甘利氏に与党内で進退論が浮上
来週説明、野党が徹底追及
2016年1月22日 21時18分
安倍晋三首相は22日午後、衆参両院本会議で施政方針演説を行った。2016年度予算の早期成立に全力を挙げるが、主要閣僚である甘利明経済再生担当相の金銭授受疑惑が政権を直撃。国会審議への影響を懸念する与党内では、甘利氏の進退論が浮上した。甘利氏は来週、疑惑の調査結果を国会に示す意向だ。野党は夏の参院選をにらんで徹底追及する方針で、対決姿勢を強めた。
与党議員は22日、取材に「甘利氏は来週中に進退を判断するだろう」との見方を示した。一方、政府筋は「きちんと説明すれば国民の理解を得られる」と指摘した。