われるこんな部品。
中に玉が入っていて回転をスムーズにする。
島少年はこれを拾ってきて車輪代わりにし4輪のスケボーのような車をつくったという
県庁の上から…。
県庁の上から下りてきた?ハンドルは?ハンドルはあるんですよ。
前輪動くんですか?動く。
うわっそれ残ってないんですね?見たい!みんなびっくりしたんじゃないですか?8歳の子供がび〜っと下りてきたらそのベアリングの車で。
面白いですね。
でもこの少年時代の島さんのお話伺ってるとホールガーメントつくれるだろうなみたいな気になってきちゃいません?アイデアですよねそれはどこからくるんですか?考えるんですね考えたらパッとこう。
早いですね。
ちょっとびっくりしたな。
島の発明品は編み機にとどまらない。
こんなものも
これはコンピューターグラフィックスのシステム。
島が30年前に開発した
そしてこのシステムで作られ大きな話題となったのがこの番組。
人の体の中をCGでわかりやすく表現した映像は当時としては最先端だった
エンドクレジットには…
島のCGシステムをテレビ局がこぞって採用したのだ
実はこのCGシステムも本業に活かすためだった。
その進化系がこれ…
編み柄や糸の種類色などを画面上で選び本物さながらにデザインできる。
開発の理由は単純
編む前に出来上がりを見られれば便利やなと島が思ったから
いちばんすごいところは…
このシステムでデザインすれば編み機に編み方を指示するプログラムも同時にできてしまう。
これまた世界で島だけの技術だ
早速このシステムを導入したニット工場がある
ちょうどデザイナーから新作ニットのデザインが届いたところ。
流行のボーダー柄だ
画面には編み方のプログラムも映し出されていた
以前はデザイナーとこんな手書きのデザイン画でやり取りしていたという。
この手書きのデザインをもとに工場が編み方のプログラムを作り編んでいた
出来上がったものがデザイナーのイメージと違い何度もやり直すことが日常茶飯事
しかし島のデザインシステムがあれば最初からデザインと編み方が詳細にわかるので出来上がりのイメージがずれない。
やり直す手間が少なくなりいち早く商品化ができるのだ
あとはプログラミングしたデータを入れたUSBを編み機にさすだけ
編み機が動きはじめた
デザインシステムが編み機に連動しているので自動的に編みあがる。
出てきたぞ
このデザインシステムを導入したことでデザイナーとのやり取りの
国内のニット工場は労働力の安い海外に押されピーク時の6分の1にまで減っている
しかし効率性と高品質を両立する島の機械があれば国内でもものづくりをやっていけるはず
出来上がったニットのサンプルはすぐさま発注したブランドの元へ
デザイナーがチェックする。
果たしてその評価は?
胴体と袖で違うボーダー柄も鮮やかに
この出来栄えにブランド側も大きな期待を寄せる
そしてニットの季節を迎えた東京銀座の老舗百貨店
その女性服売り場には…
あのボーダー柄のニットが並んだ
日本の機械日本の工場で作られた日本のニット。
そこには「日本を纏う」という文字が。
売れ行きは絶好調。
完売の勢いだ
このあとは和歌山発島の技術が宇宙へ飛び立つ
このときのクルーの一員女性宇宙飛行士の山崎直子さん
彼女が宇宙でのミッションで重宝したというのがこの青いカーディガンだ
いいですか?触っても。
どうぞどうぞ。
ここが全部
ファスナー以外は肩も脇もどこにも縫い目がない
そう実はこれ
いったいどこがよかったのか
無重力空間では腕の動きが欠かせない。
縫い目のない服は突っ張らず動きやすかったという
宇宙でも注目された島の技術。
更にそれは未来も変えていく。
その現場が
工学分野で評価の高い
その中に入ると…。
おぉ見覚えのある編み機が動いている。
そこにはSHIMASEIKIの文字が。
その名も…
例えばこんなものの開発
これを巻けばお腹の中の赤ちゃんの心拍数などが簡単に測定できるように。
それを可能にするのが島の技術
島の編み機で編んだ腹帯の中心部分
これで腹帯をつけるだけで測定が可能に
一方こちらの編み機で編んでいたのは手袋だ
これは握力が弱い人をサポートしたりリハビリを行うための
島の編み機でこれまでなかったものを開発しているのだ。
おもしろそうなのもあるぞ
なんとロボットまで。
島の編み機で作ったロボットの表面。
皮膚に当たる部分がニットになっている
もちろんこれには訳が
おぉほんとに動いた。
ニットにセンサーが編み込まれているので人間の私は軽く触れているだけ。
SHIMAの技術は無限の可能性を秘めている
このあとは村上龍がどうしても聞いてみたかったこと
島さんはアイデアするときってどうなってるんですか頭とか精神的に。
世の中にはいろいろな人がいてあなたの好きはだれかの嫌いかもしれない
好きなことをする時は周りに心をくばる
たばこについても同じです
大人のたしなみには配慮がある
あらためて伝えたい私たちです
インテル
(R)Core
(TM)i5プロセッサー搭載
(比嘉)ほらほら急ぐよ!
(後輩)ハイッ!よし出来た!あっ金沢城だ!さぁ次!まだ行くんですか?先輩体力あり過ぎです何?もうバッテリー切れ?先輩充電しましょ!まだだって!
ビジネスで攻める人の世界最軽量「新レッツノート」
金沢サイコー!のどぐろサイコー!う〜ん・発明ってこうやって聞いてると島さんは思い浮かべるっていうかアイデアするときってどうなってるんですか?頭とか精神的に。
一瞬?ずっと考えて浮かぶわけじゃないんですか?あんまり。
一瞬?でも島さんみたいな人はいませんよ。
やっぱ学校の成績もよかったんですか?島さん。
島さんは8歳のときに発明を始めたからそれがデータベースになってどんどん進歩していくっていうことだと思うんですよ。
よくおっしゃってるんですけど学歴はあんまり関係ない。
ものづくりには。
エンジンの勉強をして…。
今みたいにまずいい大学に行くとかそういうこととは違う教育がものづくりには必要じゃないかってことですよね。
そうです。
8歳から発明した人が言ってるんだから間違いない。
収録を終えて村上龍はこんなことを考えた
2016/01/21(木) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
カンブリア宮殿【ものづくりで世界のファッションに革命“エジソン超えた男”】[字]
セーターを全自動で編める機械など、編み機で世界No.1シェアの「島精機製作所」。78歳で現役発明家社長・島正博さんは自称「エジソンを超えた男だ。」その驚きの人生とは…
詳細情報
番組内容
ニットの編み機で世界No.1シェア「島精機製作所」。世界中のブランドが島の機械を使っている。社長の島正博は、小さいころから発明少年だった。そして78歳の今も現役の発明家。これまで1100以上発明をし、すべて特許を取れれば“エジソンを超える”という。最高傑作が、セーターなどを全自動で丸ごと編み上げる機械。世界で「マジック」と称されるその発明は、今や宇宙、医療・工学分野にまで可能性を広げている。
出演者
【ゲスト】株式会社島精機製作所 社長 島正博
【メインインタビュアー】村上龍
【サブインタビュアー】小池栄子
関連情報
【ホームページ】
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