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日本では膨大な数の漫画やアニメが作られており、馴染みのない人にとっては種類の多さに圧倒されて気後れしてしまう事も少なくありません。
海外のサイトでそんな初心者でもとっつきやすいだろうという作品を15作選んでいました。



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※紹介に関しては抄訳です

■ブラックジャック:手塚治虫
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フォーマット:漫画
ドラマ『シャーロック』や『ハウス』のような娯楽の定番となっている傲慢な天才にはみんな少々飽き飽きしている所だが、ブラックジャックはそのアーキタイプに相応しい。
あらゆる手術をこなす、犯罪と奇妙さがつきものの人生を生きるつっけんどんだが素晴らしい腕を持った外科医の話で、どれも単独エピソードとなっいて、ハートウォーミングな話から緊急手術のために皮膚を提供する学生まで幅広い。
ブラックジャックはシャチと友達になったりもする。

もし気に入ったのなら:
木々津克久の『フランケン・ふらん』は『ブラックジャック』同様ホラーでありながら時におかしく、クレバーな医療シリーズだ。

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■ブラックラグーン:監督・片渕 須直
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フォーマット:アニメ

『ブラックラグーン』は十代的(juvenile)な暴力、復讐、かっこよさを何を置いても追い求めている。
16歳位の子供がTrapper Keeper(勉強用ノート)に書いた落書きから持ってきてるんじゃないかと感じる事も多い位だ。
海賊!シンジゲートのために働く密輸屋!そしてヒロインは2丁拳銃だ!
ガッデム、それでもこの作品は腰を落ち着けてお勧め記事を書こうと思うまでどれ程馬鹿げた内容か気付かない位の自信とスタイルを持っている。

もし気に入ったのなら:
三輪士郎の『DOGS/BULLETS&CARNAGE』はスタイルと内容が似ている。

見るなら:
FUNimationで配信中


■CLOVER:CLAMP
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フォーマット:漫画
スチーム/サイバーパンク的な物を下敷きにした、『Clover』は男と少女のシンプルなストーリーだ。
政府の施設の中で暮らしているスウは破壊的な精神能力を持っている。
和彦はスウが一生の夢だった遊園地に連れて行くようにという任務を下された元軍人。
そして出来事が起こる。
この作品自体素敵でメランコリックな物語ではあるが、特筆すべきはその映像表現力だ。
もし気に入ったのなら:
『CLOVER』はコマ内なのに対して『カイバ』と『四畳半神話大系』は似たような実験的ストーリーをアニメで行っている。
漫画だったら三原ミツカズの『DOLL』はトーンや美学が近いだろうか。

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■エマ:森薫
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フォーマット:漫画
『エマ』は何もかもが私の大好きな華麗なるヨーロピアンドラマ。
秘密の感情、階級間の緊張、ボタンの多すぎる服。
名前はエマだが、ジェーン・オースティンの有名な小説『エマ』とは何の関係もなく、ビクトリア時代のロンドンを舞台にしたロマンス作品だ。

もし気に入ったのなら:
森薫の『乙嫁語り』は更に豪華な時代物だ。
森薫以外なら池田理代子の『ベルサイユのばら』も素晴らしい歴史フィクションだ。

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■アイシールド21:原作・稲垣理一郎、作画・村田雄介
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フォーマット:漫画
『アイシールド21』を読むまでは私のアメフトに対する知識は”T型の所にボールを投げるか、蹴るか”程度だった。
この漫画をこれ程好きになるなんて思いもしなかった。
人気のないジャンルからここまで人気が出たのは稲垣と村田が時代を超えた物語構造を深く理解していた所にある。

もし気に入ったのなら:
村田雄介の『ワンパンマン』が現在連載中の作品の中で最も素晴らしいスーパーヒーロー物だ。
スポーツ漫画の名作なら『スラムダンク』や『はじめの一歩』、『テニスの王子様』をチェックしてほしい。

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■灰羽連盟:監督・安倍吉俊
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フォーマット:アニメ
『灰羽連盟』は雰囲気のある考察的アニメ。
作者の安倍吉俊は『灰羽連盟』のいかなる解釈も確定してはいないが、この作品は一般的に死後の世界の話と考えられている。

もし気に入ったのなら:
安倍吉俊の最も有名なアニメ『serial experiments lain』も気に入るはず。

見るなら:
FUNimationで配信中


■マスター・キートン:浦沢直樹
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フォーマット:漫画
『マスター・キートン』は本当にクールな漫画だ。
フリーランスの保険調査員がタクカラマン砂漠に放り出されて1匹のマスクラットから肉を採り、袋に変え、尿を引用可能な水に変えるデバイスにするのだ!
あるいは人を追いかけてイタリアまで行き、スリングショットでキーストーンを狙い打って悪人を倒す!
クラシックな作者によるクラシックな娯楽作だ。

もし気に入ったのなら:
浦沢直樹の作品に外れ無し。
ホラーが読みたければ『MONSTER』、サイエンスフィクションなら『20世紀少年』か『プルート』。

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■ミチコとハッチン:監督・山本沙代
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フォーマット:アニメ
この作品は…ユニーク。
何かを勧める方法としては変なのだが、事実だ。
ミチコとハッチンはストーリの中で1人の人間としても家族としても成長していく。
こういう繊細さとビジョンを持ったアニメは他にはなかなか無い。

もし気に入ったのなら:
『カウボーイ・ビバップ』と『サムライ・チャンプルー』が比較になるだろうか。

見るなら:
FUNimationとHuluで配信中


■千年女優:監督・今敏
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フォーマット:アニメ
今敏の作品は全て見る価値がある。
中でもこの『千年女優』は突出している。
この作品は戦前の刺激的な日本の映画業界と思い出を描いた刺激的な作品だ。
戦前を舞台にしたおとぎ話、情熱的な恋、あるいは老い、この作品はどう取ってもらっても構わない。
どれであっても特異的な芸術作品なのだから。

もし気に入ったのなら:
今敏の作品を追うなら次作の『東京ゴッドファーザーズ』が良いだろう。
どの作品も見る価値があるのだけど。

入手するなら:
リーズナブルな値段のものはなかなか無いけど中古がアメリカAmazonで売られている


■大奥:よしなが ふみ
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フォーマット:漫画
感情の中の退廃と美学と喜びを描いた最も優雅な歴史を題材にした作品だと思う。
『大奥』はオルタナティブ歴史作品好きなら楽しめると思うが、満足するドラマを楽しむ人間だったら誰でも楽しめる作品だと思う。

もし気に入ったのなら:
『大奥』はよしなが ふみの作品の中ではユニークな一品だが、他の作品も名作ばかりだ。
中でも『西洋骨董洋菓子店』と『愛すべき娘たち』は読む価値があると思う。

入手するなら:
アメリカAmazonで販売中


■海月姫:監督・大森貴弘
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フォーマット:アニメ
『海月姫』のユーモアはキャラクター達から発生するもので、キャラを皮肉る事も無ければ根本的な変化を見せるようなものでもない。
話はヒロインを自分だけの空間から成長させようと促してはいるが、月海も他のキャラも自分達の好きなものを何ら恥じてはいない。
オタク的な物や何やらへの熱意、これが『海月姫』の持つパワーだ。

もし気に入ったのなら:
河原和音の『俺物語!!』、矢沢あいの『パラダイスキス』、中原アヤの『ラブ★コン』も似たような温かい娯楽作だ。

見るなら:
FUNimationとNetflixで配信中


■『押し屋』並びに他作品:辰巳 ヨシヒロ
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フォーマット:漫画
 
辰巳 ヨシヒロが逝去する3月7日の前に彼の作品を読み始めた。
彼は漫画界のマスターであるが、より正確に表現するならパイオニアだと思う。
辰巳は漫画の持つ可能性を見出し、よりドラマチックで挑戦的な漫画を意味する劇画という言葉を作り上げた。
『押し屋』はその素晴らしい成功のサンプルでもある。

もし気に入ったのなら:
同じく伝説的な漫画家である手塚治虫の作品をチェックしてほしい。
水木しげるもまた伝説的な漫画家だ。

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■さくらん:安野モヨコ
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フォーマット:漫画
安野モヨコの作品はあらゆる意味で生っぽい。
女性の内面と外面の緊張と線引き、作者は自身の作品でこの鉱床を何度も何度も掘り返しているが、『さくらん』ではその部分がはっきりと描かれている。

もし気に入ったのなら:
安野モヨコの『脂肪という名の服を着て』も女らしさに対する厳しい見方をしている。
岡崎京子の『ヘルター・スケルター』、萩尾望都の『酔夢』も同じようなテーマを扱った作品だ。

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■うずまき:伊藤潤二
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フォーマット:漫画
伊藤潤二はホラーの錬金術師だ。
彼の手に掛かれば平凡がホラーになり、ホラーが平凡になる。
このループする関係は『うずまき』の中で文字通り且つ比喩的に爆発する。

もし気に入ったのなら:
古屋兎丸の『ライチ☆光クラブ』も偏執を扱ったホラーだ。

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■よつばと!:あずまきよひこ
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フォーマット:漫画
『よつばと!』は小岩井よつばという名の女の子と彼女の父親、お隣さんの生活を描いている。
暖かな作品だが、最も素晴らしいのはあずまきよひこが描く詳細な日常風景のおかしさだ。
彼は誇張と肉体的なユーモアに対する驚異的な目を持っていて、この作品の中の最高な描写は台詞のない1コマ内で描かれたものも多い。

もし気に入ったのなら:
同じ作者の『あずまんが大王』も同じ血統の愛すべき古典作品だ。
山崎マリの『テルマエ・ロマエ』は題材は全く違うものの同じように不遜で楽しい。

入手するなら:
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●Mad78
アニメに関してなら『時をかける少女』と『サマーウォーズ』は絶対お勧め。
それから『ヘルシング』も勧めたいな。
懐かしい話になるけど、初めて嵌ったアニメだから。
日常系なら『一週間フレンズ。』もアニメ初心者にとってとっつきやすいと思う。
『ブラックラグーン』の所には絶対に『バッカーノ!』も入れるべきだね。

●Karakuri
『カウボーイ・ビバップ』は?
自分にとってはこれが全ての始まりなんだが。

●Vorlan
お、自分も『うずまき』は大好きだ。
当時のドイツにはどこにも売ってなかったから輸入したよ。
でも伊藤潤二は万人向けではないよね。
彼の作品は本物のホラーというよりはサスペンスや抑圧された感覚、奇妙さを描いてるから。
本当に、本当に良い漫画だけどね。

●Strider Ryoken
日常系が足りない気がする。
自分なら『Working!』をお勧めするかな。
あるいは同じようなシットコム(コメディ)系として近いスタイルのアニメである『サーバント×サービス』。

●Sprochete
『弱虫ペダル』はアニメファンであろうとなかろうと万人が見やすいアニメだと思う。
キャラも可愛いし、引きも十分、それに日本の文化を知ってなくても楽しむ事が出来る。

●Gougagna
自分にとっては『よつばと!』が最初だな。
あらゆるステレオタイプを排除しつつ、深かったり考察的じゃない。
とにかく楽しむためのショートストーリーになってる。
ロマンスも、アクションもロボットも無し。

●thatguythatthirdtime
アニメのスターターとして『ウィッチハンター・ロビン』をお勧めする。
膨大な伏線無しできちんと完結してる短いアニメシリーズだし、何より最高だ!

●chronoboy
自分なら大好きな手塚作品である『きりひと賛歌』をお勧めする。

●Liquid-X
もし今敏の作品を見始めようと思うなら、ティッシュかハンカチを用意した方が良い。
何故ならこの男は涙の流させ方をよく知ってるからだ。

●asteriskcgy
イエス、『エマ』。

●Gracle
浦沢直樹の漫画だったら『ビリー・ザ・バット』の方が嵌りやすいと思う。
シリアスな漫画だけど彼の他の作品程シリアスになり過ぎてない。
凄く魅力的だし、良い小説の様に読めるよ。
それにアメリカ文化に触れてるからアメリカの読者にとっても興味深いと思う。

●Cursing at the Astronette
『ブラックラグーン』があるのが良いな。
これと『ゴースト・イン・ザ・シェル』が好きなんだ。
自分はカジュアルアニメファンで単体アニメだったら一番好きなのは『ブラックラグーン』かもしれない。
凄くとっつきやすくてアニメの会話に慣れる必要もないしストーリーも背後に流れるストーリーも素晴らしいし、本当は優しい心を持っているのにそれを見せようとしないキャラ達もかっこいい。
『MONSTER』もお勧めだ。
ちょっと長いけど素晴らしいよ。

●Stlwatts
母親と一緒に『プリンセスチュチュ』を見始めた。
母は『タイガー&バニー』も気に入ってるよ。
『トライガン』はちょっとダーク過ぎたみたい。

●Zdenko
ホラーファンだったら『うずまき』は本当に素晴らしい作品だよ。
自分が一番怖いと思った漫画だと認めよう。
『ギョ』を見るまでは。

●Did_it_for_the_Alliance
『進撃の巨人』と『蟲師』を加えるべき。
あと『時をかける少女』も。
ソースは忘れたけど『進撃の巨人』はアメリカでもっとも視聴されてるアニメだと読んだ事がある。
タンクトップを着てるようなマッチョがバーで『進撃の巨人』について話してる所を見た事もある。

●Cess007
自分は森薫の『乙嫁語り』が好きだから勧めたいな。
同じようなスタイルの入江亜季の『乱と灰色の世界』も勧めずにはいられない。
後は芦奈野ひとしの『ヨコハマ買い出し紀行』!

●Phantom Banger
じゃあここで『グレンラガン』を出してみようかな。

●division-ten
漫画の『ライアーゲーム』とアニメの『蟲師』はアニメファン以外にもお勧めだ。
(漫画の『蟲師』も良い作品だけどちょっと濃すぎる)

●beefsquatch
漫画版とアニメ版の『鋼の錬金術師』は?

●Ishamael
CLAMPの大ファンで漫画もアニメも大抵見てるのに『CLOVER』は知らなかった。
『X』を読み終わったら読んでみようかな。

●theEiffelPlower
今敏に関する言葉は100%同意。
子供の頃は『ドラゴンボールZ』や『ガンダム』が好きだったけど、アニメに本格的に嵌ったのは『パーフェクトブルー』を見てからだった。
彼の作品はどれも他の誰にも触れる事すらできない位の夢のようなクオリティだ。
R.I.P.

●The Guy
『ワンピース』は?

●NotGoodForYou
自分は『ペルソナ4』をお勧めする。
英語版の吹き替えが凄く良い出来で自然に感じるから。

●mippa
↑自分はお勧めしないね。
ゲームの方が良い出来だから。

●Atomic Samurai Robot
自分ならこれ、魔法少女も巨大ロボも無しだ。

『MONSTER』
一部逃亡もの、一部心理ホラー

『鋼の錬金術師』
剣や竜の出てこないファンタジー。
魔法のある20世紀初頭の社会って感じかな。

『ゴースト・イン・ザ・シェル』
人と機械の境界が危険な位近づいた世界を描いたSF。

『火垂るの墓』
戦争で無辜の人々が苦しむ様が本当に悲しくなる歴史フィクション

『四月は君の嘘』
15歳の子供が主役の日常系だけど他の日常系とは全然違う。

●Gracle
『アイシールド21』は漫画を読み始めたばかりの人にとってとっつきやすいだろうな。
作画はスタイリッシュだし(同じ作者のワンパンマンも凄い絵だ)ストーリーも面白くて、ドラマチックでクールな場面もある。
キャラクターも好感が持てるしギャグも下らな過ぎない。
アニメ版は見ない方が良いけどね。

●Tempest_Wing
『灰羽連盟』は見た事あるけど西洋でブルーレイが販売されるのをずっと待ってるんだ。
『レイン』も好きだったし、『灰羽連盟』をブルーレイで見たいんだ。
ブルーレイは日本でも限定版が出てるだけなんだけど。





海外の人にお勧めする場合は英訳版、あるいは字幕版が販売されているかどうかも重要な要素となりそうです。




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