参鶏湯の対米輸出好調、日本向けは減少

訪韓客に人気、専門店で客の4割は外国人

■対中輸出目指し準備着々

 農林畜産食品部(省に相当)などの韓国政府機関と食品メーカーは「参鶏湯は健康食」というイメージを確立し、人口14億人の中国市場にも打って出る構えだ。中国はこれまで韓国産参鶏湯の輸入を事実上、認めてこなかったが、自由貿易協定(FTA)の発効で輸出の可能性が開けた。

 昨年、日本や米国、香港などに計310万ドル(約3億7000万円)相当の参鶏湯を輸出した精肉加工大手のハリムは、今年上半期に中国市場へ進出する計画だ。同社のチェ・ジャンスン海外事業部長は「中国検疫当局の調査を受けるなど、中国進出に必要な準備を一つ一つ進めている」と伝えた。

 大韓貿易投資振興公社(KOTRA)のイ・テシク戦略マーケティング本部長は「中国では韓国料理は健康食という認識が強く、官民が力を合わせて参鶏湯の輸出を進めたい」と話している。

イ・ミジ記者
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