Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

厚労省、個人情報をサイトに一時誤掲載 - 申請や承認時にミス気付かず

20160125_nh_001.jpg

厚生労働省は、年金記録の訂正を申請した55人分の個人情報を、誤ってウェブサイトに一時掲載したことを公表した。

1月21日に関東信越厚生局のサイトへ年金記録訂正審議会の答申書を掲載したが、その際に本来ならば匿名化すべき個人情報を誤ってそのまま掲載したもの。同日職員が気が付き、サイト上から削除した。

誤掲載されたのは、年金記録の訂正を申請した55人分の個人情報で氏名、住所、生年月日、基礎年金番号、事業所名など含まれる。

担当者がサイトを公開する前に承認申請を行ったが、誤って匿名化していないファイルを申請。承認の際も匿名化されていないことを確認せず、そのまま承認してしまったという。

同局では対象となる申請者および事業所に対し、説明と謝罪を行っている。また基礎年金番号の変更も実施する。

(Security NEXT - 2016/01/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

村上春樹氏の図書貸出履歴報道「是認できない」 - 日本図書館協会
職員個人契約のサーバから外郭団体名簿が流出 - 有権者情報は否定
研修受講者の個人情報含むデータを誤公開 - 大阪府社会福祉協議会
オリンピック強化指定選手の個人情報を誤掲載 - 千葉県
顧客情報がネット上に公開される、内部から持ち出しか - エネット
クリエイター交流サイトに不正アクセス - アカウント情報が米国サイトに
個人情報記載の書類、送付先の保育所を取り違え - 大阪市
メール誤送信が発生、通知メールでもミス - JASA
児童309人の個人情報をウェブサイトに誤掲載 - 大阪市
サイト上で介護事業所代表者の個人情報を誤公開 - 宮城県