やはり目を引くのが、動画と画像のサポートだ。
こちらの記事によると、Read It Laterで保存されていたアイテムのうち40%が「ビデオや画像、商品、旅行のヒント、料理のレシピーなど、記事以外のコンテンツ」だったそうだ。なるほどそれならば、それらのコンテンツをより見やすくしようという試みは納得だ。
動画を見る
Pocketと連動するRSSリーダーで特定のチャンネルを購読すれば、動画タイトルをチェックしてワンクリックでPocketに入れることができる。これはWeb版のGoogleリーダー。試しに地元TOKYO MXテレビのチャンネルを購読してみた。
Firefox Extensionを入れておき、Googleリーダーでボタンを表示するように設定しておくと、タイトルとスターの間に「後で読む」ボタンが表示される。これをONにすれば、Pocketに飛ばすことができる。
RSSリーダーでブログ記事やニュースをチェックするのと一緒に、動画もチェックして後で見る。こういうスタイルを簡単に実現できるのが、Pocketのウリなのだろう。
画像を見る
これはtumblrやPintarestのような画像共有サービスで集めた画像を、スマートフォンに保存しておきたい、なんて時に役に立つ。私もふだんtumblrをチェックするのはPCだが(スマートフォンでも見ることはできるが、画像が多いのでWi-Fiでも処理速度はイマイチだし、大きな画面で見たいので)、面白いネタ画像なんかはモバイルに保存して、後で人に見せたいという時もある。そういう用途にまさにうってつけだ。このとおり、イメージ一覧で見るとなかなかイイ。Pintarestでステキ画像を集めまくってる女子達にウケるんじゃないだろうか。
メールを転送して見る
もう一つ、これは私が知らなかっただけで以前から実装されていたそうだが、URLをメールするとPocketに入れることができる。登録しているメールアドレスからadd@getpocket.comにメールするだけだ。試しにセブンスポットから来ていた「【7SPOT】大好評!巨人道&名探偵コナンプレゼントキャンペーン」というメールを転送してみた。ここには巨人のキャンペーンとコナンのキャンペーンの2つのURLが含まれているが、結果としては巨人のほうしか追加されていなかった。
URLを複数追加したい場合はメールを分けなければいけないが、メール転送でURL追加→記事を後で読む、というのも使い方によっては便利かも。
こう見ていくと、Read It Laterはもはや「後で読む」ではなく、「後で見る」「後で視聴する」「後で楽しむ」という側面も持っていることがわかる。それゆえ、サービス名からReadを外して「Pocket」としたのだろう。
Instapaprは記事を読むことに特化しているが、似たり寄ったりだったRead It Laterを捨てて、Pocketはいろんなメディアを一時保管していく場所になろうとしている。