米フォード、年内に日本撤退へ

販売低迷で

2016年1月25日 23時29分

画像 2014年1月、小型車「フィエスタ」をPRするフォード日本法人の幹部=東京都港区 【ボストン共同】米自動車大手フォード・モーターが日本での輸入や販売、製品開発といった全ての事業から年内に撤退することが25日、分かった。ロイター通信がフォードの内部文書に基づいて報じた。販売低迷が続いているためだ。

 ロイターによると、フォードは日本撤退について、少子高齢化で新車市場の先行きが厳しい中で「収益改善への合理的な道筋が見えないため」と説明しているという。

 日本法人の従業員は292人。文書は「日本法人でこれ以上働けなくなる」と記しており、原則として解雇される見通し。販売特約店は日本に52店あるが、閉鎖に関する具体的な計画は明らかにされていない。

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