Photoshopで写真やテクスチャからシームレスパターンを作成する方法

Photoshopで写真やテクスチャからシームレスパターンを作成する方法

今更かよ!と言われそうですが、昨年やっと自分でシームレスパターンを作れるようになりました。それまではずっと「紙 シームレス パターン」とかで検索してイメージに合う継ぎ目のない素材を苦労して探していたのですが、この方法を知ってからは素材を探す手間が減り、作業がすごく楽になったのでメモとして残しておきます。

シームレスにしたい画像を探す

まずはシームレスにしたい画像を用意しましょう!シームレスである必要がないとなると、探す段階から選択範囲がグッと広がるんですよねー!
今回はこの紙のテクスチャを使います!

紙のテクスチャ

私がよく素材探しでお世話になっているのは、たくさんのテクスチャを配布してくださっている「フリーテクスチャ素材館」。高画質のテクスチャ素材があるので助かっています。素材の中にはもともとシームレスのパターン素材もありますよ!

画像をPhotoshopでシームレスパターンにする

シームレスにしたい場所を選んで正方形に切り抜き

画像の中からシームレスにしたい場所を選びます。テクスチャの中には陰影が濃いところと薄いところがあったりして色ムラがあるので、私はなるべく色あいが均等な場所を選んでいます。

今回は500pxのパターン素材を作りたいので、場所が決まったら「切り抜きツール」で画像を正方形に切り抜きましょう。ちなみに、後でこの画像の大きさを2で割る必要が出てくるので、画像の大きさは偶数で設定しておきましょう。

Phtoshop切り抜き

フィルターで画像を「スクロール」させる

メニューバーから「フィルター」→「その他」→「スクロール」を選択します。その際、画像の半分の数値の分だけ水平・垂直方向に動かします。今回は500pxの半分なので250pxですね。また、「ラップアラウンド(巻き戻す)」という項目にチェックをつけましょう。

スクロールフィルタ

ちなみに、このスクロールフィルタの「ラップアラウンド」は言葉では説明しづらいので、ちゃんと知りたい人は以下のLIGさんの記事を参照してください。とてもわかりやすく「ラップアラウンド」の説明をしてくれていますよ。

フィルタを適用すると以下のような状態になります。少し継ぎ目が目立つので、この継ぎ目をなじませていきましょう。

スクロールフィルタ「ラップアラウンド」

コピースタンプツールで継ぎ目をなじませる

使うのは「コピースタンプツール」。これは、画像内の指定した場所をコピーして別の場所にペイントするという機能です。これを駆使してうまく継ぎ目をつなげたりぼやかしたりしましょう!

コピースタンプツール

コピースタンプツールは好きなブラシを使うことができます。私はたいてい「基本ブラシ」の中の「ソフトメカニカル」という輪郭がボヤボヤしたブラシをつかっています。今回は48pxの大きさのものを選択。こちらは用途に合わせてお好みで調整してくださいね。

「基本ブラシ」の中の「ソフトメカニカル」

中央の継ぎ目付近で何回かコピースタンプツールを使ってなじませると、だいぶ継ぎ目が目立たなくなりました!

コピースタンプツールでなじませ後

ここでもう一度「スクロール」フィルタを適用して中央付近の継ぎ目を端に移動させます。すると・・・

紙のシームレスパターン完成

シームレスパターンのできあがり!
このパターンを「編集」→「パターンを定義」でPhotoshopにパターン登録します。これで、どんなに大きなカンバスでもずっと続くシームレスパターンが適用できますよー!

紙のシームレスパターン

なんか、急いで作ったのでよくよく見るとちょっと不自然な出来かもしれませんが、コピースタンプの段階で綺麗に継ぎ目を修正できればもっとうまく繋がりますよー!

さいごに

いかがでしたか?丁寧にシームレスパターンの作り方が書かれている記事は他にもたくさんあって、人それぞれパターンの作成方法も微妙に違うようです。ここでは、自分の一番やりやすいと感じた方法を記載しましたが、馴れてきたら色々と作成方法を模索するのも楽しそうですね。

以上、彩がお送りしました!

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