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【サッカー】

リオ切符かけ、あす第一番 イラク戦 過去2戦2敗も…日本に追い風

2016年1月25日 紙面から

イラク戦に向けた練習の合間にリラックスムードで笑顔を見せる南野(左)と手倉森監督=ドーハで(共同)

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 【ドーハ(カタール)占部哲也】サッカー男子のリオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねたU−23(23歳以下)アジア選手権で五輪出場権獲得に王手をかけた日本の準決勝(26日)の相手が、イラクに決まった。イラクは23日の準々決勝で延長戦の末、3−1でUAEを下した。リオ世代ではアジア最強と呼ばれるイラクだが、今大会は欧州組を招集できず、日本が過去2度敗れたイラクよりも戦力ダウンは否めない。準決勝は中2日のイラクに対して、日本は中3日と日程的にも有利。リオ五輪出場へ向け、手倉森ジャパンに追い風が吹いてきた。

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 リオ世代でアジア最強の呼び声が高いイラク。しかし、準々決勝・UAE戦では先制を許し、何とか追いついて延長戦の末に勝利という激闘となった。視察した手倉森監督も「120分やってしまったね」とにやりと笑った。中2日で準決勝を迎えるイラクのアブドゥルガニ監督は、後半だけで3枚のカードを切って90分決着を望んだがかなわず、「日本戦までにどれだけ回復するかが鍵になる」と苦々しく語った。

 日本は過去2度、イラクと対戦して2敗。2014年1月のU−22アジア選手権・準々決勝で0−1、同年9月の仁川アジア大会1次リーグで1−3と力負けしてきた。しかし、手倉森ジャパンを苦しめてきた天敵が今大会のイラク代表にはいない。U−22アジア選手権で決勝点を挙げたFWカラフは24歳で今大会の出場資格なし。仁川アジア大会でFK弾を含む2得点したA・アリは所属するウディネーゼ(イタリア・セリエA)との交渉がうまくいかず、招集できなかった。

 イラク関係者によると、招集を予定していた欧州組が5人ほど欠けており、2年前にU−22アジア選手権を制したチームより戦力的には落ちるという。特に強烈な左足で日本を苦しめてきたA・アリの穴は大きい。13年にはアジア最優秀若手選手賞を受賞するなど、「アジアのベール(Rマドリード所属のウェールズ代表)」とも呼ばれるスピードと破壊力を兼ね備えたFWをイラクは失った形だ。アジア最強の称号も欧州組がいればこそ。今回は欧州組主体だったチームづくりが裏目に出た格好だ。

 イラクは主力の不在、中2日の不利な日程、準々決勝も120分戦うといった三重苦で日本と戦うことになる。アブドゥルガニ監督はUAE戦後、「メーンのターゲットは次の準決勝だ。勝って五輪に行く。私は日本のことをよく知っている。研究しているし、どうやって対処すればいいのか分かっている」と強気だったが、その表情はややこわばり、勝利監督らしい笑みは見られなかった。

 

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