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iPS再生医療 山中教授“臨床研究と治験 臨機応変に”1月25日 21時35分
iPS細胞を使った再生医療について話し合うシンポジウムが都内で開かれ、京都大学の山中伸弥教授は今後のヒトへの応用について、早く安全に患者に送り届けるために研究機関が独自に行う「臨床研究」か、国の承認を得るための「治験」か最初から決めつけず、いちばんよい方法で臨機応変に進めていきたいと述べました。
このシンポジウムは、iPS細胞などを使った再生医療の研究を推進する日本医療研究開発機構が開いたもので、東京・千代田区の会場には研究者や患者団体のメンバーなどおよそ850人が集まりました。
この中で山中教授は、iPS細胞を使ったパーキンソン病や心臓病などの治療の研究について「数年以内に臨床研究あるいは治験に持ち込みたい」と述べました。
そして、日本には、研究機関が独自に行う「臨床研究」と、国の承認を得るために行う「治験」の両方の枠組みがあることがよいことだと強調し、「一般的な治療にするというゴールを目指すのに、どのやり方がいちばん早いかはそれぞれの研究によって異なる。どのやり方にするか最初から決めつけず、早く安全に患者に送り届けるために研究ごとに、いちばんよい方法を臨機応変に選び、進めていきたい」と述べました。
iPS細胞のヒトへの応用を巡っては、京都大学のグループがパーキンソン病の臨床研究を治験に切り替える方向で検討が進められていて、世界初の移植手術は当初の予定より遅れる見込みとなっています。
この中で山中教授は、iPS細胞を使ったパーキンソン病や心臓病などの治療の研究について「数年以内に臨床研究あるいは治験に持ち込みたい」と述べました。
そして、日本には、研究機関が独自に行う「臨床研究」と、国の承認を得るために行う「治験」の両方の枠組みがあることがよいことだと強調し、「一般的な治療にするというゴールを目指すのに、どのやり方がいちばん早いかはそれぞれの研究によって異なる。どのやり方にするか最初から決めつけず、早く安全に患者に送り届けるために研究ごとに、いちばんよい方法を臨機応変に選び、進めていきたい」と述べました。
iPS細胞のヒトへの応用を巡っては、京都大学のグループがパーキンソン病の臨床研究を治験に切り替える方向で検討が進められていて、世界初の移植手術は当初の予定より遅れる見込みとなっています。