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高速実験炉「常陽」再稼働前提の審査申請の方針1月26日 12時38分
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茨城県にある高速実験炉「常陽」について、日本原子力研究開発機構は、来年度中に再稼働の前提となる審査を原子力規制委員会に申請する方針を固めました。
茨城県大洗町にある高速実験炉「常陽」は、プルトニウムとウランを混ぜた「MOX燃料」を燃やしてプルトニウムを生み出す日本で初めての高速増殖炉の実験炉として、昭和52年4月に初臨界を達成し、運転を始めました。
「常陽」では平成19年6月に炉内でトラブルが発生し、運転が止まりましたが、炉内に残された実験装置の回収などの復旧作業が去年6月に完了しています。
これを受け、日本原子力研究開発機構は、「常陽」の再稼働の前提となる審査を来年度に原子力規制委員会に申請する方針を固めました。
「常陽」は、福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」の前の段階の実験炉と呼ばれる施設です。
しかし、もんじゅを巡っては、大量の点検漏れなど安全管理上の問題が相次ぎ、文部科学省が規制委員会から別の運営主体を特定するよう求められ、運転再開のめどは立っていません。
日本原子力研究開発機構は「核燃料サイクルをはじめ原子炉を扱う人材の育成の面で意義があるので、できるだけ早い時期に審査の申請を行いたい」と話しています。
「常陽」では平成19年6月に炉内でトラブルが発生し、運転が止まりましたが、炉内に残された実験装置の回収などの復旧作業が去年6月に完了しています。
これを受け、日本原子力研究開発機構は、「常陽」の再稼働の前提となる審査を来年度に原子力規制委員会に申請する方針を固めました。
「常陽」は、福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」の前の段階の実験炉と呼ばれる施設です。
しかし、もんじゅを巡っては、大量の点検漏れなど安全管理上の問題が相次ぎ、文部科学省が規制委員会から別の運営主体を特定するよう求められ、運転再開のめどは立っていません。
日本原子力研究開発機構は「核燃料サイクルをはじめ原子炉を扱う人材の育成の面で意義があるので、できるだけ早い時期に審査の申請を行いたい」と話しています。