ＳＭＡＰ１２年ぶり３位　「世界に一つだけの花」急上昇

　ＳＭＡＰの代表曲「世界に一つだけの花（シングル・ヴァージョン）」（２００３年３月発売）がこの１週間で４万７０００枚を売り上げ、２月１日付のオリコン週間シングルランキングで３位にランクインした。同曲がトップ３に入ったのは、０４年１月２６日付（２位）以来１２年ぶり。

　今月１３日に発覚したＳＭＡＰ解散騒動では、グループ存続を願うファンがＣＤの「購買運動」を展開、先週発表の週間チャートで圏外（２００位外）から７５位に急浮上。一時は在庫切れで入手困難な状態だったが増産が追いついた先週中ごろからデイリーチャートで３位（２０日付）、２位（２１日付）と順位を上げ、２２日付でついに１位を獲得。ファンの思いの強さがあらためて証明された。

　「世界に〜」は０２年発売のアルバムの収録曲で、槙原敬之（４６）が作詞作曲した。草なぎ剛（４１）主演でヒットした０３年１月期のフジテレビ系連続ドラマ「僕の生きる道」の主題歌に起用されて広く知れ渡り、同年３月にシングルカット。その年のＮＨＫ「紅白歌合戦」の大トリでＳＭＡＰが歌ったことから、年明けに発表された１月１２日付（年末年始のため２週合算）と同１９日付で１位に返り咲いた。

　数あるＳＭＡＰのヒット曲の中でも特別な一曲で、今月２２日放送の木村拓哉（４３）、同２３日放送の中居正広（４３）のラジオ番組でこの曲が流されると「ファンへのメッセージでは」と憶測を呼んだ。

　この他、ＳＭＡＰ関連では、昨年９月発売の最新シングル「Ｏｔｈｅｒｓｉｄｅ／愛が止まるまでは」が１６位に入るなど、計６作が１００位内に入った。

　２月１日付シングルランキングの１位は、４人組アイドルグループＮＥＷＳの「ヒカリノシズク／Ｔｏｕｃｈ」で、デビューから１９作連続１位。アルバムランキングではシンガーソングライターｍｉｗａ（２５）の初のバラード集「ｍｉｗａ　ｂａｌｌａｄ　ｃｏｌｌｅｃｔｉｏｎ〜ｇｒａｄｕａｔｉｏｎ〜」が初登場１位を獲得した。