一斉に同じテーマでブログを書いて、先に書けた人からお酒が飲める。
そんなこんなで、わたしはブログをかくことになった。
…愛について。
それでは、お読みください。
【愛】
わたしは今年結婚した。
なので、3つ下の旦那がいる。
旦那との馴れ初めを言うと、たいてい驚かれる。
私たちが、交際期間0日で結婚したからだ。
森三中の大島が、たしか交際期間0日婚だが、まわりにはそんな人いない。
まさか、わたしがそんな結婚をするなんて思ってもいなかった。
何人かにネタですか?と聞かれたが、ネタなわけがない。
わたしは本気である。
いや、わたしたちは本気だ。
交際期間0日にして、わたしたちは恋をし、わかりあい、結婚することを決めたのだ。
出会いはキャンプだった。
友人の誘いで気軽に参加したキャンプに彼はいた。
ちょっと小柄で、ちょっと前歯が出ていた。
タイプだったわけでもないし、二人きりでたくさん話したわけでもない。
でも、なぜだか話していて楽しかった。もっと話したいと思った。
そして、なんとなく居心地がよい雰囲気の人だなと思った。
その日、近くのコテージの団体がかなり騒ぎだした。
びっくりするくらいうるさくて、わたしたちは参っていた。
すると、すこし経ってから、静かになった。そのちょっとあと、さっきまで見なかった彼が現れた。
どうやら注意をしてきたらしい。
ちょっと恥ずかしそうに、してやったり顔をしたあと、彼はぬかるみに足をとられてしまい、ころんだ。
かなりダサかった。
だけど、いいやつだと思った。
キャンプから帰ったわたしは、彼のブログを見た。
キャンプのときにちょっと聞いてたのだけれど、彼はホームレスをしている。
それについてブログには詳細にかかれていた。
ホームレスになろうときめた思い、ホームレスになるまでのこと。そして昔?今も?ニートなこと。
お世辞でもかっこいいとは言えない文章だった。
でも、自分を誇張せず、かっこつけず、ありのまま書いてある文章は人間味にあふれていて魅力的にみえた。
キャンプにいった次の日、彼からメッセージがきた。
わたしのサイトの記事をみたこと。わたしを面白い人だと思ったこと。
嬉しかった。
わたしたちは、それからくだらないことでメッセージしあった。
たまに電話もした。
そこで、わたしがこんな話をした。
私は自分の人生に悩んでいて、1人で生活していけないから結婚したいんだよね。
私は金銭的に不自由していたし、だから結婚したかった。
彼は、養ったりはできないけど、一緒に力を合わせてがんばることならできるよ。
と言った。
わたしたちはあまり働けない、稼ぎの少ない二人だった。
そこで二人で話し合った。
二人でチームになってはどうか。
力を合わせて小商い的な感じで稼いで二人で20万を目標にしようか。
それが達成できたら結婚するのが面白いんじゃないか。
お互い気楽な暮らし方だから、いろんなとこにふらっと旅行したり、すきなとこに住んだりしてもいいね。
そんな話もした。
そして、いつか結婚するなら、今したほうが面白いよね。という話になった。
こうして私たちは結婚することになった。
初めて二人で会うその日に、婚姻届にサインした。
これが私たちの結婚だ。
その後、
結婚生活はどうかと言われると、いたって順調である。
彼は今もホームレスだし、わたしは家賃0円のシェアハウスに住んでいる。
なので別居婚である。
籍はいれたので、旦那の性になったけれど、彼は私を苗字でよび、私も彼を苗字でよぶ。
私たちはまわりとちょっと違うかもしれない。
でも、すごく満足している。
ゲームばかりしちゃってダメなやつだけど、いいところもある。
わたしのわがままにも付き合ってくれる。彼のダメなところ含め大好きだ。
わたしには持病があり、今は治療法がわからない病気だけど、そんなわたしを受け入れてくれた。
わたしの考えを書いた、サイトをみて共感してくれた。
破天荒なわたしを受け入れてくれた。
すごく感謝している。
まだ愛なんて言葉、わからないけれど、彼との時間を大事にしたい。
手に入れた小さな暖かな幸せが消えないように消えないように大事にしたい。