県は2月20日に広島市で開く、高校生対象の核軍縮セミナーの参加者を募集している。専門家から講義を受けるほか、核軍縮会議を模擬体験して、核なき世界に向けた現状や課題を学ぶ。

 黒澤満・大阪女学院大教授や秋山信将・一橋大教授、ピースボートの川崎哲共同代表らが、核軍縮をテーマに国際社会の動向などを話す。その後、参加者はグループに分かれ、核保有国や非核保有国などそれぞれ1国の役割を担当。核兵器のない世界に向けた取り組みを議論する国際会議を想定し、意見交換。合意形成し最終文書をまとめることをめざす。

 会場は広島市中区の広島平和記念資料館で、午後1時~5時半。県内の高校生が対象で先着50人程度。申し込みや問い合わせは、県平和推進プロジェクト・チーム(082・513・2368)。(大隈崇)