実は通用しない!知らずに使っているビジネスに関する和製英語23選
グローバル化が進む現在。日本にいても英語を使う機会が増えてきたのではないでしょうか。でも、一生懸命英語を話しているのに通じない、なんてことがあるとちょっと自信を失ってしまいますよね。
しかしその英語が通じない原因は、知らずに使ってしまっている和製英語が原因なのかもしれません。自信を持って英語を話すために、今回は外国人には通用しない、知らずに使っているビジネスに関する和製英語をまとめてご紹介します。
人を表す和製英語
1.サラリーマン
自己紹介で「I am a salaryman.」と言っても外国人には通用しません。「サラリーマン」は生粋の和製英語。英語では男女問わず「office worker」または「company employee」と言います。ちなみに「○○という会社に社員として勤めています」は「I work for ○○ company as an office worker.」となるので合わせて覚えておきましょう。
2.アルバイト、パート
「アルバイト」はドイツ語の「Arbeit(働く)」を元にした和製英語。アルバイトやパートの仕事は「part-time work」、アルバイトやパートで働く人を「part-time worker」と言います。「part-time job」だと「学生がする簡単なアルバイト」のイメージで、「part‐time jobber」と言えば、「フリーター」に近い表現になります。
3.ベテラン
「あの人はベテランだから」という場合には「expert」を使います。英語にも「veteran」という単語はありますが、どちらかと言えば「退役軍人」という意味で使われるようです。全然違いますね。
オフィス用品・文房具
4.パソコン、ノートパソコン
「パソコン」は「personal computer」を略した和製英語。しかしノートパソコンを略さずに「note personal computer」と言っても通じません。ノートパソコンは「laptop computer」もしくは単純に「laptop」と言います。「lap」は「ひざ」という意味で、「laptop」は「ひざの上に置く」というような意味になります。
5.コンセント
「I am looking for a consent.」(コンセントを探してるんだけど)と言っても伝わりません。「コンセント」はアメリカ英語で「outlet」、イギリス英語だと「socket」と言います。「consent」は「同意する」という意味の動詞なので要注意。
6.ホッチキス
「ホッチキス」は開発者のベンジャミン・ホッチキス氏にちなんだ和製英語。英語では「stapler」、芯を「staples」と言います。
アップを使った和製英語
日本人は「改善する」、「上昇する」というようなイメージで「アップ」を使いますが、これだけでは英語として通じません。
7.スキルアップ
「スキルアップしたい」という場合には、「I would like to skill up.」ではなく、「I would like to improve my English.」というように「improve」(上達する)を使います。また漠然とした「スキル」ではなく、「my English」や「computer skills」というように具体的にスキルの内容を述べます。
8.イメージアップ
「イメージアップ」もスキルアップ同様、「improve」(改良する、改善する)という単語を使って、「improve one’s image」と言います。「誰の、何の」イメージかをはっきりさせてましょう。
9.キャリアアップ
キャリアは「up」ではなく、「I would like to focus on my career.」と「focus」(集中する)を使います。
10.バージョンアップ
バージョンアップは「version upgrade」を略した和製英語。「upgrade」だけでも通じます。
サービスに関する和製英語
11.サービス
日本では「どうぞ、サービスです」と言って無料商品を配ることがありますが、サービスに「無料」という意味はありません。サービスで差し上げる場合は「It’s for free.」と言います。
12.クレーム
「クレームを言う」と言いますが、英語の「claim」は「請求・主張」という意味で、「不平を言う」というニュアンスはありません。「クレームを言う」という場合は、「complain」を使います。
13.マンツーマン
英語指導などでよく「マンツーマン」レッスンとありますが、これは和製英語。英語では「one-on-one」や「one-to-one」と言います。英語で「man to man」という「率直に」という意味になるようです。
14.モーニングコール
ホテルなどの「モーニングコール」は「wake-up call」と言います。ちなみに「wake-up call」はホテルの「フロント」に頼みますが、この「フロント」も和製英語。英語では「a front desk」または「a reception(counter)」などと言います。
15.オーダーメード
「オーダーメード」は「custom-made」または「made-to-order」と言います。「オーダーメード」は両方が混ざってしまったのかもしれませんね。
16.アフターサービス、アフターケア
「アフターサービス」や「アフターケア」は「after-sales service」や「customer service」、もしくは簡単に「user support」などと言います。
17.アンケート
「アンケート」はフランス語の「enquête」。英語では「questionnaire」と言います。
その他の和製英語
- 18.ブラインドタッチ:「touch typing」
- 19.ビジネスホテル:「budget hotel」「no-frills hotel」
- 20.フリーダイヤル:「toll-free number」
- 21.コストダウン:「reduce cost」「cost-cutting」
- 22.キャッチコピー:「advertising copy」
- 23.ノルマ:「quota」
まとめ
いかがでしたでしょうか。英語だと思い込んでしまっていると、あらためて調べることもなく覚えてしまっているものも多いのではないでしょうか。和製英語をチェックしてスムーズな英会話を目指しましょう。