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野々村元県議 初公判に出廷 起訴内容を否認1月26日 11時04分
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政務活動費をだまし取った罪などに問われ、裁判に強制的に出廷させるため身柄を拘束された、兵庫県議会の元議員、野々村竜太郎被告(49)の初公判が、神戸地方裁判所で開かれ、元議員は「虚偽の申請をして政務活動費の返還を免れたことは決してありません」などと述べ、起訴された内容を否認しました。
兵庫県議会の議員だった野々村竜太郎被告は、おととし7月までの3年間に、兵庫県の城崎温泉や東京などに344回にわたって日帰り出張をしたとするうその報告などで、政務活動費910万円余りをだまし取ったとして、詐欺などの罪で在宅起訴されました。
野々村元議員は去年11月の初公判を欠席し、神戸地方裁判所は改めて開かれる初公判に強制的に出廷させるため、25日、元議員の身柄を拘束する勾引の手続きを取りました。
26日の初公判は午前10時半に始まり、野々村元議員は髪を短く刈り上げて黒のスーツを着て現れ、裁判官や傍聴席に深々と一礼したあと、名前を尋ねられると、「はい、野々村竜太郎でございます」と大きな声で答えました。
野々村元議員は検察官の起訴状の朗読を背筋を伸ばして聞いたあと、「虚偽の申請をして政務活動費の返還を免れたことは決してありません」などと述べ、起訴された内容を否認しました。
26日午後には、元議員本人への質問が行われることになっています。
野々村元議員は去年11月の初公判を欠席し、神戸地方裁判所は改めて開かれる初公判に強制的に出廷させるため、25日、元議員の身柄を拘束する勾引の手続きを取りました。
26日の初公判は午前10時半に始まり、野々村元議員は髪を短く刈り上げて黒のスーツを着て現れ、裁判官や傍聴席に深々と一礼したあと、名前を尋ねられると、「はい、野々村竜太郎でございます」と大きな声で答えました。
野々村元議員は検察官の起訴状の朗読を背筋を伸ばして聞いたあと、「虚偽の申請をして政務活動費の返還を免れたことは決してありません」などと述べ、起訴された内容を否認しました。
26日午後には、元議員本人への質問が行われることになっています。
傍聴しようとする人は
神戸地方裁判所には裁判を傍聴しようと1000人余りの人たちが集まり、80席の傍聴券を求めて抽せんの受付の前に長い列を作っていました。
70代の男性は、「裁判を欠席するなんて、信じられません。今回はありのままを全部さらけ出してほしいです」と話していました。
また、20代の女性は、「再発防止の意味でも、しっかり自分のことばで話してほしいです」と話していました。
70代の男性は、「裁判を欠席するなんて、信じられません。今回はありのままを全部さらけ出してほしいです」と話していました。
また、20代の女性は、「再発防止の意味でも、しっかり自分のことばで話してほしいです」と話していました。
「勾引」後の野々村元議員は
野々村元議員は去年11月に予定されていた初公判を「精神的に不安定になっている」という理由で欠席し、神戸地方裁判所は改めて開かれた26日の初公判に強制的に出廷させるため、25日、元議員の身柄を拘束する勾引の手続きを取りました。
捜査関係者によりますと、野々村元議員は身柄を確保されて以降、暴れることなどはなかったということで、裁判所で手続きを済ませたあと、神戸拘置所に移送されたということです。
そして、26日午前9時前、ワンボックスの車に乗って拘置所を出て、神戸地方裁判所に移送されました。
捜査関係者によりますと、野々村元議員は身柄を確保されて以降、暴れることなどはなかったということで、裁判所で手続きを済ませたあと、神戸拘置所に移送されたということです。
そして、26日午前9時前、ワンボックスの車に乗って拘置所を出て、神戸地方裁判所に移送されました。