今年のファッショントレンドのキーワードに「フェミニン」が上がってます。
元々一定数の支持があるテーストでありカテゴリーなので、これ自体が珍しいこともないのですが、そもそも自分のスタイルがどのポジションなのかで取り入れるのかどうか変わりますよね。
フェミニンの定義って一般的に「女性らしさ」。直感的にわかるアイテムだとスカートやワンピースとか。
同性の目から見ても、可愛い・可憐・清楚・上品といった言葉が出てきます。
トレンドに流されるのではなく、そのエッセンスを取り入れる気持ちで。
一旦自分のスタイルを決めてしまうと、違うものを取り入れるのに拒絶反応が出ませんか?
やってみると大したことでもないのに、うーんコレジャナイ!感が先にあったりするんですよね。
でも、なぜトレンドが存在するのかを考えていると、「変化への欲求」というワードが浮かび上がってきました。
ミニマルライフにシフトして手元に残ったファッションアイテムを見て、安心感はあってもトキメキがなくなったように感じたのは今、別の変化を求めているからなのかもしれません。
さて、今読んでいるスタイリング本はこちら。
高橋志津奈のCoordinate Book (美人開花シリーズ)
- 作者: 高橋志津奈
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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エディターである高橋志津奈さんの記事は実は見ていないのですが、この方自身のワードローブ&セルフコーディネート写真を見た時、辛口な男っぽいアイテムなのにしなやかな女性らしさを感じたのです。
大人女性には「隠れフェミニン」がいい。
デザインが男性的でも、着こなし方で十分女らしさを出せるんだと高橋さんの本を見て感じたのですが、そのポイントはやっぱり「抜け感」にあると思います。
抜け感って、一歩間違うと手抜きそのものに見えたり、ガサツでだらしなく見えたり、バランスが悪くなりがちなので、結構モノにするのは難しいと個人的に思っています。
それを大人の余裕でさらりとこなせたら…。
私はこれを隠れフェミニンと呼んでますが、ここで重要なのがそれを着るカラダづくりかと。
太ってる・痩せているということではなく、露出量で加減するということなのです。
「3クビ」ルールで女らしさを出す。
3クビって何?という感じですが、これらのパーツの露出を調整すると女らしさが出るんです。
1つ目が「首から鎖骨エリア」。
2つ目が「手首」。
3つ目が「足首」。
これらの部分は体の中でも細いパーツなので、くびれと置き換えて考えるとわかりやすいかと思います。
で、上記のパーツに対し、フェミニンテーストのファッションアイテムを加えるのです。
例えば首元にスカーフを巻く、手首にバングルやブレスレットを付ける、足首にストラップ使いがされたパンプスを履く。
…ね、これだと服を買わなくても、トレンドを楽しめるのではないでしょうか?
コンサバなりに、変化を楽しむ。
「私はこうでなきゃいけない」と思いがちなんですが、考えが硬くなると壁にぶつかった時にダメージが大きくなることも。
ファッションでいうと「似合わなくなったの壁」ですね。
それをしなやかに受け止めたり流したりするのにトレンドを活用して見るのも手、と思います。
ちょっと違う自分を知るチャンスを掴むことになるかもしれませんしね^_^
そんな視点で2016年春夏ファッションを見ていきたいと思います!