どうでもいい話ですが、ぼくは子供のころかなり痩せていました。
小中学生のころって、クラスに1,2人くらい痩せすぎの人と太りすぎの人がいましたよね。そこで今日は、文部科学省が実施している学校保健統計調査をもとに、2015年の肥満傾向児と痩身傾向児の割合を調べてみました。
(ちなみに今はすっかり太ってしまいました。今後更に太らないか心配です…。)
都道府県別の肥満率
まずは15歳時点での肥満傾向児の割合です。肥満傾向児というのは、身長別標準体重から求めた肥満度が20%を超える子供のことです。
(15歳の肥満傾向児の割合(男子))
全体的に、北の方と南の方に肥満児が多いようです。都会ほどファッションなどに敏感なのでしょう。そもそも『太っている』の体感的な基準が違うという話もよく聞きますね。
(どちらかというと、北の方が肥満率が高いです。動物は寒いところに行くほど大きくなるという原則はここでも確認できますね。)
(15歳の肥満傾向児の割合(女子))
女子も概ね同じ傾向にあります。全体的に、男子よりは肥満児が少ないですね。
都道府県別の痩身率
次は痩身傾向児の割合です。痩身傾向児というのは、身長別標準体重から求めた肥満度がマイナス20%を未満の子供のことです。
(15歳の痩身傾向児の割合(男子))
こちらは逆に都会のほうが多いですね。関西圏・関東圏は痩身の子供が多いです。
(15歳の痩身傾向児の割合(女子))
女子も概ね同じ傾向です。東北や九州は、平均よりも痩身傾向児が少ない県が多いですね。
年齢別の肥満傾向児の割合
次は、年齢別の肥満傾向児の割合です。全国平均です。
(年齢別の肥満傾向児の割合)
小学校低学年くらいまでは食生活などに親の影響が強いですが、年を経るごとに自由な選択肢が増えてきます。
特に、思春期に肥満児が減っているのが面白いですね。中学生になって部活動などで運動する機会が増えたというのも理由の1つでしょう。
特に、思春期に肥満児が減っているのが面白いですね。中学生になって部活動などで運動する機会が増えたというのも理由の1つでしょう。
(年齢別の痩身傾向児の割合)
痩身児は男女で違う動きをするのが興味深いです。女子は中学生頃に痩せすぎ傾向が強まる一方、男子は同じ時期に痩せている子供が減っています。
女子がダイエットに、男子が筋トレに励むというのは、ぼくが中学生だったころとあまり変わらないようです。
おまけ…肥満傾向児の割合の推移
おまけは肥満傾向児の割合の推移です。
いい感じに抽出できるデータがなかったので、内閣府の画像を引用しました。2006年から算出方法が変わったのでグラフが繋がっていませんが、おおまかな傾向を把握するのには十分な内容です。
1980年に比べると、21世紀は肥満児も痩身児も増えていることがわかりますね。肥満児が増えているのは褒められたことではないですが、ある意味では日本人の生活が豊かになっている証拠とも言えるでしょう。
そんな肥満児ですが、ここ10年くらいは減少傾向です。メディアでのダイエット特集なども影響しているのでしょうか。