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医師免許なくがん患者ら治療した疑い 3人逮捕
1月25日 14時25分

医師免許がないのにがん患者などに対し、注射などの医療行為をしたとして東京・調布市にある医療法人理事長の歯科医師ら3人が医師法違反の疑いで警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、東京・調布市の医療法人「秀真会」の理事長で、歯科医師の玉置秀司容疑者(58)と、NPO法人の代表、玉置公人容疑者(42)ら合わせて3人です。
警視庁の調べによりますと、玉置理事長らは平成25年から翌年にかけて、江東区にあった診療所「東京有明メディカルクリニック」で、がんの患者など6人に対して、医師免許がないのに注射などの医療行為を行ったとして医師法違反の疑いが持たれています。
警視庁によりますと、一緒に逮捕された玉置代表は山口組系の暴力団の構成員として認定しているということです。
これまでの調べで、玉置理事長らは、がんの「遺伝子治療」を行うとして、玉置代表らとともに患者を集め、指示を受けた看護師が注射や点滴で薬剤を投与していたとみられるということです。
警視庁によりますと、診療所の管理者の届け出は、別の医師の名義になっていたということで、警視庁はうその届け出をしていた可能性もあるとみてさらに調べています。
逮捕前のNHKの取材に対し玉置理事長は「医師の指導のもとで適切に治療を行っていた」と話していました。
玉置代表の弁護士は「代表は10年以上、暴力団に所属してない。容疑の認否は接見していないので、まだ分からない」と話しています。

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